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    明景ときは

    @t_myoke

    ダイ大やILの夢創作イラストやネタメモをあげる。
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    明景ときは

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    たまきず時空で温泉にいくイベント見たい~~~!って言ってた時の小話
    約1年前の台本描きだけど供養しておく。20240422

    ・何でも許せる人向け
    ・ほんの少し公式小説ネタ含みます。
    ・絆の勇者の名前をキズナにしています(性別は読み手の自由に捉えてください)

    フォロワーの秋野紅玉さん、ranatitiaさんに一部分の元ネタを提供してもらいました。
    ありがとうございました!

    温泉へ行こう!(外で修業をするアバンの使徒たち)

    アバン「はい! 今日の修業はここまで!」

    マァム「ありがとうございます!先生!」

    ポップ 「ふう~~~~……疲れた……
    先生の修業はやっぱり厳しいなあ。
    ここんとこモンスターの襲撃も多いしよぉ……
    たまには1日のんびりしたいぜ」

    ピラ「んもー!ポップはだらしないんだから!
     ……あら?あそこに人だかりが……なにかしら?」

    (ピラが示した先、町の入口付近に人がたくさん集まっている)

    アバン「こんにちは、何かあったのですか?」

    町の人「こんにちは……ああ! 絆の勇者様の先生じゃないですか!」

    アバン「チラシ……ですか? 『スパリゾートみらどしあ』?」

    町の人「はい、もうすぐオープンなのでこうして配っているんですよ。
    こんなところで絆の勇者様達に出会えるなんて、ちょうど良かった!
    今日はオープン前の最終調整をしているんですが、
    皆さん、良かったら遊んでいってくれませんか?
    お代は頂きませんから」

    絆の勇者「スパリゾートって……なに?」

    町の人「天然温泉やプール、ショーなどの催し物が楽しめる場所です!」

    ダイ「ショー?」

    レオナ「そっか、ダイくんは見たコトないのね。
    一度体験してみたらきっと楽しいわよ!」

    ダイ「へええ、そうなのか!」

    ノヴァ「すみません。その中に、サウナはありますか?」

    町の人「ええ、勿論!スチームサウナだけでなく、ミストサウナ、アイスサウナなど計7種類のサウナを取り揃えています」

    ノヴァ「すごいですね!」

    クロコダイン「? サウナ……とは?」

    ノヴァ「ふふ、体験してみてのお楽しみです、クロコダインさん」

    ポップ 「ありがてえ話だ~!
    これは行くしかないだろう!?キズナ、ダイ!」

    街の人「ええ、正直な感想を聞かせてください!
    絆の勇者様にはいつもお世話になっていますし、みんな歓迎しますよ!」

    ポップ「なっ!なっ!?これも人助けだよ〜!」

    マァム「さっきまであんなにへばってたのに……現金ねえ」

    絆の勇者「うん、みんなで行きたい!」

    ダイ「決まりだね!」

    ラーハルト「ダイ様が行くのなら、私もお供します。
    バラン様は……?」

    バラン「……人間は時には休息も必要なのだろう。
    お前も好きにするといい。私には不要だ……」

    ラーハルト「は……畏まりました」

    絆の勇者「ハドラー、何処行くの?」

    ハドラー「フン、勝手にしろ。
    お前らが仲良しこよししてる間も、オレは自分を高めるだけだ」

    ポップ「おおい、せっかくの楽しい気分が台無しになっちまうだろ!?
    こんなヤツらほっとこうぜ!」

    町の人「では、ご案内します!」

    ◆◆◆◆◆◆◆

    レオナ「到着〜〜♪……って、ええっ?」

    ヒム「なんでぇ……? 随分ひどい有様じゃねえか」

    (スパリゾートの中。
    嵐が過ぎ去った後のように、あちこち物が散乱している)

    街の人
    「えっ、ええ!?ど、どうして! 
    出発した時はこんな有り様ではなかったのに!? 
    一体何が……」

    お店の人「た、大変だーーーーー!
    モンスターが襲ってきて……!」

    アバン 「! みなさん! 怪我はありませんか!?」

    マァム「魔物達はどこに!?」

    お店の人「ああ、絆の勇者様方……
    え、ええ……軽症です……
    魔物達にもあっという間に逃げられてしまいました。
    ですが……大変なことが……!」

    絆の勇者「 大変なこと?」

    お店の人「アヒルを盗まれてしまったんです!!」

    ポップ「 アヒ……ル……?」

    お店の人「おもちゃのアヒルですよ!
    1000個ものアヒルを大量に浮かべる大風呂は、
    当施設の目玉なんです!!
    これが無いと、営業を諦めるしか……!!」

