「探偵女子」【第1話 新聞部の少女】
翠里:あーあ…
翠里:平凡平凡 ヘイ!ヘイ!Bon!…
翠里:この平凡な毎日に潤いを与えるような 大事件がないものっすかねー
翠里:…ありゃりゃん!あれは!
烈:一体なんで浄化できなく なっちまったんだろうな… もう一回…運命…
翠里:烈君! あなた烈君っすね! ゆくところに事件ありの 学園のお騒がせボーイ烈君っすね!
烈:じょうわ!! なんだよいきなり!
烈:あれ お前って確か…新聞部の…?
翠里:みなまで言うな! そのとーり! 新聞部の超絶美少女エース記者とは この翠里のことっす!
烈:超絶美少女とか言ってねーし!
【第2話 彼女は名探偵】
翠里:だがしかし! 新聞部の超絶美少女エース記者とは 世を忍ぶ仮の姿! しかしてその正体は…!
翠里:人呼んで 超絶美少女天才名探偵! 翠里ちゃんっす!
烈:呼ばれてたら 世を忍んでねーじゃん
翠里:この翠里にかかれば どんな事件もたちまち解決っすよ
翠里:烈君 また何か事件があるっすよね さあ この名探偵に依頼するっす! さあ!さあ!
烈:そんなこと言われてもなあ… 今はラピスの汚染の問題で それどころじゃ…
烈:いや…ちょっと待てよ… 名探偵 ちょっと頼まれてくれるか?
【第3話 密談】
風雅:ここか…
ヴァイス:やあ 風雅君 よく来てくれたね
ブラック:…フンッ
風雅:校長先生はどうしているんだ?
ヴァイス:大人しいもんさ 大人しすぎて 何も喋ってはくれないがな
ブラック:沈黙が逆に 証明となることもある
ヴァイス:私もそう思う 見えてきたな… 裏でシナリオを描いている人間が
ヴァイス:…いや あれを人と言うべきか…?
翠里:…風雅君を尾けていたら 怪しい密談の現場を見つけてしまったっす…
翠里:流石は 超絶美少女天才名探偵っす!
【第4話 大人と子供】
烈:運命浄化ァ!
烈:うーん…やっぱりダメかぁ
???:くすくす…
烈:あ…子供に見られてた…
???:お兄ちゃん さっきから何してるの? 突然叫んだりして
烈:何って 汚染されたラピスをさ…
烈:…って お前みたいなお子様には わからないだろうけどなぁ お兄ちゃんくらい大人になると 色々大変なんだぞ
???:くすくす… お兄ちゃん面白いね
【第5話 お約束】
ヴァイス:そして問題の 汚染されたラピスを浄化する方法だが…
翠里:(むむむ…! この情報を烈君に持ち帰れば 探偵としての評判は更にウナギ登りで 超絶美少女超有能天才名探偵として…)
[ガタンッ]
ブラック:…誰かいるのか…?
翠里:ありゃん! し…しまった! にゃ にゃーん…
風雅:猫…? はっ! アルビレオさん! アルビレオさんが来ているのでは!
[ギィッ…]
翠里:ありゃりゃん…
風雅:キミは… 確か新聞部の…
翠里:くーっ 見つかってしまったからには仕方ない! ポップン対決っす!
【最終話 探偵ごっこ】
翠里:くーっ 負けたっす… ドジ踏んだっす…
ブラック:依頼者は誰だ? まさか こんな女が組織の…
翠里:プロの探偵は 死んでも依頼者を言わないものっす!
風雅:もしかしたら あいつが…
ヴァイス:まあ 探偵ごっこの範疇だよ 気にすることはない
ヴァイス:いいさ 依頼者に報告に行きたまえ
翠里:見逃してくれるっすか?! いやー 超絶美少女は得っす!
ブラック:…ヴァイス…何を考えている…?
ヴァイス:これでも教師なんでね 生徒の課外活動くらい 暖かく見守ってやるべきだろう?
ヴァイス:さて 風雅君… 忙しくなるぞ