R18twitter企画【九龍要塞】交流返信世界はあんまり色彩がなく、何を食べても格別に美味くもまずくも思えず、心動かされるものと言えば数式、昔の科学雑誌の記事というところですかね。たぶん、この時代のこの要塞に生まれなくても、ウコは孤独だったと思います。

のっぺらぼうには見えていないです！　いわばある程度大衆的な美醜は分かるのですが、自分の目を通すと「あれのどこがいいんだろう」とか、「こんなに美しいのに誰も気づかないな」とかそういうズレが生じることもある感じですね。同時に、美しいと認識できるものに触れても、特に感動するわけでもなく……。乾いています。コイシちゃんを初めて間近で見た時、その桁外れの美貌に「うお、すげぇ別嬪」と心の中で驚くくらいの日常的感性は生きていつつ……。

ありがとうございます！！！　過去を語らせてください。まず、早熟で、学術に秀でた頭脳を持った子でした。元々、生家（富裕層です）が好きでなく、近所の幼馴染といつも過ごしていました。が、いつしか幼馴染へ依存して重くなって、支配（当人はそのつもりはない）を始めようとしたんですね。それに耐えきれなかった……、というより危険を感じたその人（と言っても当時12歳くらいでしょうか）に絶交され、それが、なお一層全てに心を鎖したきっかけでもあり、家を出る（無断です）時機ともなりました。ウコは普段の振る舞いとはかけ離れた、物凄い度合いの執着心を持ち合わせているため、彼なりに気を許したというか「好意を持った」その人のすべてを知りたがるし、ゼロ距離どころか、内面に食指を伸ばしてきます。定義は難しいかもしれませんが、フツウに考えて（友）愛というより、本当に、「執着」であり、「搾取」です。みひろ宅で１、２を争う、さまざまな分野の物事の基礎の飲み込み、また応用にも秀でた天才なのですけど、殊自分のことで、そう（執着）なってしまうと社会性がスッポリ抜ける。もしかしたら、先天的に何か忘れ物をしてきたのかもしれません。それか、まだ芽吹きの季節を迎えていないのかもしれません。意識下には覚えず、ひとり彷徨う幼子の自分を奥底に抱えています。幼子ですが「（多数の人間にとっては）怪物」と言えるので、万々が一誰かと意思の疎通ができても、価値観の共有は難しい。そのさまは悲惨ですらある。――と、そういう、うまくいかないすれ違いを描きたいと思っています（とうぜんながら、交流で強要はしません）。ところで、絶交された幼馴染の動向はその後も完全に把握しており、身を引いたように見せかけて弱みでも握って再度近づく機会を窺っていたのですが、数年前、ふとしたことでかの人は死にました。愈々心のバランスを崩し、遣り場のない怨念を抱え、どこにもいない怨讐にふつふつと苛立ちを覚え、バケモノ度加減に拍車がかかっているウコです。

ふぇい！　情報として利用できるものは何でも手に入れとく！　コイシちゃんがちからよわい人であるのをいいことに、あっさりゲットするウコ。コイシちゃん、石ツブテ投げつけてやれ！（？？？）　恐怖と警戒心という、ごく自然な情動を見せるコイシちゃん最高ですね……。それが表れて、かすかに血の気が引いたような、一層白い顔色になったらウコ、少し加虐心煽られちゃいますね。もちろん、何もしませんけども。

甘く見てますよね！　利用する気満々ですよね！　仕掛け作って頭に５トンの鉄塊落としてやれ！　コイシちゃん！　コイシちゃんの、控えめな、愛らしい動作にキュン。幼少からそういった躾も受けている育ちのためでしょうか？　それとも、元々、そういった気性なのでしょうか。本当、過去が気になります。

「自分にとっての不利益や不快を思うコイシちゃん」、すごくいい。先ほども書きましたが、とても自然体ですね。お人形生活を「仕事」としているけれど、ウコなんかよりも、人として生きている……。気取らず飾らす、自然に愛らしさが滲むコイシちゃん……。うっ……。いい。

地図～～！　コイシちゃんの受けてきた教育なども気になりますね。学問のほう、生活面、他……。元来、明晰な女性なのではないかと想像してしまう……。なぜコイシちゃんが生きるすべとしてお人形生活を選んだのか、或いは、選ぶ余地がなかったのか？

「まだ顔を合わせたくない」のはなぜですか？　詳しく！　嫌悪感？　恐怖感？　何となくのもやもや？　或いは地図ができていないから？　ほかの理由？（入れ食い状態で食いつくみひろたち）（影分身）

さて、ウコは当日、隠れ処広場のベンチに行ってみたら、先にコイシちゃんが来ていたとして、（……来たんだ）とまず思いますね。それまでも最近は、ちょくちょくここいらをうろついていたウコですが、先週の金曜日には会わなかったので……、何となく、勝手に（まぁ、来ないだろうね）と思っていました。予感ってやつですね。あっさり外れましたね。コイシちゃんの隣に腰を下ろしながら、「来たんだね」と呟くように言い、紙巻の軽いドラ●グを出して吸おうとして（ド●ッグを始めたのは最近からです。あまり効かないほうで、３本吸うとやっとダウナーになってくる。ご都合●ラッグで、気分が下がったり、悪夢を見るという程度のいくつかの効果が出るだけのものとしています。ただ、脳には生涯に渡る影響が出ると思われる。アッパー系は未経験）、ふとコイシちゃんを見遣り幾つか思うところあったのでやめます。そして、にこにこ顔で地図を出して見せるコイシちゃんに、（そんな顔もすんの。へぇ）と思いつつ、パッと素っ気なく地図をコイシちゃんの手からとると、片手で自分の唇摘んだり、その手を下ろして地図の線を辿ったりしながら、（だいたいは知ってたけど、ここは……）と、ごく狭い地下への抜け道ひとつ、知らないのがあって、何となく不快になります。コイシちゃんが、まさか地図を持ってくるとは思わなかったし、自分はここの地理に関しては自負があったので。（最近できたのか？）、直接行くか何かしてその道の実在を確かめないとと思います。薄く鼻から息を吸って「お疲れ様」と吐息の中で言って、何だか少し疲れたみたいに首を傾げ、「いくらで売る？」と尋ねます。もう内容は頭に入ったのですが、紙は手跡やすべての指の指紋を採取できるものなどとして価値を持っているので持ち帰る気です。ただ、総資産の半分よりも高額をコイシちゃんが示したら、適当にいなして買い叩き、紙はまた手に入れるとして置いていくくらいの心づもり。コズルイ。なめてますね！　ゲンノウで攻撃だ！　コイシちゃん！

よっしゃ、じゃあ、そういった、ひと気のない広場ということで！　むしろ、ウコが勝手に作った小さな小さな広場で、コイシちゃんが来た時（迷子か？）と思ったくらいの勢いで！　その後来た時は（道を覚えてしまったのか）と思って見逃していたということで！

広場の周りは、殺風景なんでしょうかね。生命力の強い雑草なんかが、昼夜を区別するために点る街灯の下に少しだけ芽吹いたりしてればいいのにな。無理かな。とりあえず、いつものように長文を送り付けます！　よろしくお願いします！！！　読むの億劫なレベルなのは自覚しております、のんびりどうぞ。