    ポップ「 お、おお……?
    (そ、想像がつかねえ……)」

    絆の勇者「大変だ! みんなで取り戻してあげようよ!」

    ダイ「そうだね、すぐに追いかけよう!」

    お店の人「本当ですか?ありがとうございます!さすが絆の勇者様!」

    メルル「探しに行くのなら、私を一緒に連れて行ってください!
    お役に立てるはずです」

    クロコダイン「ならばオレたちは、この場の片付けを手伝おう。ヒム!」

    ヒム「やれやれ。仕方ねえなあ」

    レオナ「手当ては私達でするわ。さあ、怪我をした人はこちらへ」

    マトリフ「ああ、オレたちに任せときな。ポップ、熱くなりすぎるなよ」

    ポップ「わーってるよ師匠!」

    アバン「さあ皆さんこの袋を持って。気をつけて行くんですよ」

    (アバン、クロコダイン、ヒム、レオナ、マトリフを残し
    残りのメンバーで探しに行く)

    ◆◆◆◆◆◆◆

    (真っ直ぐな道をひた走る一行)

    メルル「方角は……こっちです!」

    ポップ 「ったくよー! せっかく癒されに来たってのに、
    これだからミラドシアのモンスターは!」

    絆の勇者「 あ、あそこにいるのって……」

    ダイ「 あっ!ハドラーだ!」

    ポップ「 おーい!ハドラー!!」

    ハドラー「何だ、貴様ら……? 」

    ポップ「 こっちにモンスターが来なかったか? アヒル抱えたやつだよ!」

    ハドラー「 アヒ……ル……?
    ……ああ、そういえば。
    つい先程、モンスターの群れが向こうへ行ったな。
    雑魚だったので見逃したが……
    それがどうした?」

    ポップ「 それだあー!あんがとな!じゃ!」

    ハドラー「……??」

    (困惑するハドラーの横を駆け抜けていく)

    ◆◆◆◆◆◆◆

    (走り続ける一行の先にY字路が見えてくる。
    手を後ろにかざすヒュンケル)

    ヒュンケル 「ダイ、あれを見ろ」

    ダイ「! アヒルが落ちてる!」

    ヒュンケル「抱えきれずに落として行ったのだろう。
    どうやらここで二手に別れたようだな」

    ポップ「仕方ねえ……手分けして探すとするか!」

    ノヴァ「分かった。ダイ、キズナ、僕と行こう!」

    ダイ&絆の勇者「うん!」

    ラーハルト「そちらは任せたぞ」

    (ダイ、きずゆう、ノヴァ、ラーハルト

    ポップ、ピラ、メルル、ヒュンケル、マァム
    の二手に分かれ走っていく)

    ◆◆◆◆◆◆◆

    (ポップルート)

    メルル「見つけました! あそこです!」

    ヒュンケル「いたぞ!ム……そこにいるのは……フレイザード!?」

    (道の先にはフレイザード。
    まさにモンスターを蹴散らしている最中)

    フレイザード「ああ、なんだぁテメェら?!
    ぞろぞろと一体何しに来やがった!?
    それに、このモンスターはなんだ!お前らの差し金か?
    いきなり現れやがって目障りだから少し蹴飛ばしてやったが、
    ろくなもん落としゃしねえ。
    どいつもこいつも群れやがって、不快極まりねぇなあ!」

    ピラ「フレイザード! ちょうど良いところに!
    貴方もアヒル探し手伝ってちょうだい!」

    マァム「ピラちゃん!?……でも、うん……そうね。
    彼の力を借りたほうが、早く取り戻せるかも。
    お願い、フレイザード!」

    ヒュンケル「そうだ! お前も一緒にアヒルを取り戻すのだ!」

    フレイザード「アヒ……ル……?
    言ってる意味がわからねえ、ピンク女共も、ヒュンケルも、イカれてるのか?
    何でオレが人間の手助けなんざしなくちゃあいけないんだ!」

    ポップ「おおい、お前ら!フレイザード怒らせてどうすんだよ……!」

    メルル「ポップさんの言う通りです、まずは落ち着いてください!」

    ポップ「(いや、待てよ……? これはいける、か!?)
    へ!へえ~~~~氷炎将軍様ともあろう男が、
    アヒルひとつ取り戻すことできねえっていうんだな。
    そんなに自信がねえのかよ?随分落ちぶれたもんだぜ!
    それとも何か、そういうお前こそ、
    こいつらに盗みをやらせたんじゃねえのか!?」

    メルル「ポップさん!? それはちが……」

    フレイザード「なんだとテメェ~~~~!まぁた人のせいにする気かぁっ!?
    見くびるなよこのガキが!やってやろうじゃねえか!!」

    (バトルが始まる)

    メルル「すごい…… モンスター達が一瞬で……」

    マァム「私達の世界ではフレイザードに本当に苦しめられたんだもの。
    味方になると恐ろしいぐらい頼りになるわね……」

    フレイザード「どうだあ!!?これがオレの実力だあ!!!」

    ポップ「いいぜ! ついでにこのアヒル全部集めて袋に詰めてから
    おれたちについてきてくれ!」

    フレイザード「なぁに当たり前な顔してオレに命令してんだ!
    そこまでするわけねえだろバァカ!!!!」

    ポップ「いいのかあ? 
    これ持ってったら、たっくさんの人から″賞賛″されると思うぞ」

    フレイザード「!!……おい、なんだよその話。本当だろうな?
    このオレを騙してんじゃねえだろうなあ!?」

    ヒュンケル「ああ、嘘ではない。必ず感謝されるはずだ」

    フレイザード「カカカッ!だったらとっとと集めて行くぜエエエ!!
    嘘だったら全員ぶっ殺すからな!」

    マァム「ヒュンケルも、ポップも……
    なんだか、フレイザードの扱いに慣れてきたわね……?」

    メルル「大丈夫なんでしょうか……?」

    ピラ「うふふ、大丈夫よ。あたしの鍵はちゃあんと、
    フレイザードの絆と共鳴してるわ!」

    ◆◆◆◆◆◆◆

    (ダイルート)

    ノヴァ「いたぞ! あそこだ!………うッ!!?」

    ダイ「あれは……父さん!?」

    ラーハルト「バラン様!こちらにいらしたのですね!」

    バラン「ダイ、ラーハルト。何故ここに来た?」

    絆の勇者「アヒルが散らばって……
    モンスターがみんな、のびてる……?」

    バラン「アヒル……?ああ、これのことか。
    この魔物達が一斉に押し寄せて来たかと思えば、
    何故か皆正気を失っているようだったのでな。
    目を覚まさせてやろうとしたのだが……
    少し気を高めただけで、この通り気絶してしまったのだ。
    これもゼバロの息吹のせい、というやつかな」

    ダイ「そ、そう、かな……? うーん?」

    ラーハルト「流石です、バラン様!」

    ノヴァ「…………」

    絆の勇者「あ……の、ノヴァ……?」

    ノヴァ「竜騎将バラン……だったな。
    僕たちは街の人に頼まれて、
    魔物に盗まれた大切なものを探してここまで来たんだ。
    一見それほど価値はないように見えるかもしれないが、
    そのアヒルがそうだ。……礼を言わせてくれ」

    バラン「!!」

    絆の勇者「ノヴァ……!」

    ノヴァ「単刀直入に言おう。
    これを拾い集めて届けるのを、手伝ってくれないか?
    人手は多いほうがいいだろう?」

    バラン「(この少年は、私のせいで故郷を……
    まさか、礼を言われるとはな……)
    ……偶然そうなっただけだ。感謝される覚えはない」

    絆の勇者「バラン……」

    バラン「私は行かない。お前たちだけで戻るといい」

    ダイ「父さん……」

    バラン「……」

    ラーハルト「バラン様。差し出がましいことを申しますが……
    こちらをご覧いただきたいのです」

    (ラーハルトがバランに向けてスパリゾートのチラシを差し出す。
    チラシを覗き込む二人。内容を見て顔色が変わるバラン)

    ラーハルト「今しがた、気がついたのです」

    ダイ「……やっぱり、ダメなのかな。
    一緒に来てくれたら、嬉しいんだけど」

    バラン「…………分かった。手伝おう」

    ラーハルト「バラン様……!」

    ダイ「父さん!! 本当に?」

    ノヴァ「(なんだ……?何があったんだ?)」

    バラン「これを返しに行くだけまでの間だ。
    街の人が待っているのだろう?」

    (アヒルを拾い集める竜親子たち。
    キズナがノヴァの服の裾をひっぱる)

    絆の勇者「ノヴァ」

    ノヴァ「ん?」

    絆の勇者「さっきはありがとうね」

    ノヴァ「? 何の話だ?
    困ってる人を助けるなんて、
    勇者として当たり前のことさ。
    改まってどうしたんだ?」

    絆の勇者「ううん。でもお礼、言いたくなったんだ」

    ノヴァ「???」

    絆の勇者「へへ……早く集めて帰ろう!
    サウナ、楽しみだね」

    ノヴァ「ああ!」

    (スパリゾートに戻り、アヒルを無事届け洗浄をしてもらう一行。
    クロコダインやレオナ達の働きで、内装も店員の怪我もすべて元通りになっている)

    ・ショーを楽しむダイとレオナ
    ・プールで遊ぶマァムとメルル
    ・サウナで暑さに伸びてるポップとクロコダイン、
    ヴィヒタ装備でいきいきしているノヴァ
    ・マッサージと美味しい料理、お酒に舌鼓うつアバンとマトリフ
    ・お店の人に感謝されて大喜びするフレイザードと
    それを見て悪い気はしないハドラー(帰りの道中一緒に連れてこられた)
    ・ゲームコーナーの卓球勝負で白熱するヒュンケル、ラーハルト、ヒム
    ・アヒル風呂を満喫する絆の勇者とピラ

    それぞれが楽しむ中、一人露天風呂に向かうバランの姿。
    ラーハルトに渡されたチラシには、スパリゾートの目玉が複数書かれており、
    最後の一文に『アルキードの傍にある奇跡の泉と同じ泉質の露天風呂』とあった。
    「我ながら慣れないことをした……だが、悪くない気分だ」
    等と考えながら静かに浸かり、妻を思うバラン

    END
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