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    【N5】

    @Pb__N5

    イドアズ、イドアズ前提フロアズ・ジェイアズ、女体化、オメガバ、大好き♡

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    【N5】

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    イドアズ♀・現パロ・年齢操作(双子11歳→17歳。アズ16歳→22歳)
    2023.3.21 「Seaside Azurite3」の展示作品です。

    18歳まで待てない。三つ子の魂百までとはよく言ったものである。
     双子が2歳アズールが7歳の時にお隣同士になった。双子の可愛さにアズールがメロメロになり、毎日お世話をする日々だった。少し大きくなれば遊び相手に、幼稚園に入る頃には少し勉強も教えるようになり今に至る。
     刷込み現象のように双子はアズールに懐き、アズールの後ろをついて歩いては雛鳥のように可愛さを無自覚にアピールしていた。
     なので双子は
     「「大きくなったらママと結婚する」」
     とは言わず
     「「アズールと結婚する」」
     と言う事になる。
     そしてアズールの返事と言えば
     「貴方達が大人になっても同じ事を言ったら考えましょう」
     で、ある。安請け合いするでもなく、否定するでもなく、アズールは返答した。
     そこから双子は事あるごとに結婚と言う2文字を言い続けたが、小学校に上がるとピタリと止んだ。
     アズールは寂しい気持ちと、大人になった成長の証だと納得する気持ちと、他に好きな子が出来たのかな?と推測をした。
     それでも双子とは毎日のように一緒に居たが、変化が訪れたのは双子が小学5年生の時である。双子の両親が海外に引っ越す事になったのである。
     双子は大いに駄々をこねたが、結局連れて行かれることになった。
     一緒に居れる最後の夏休みに入り、思い出作りにとアズールは双子と色んな所に出かけた。海・山・プール・遊園地・花火大会。双子が行きたいと言えば、連れて行ったのだが、
     「「ラブホテル」」
     と言われた時だけアズールは許容しなかった。
     すると今度は
     「「アズールとセックスしたい」」
     と言い出したのである。とんだ思い出作りである。
     「そう言う事は好き合ってる者同士で、然るべき時にするものですよ」
     と、答えると
     「僕達は好き合ってるんじゃないんですか?」
     とジェイドが
     「然るべき時っていつ?」
     とフロイドに言われ、アズールの最終的な答えは
     「貴方達が18歳になっても僕のことを好きだと言ったら考えましょう」
     で、あった。
     双子は
     「「離れ離れは寂しいから、遠距離恋愛になるけど付き合って欲しい」」
     と言う双子の願いも、アズールはお断りをした。
     「「せめてキスしたい」」
     と言う願いもアズールは却下した。双子はベショベショに泣き散らかしたが、何一つ叶わないまま海外へと引っ越した。
     そんな双子であったが、唯一の救いはスマホである。アズールは元々女子高生と言う事もありスマホを所持していたが、双子は小学生と言う事もあり持っていなかったのだが、海外に引っ越しをしてからはスマホの許可がおり、アズールと直接連絡のやりとりが出来るようになった。グループを作り、そこで毎日メッセージを送り合う。必ず双子はおやすみの後に「好きです」「大好き」と綴るようになった。
     それから6年後、アズールが大学を卒業する日に双子は帰国した。
     「アズールただいま戻りました」
     「アズールただいまぁ」
     ジェイドとフロイドに抱きしめられ、アズールは
     「おかえりなさい。2人とも随分育ちましたね」
     と、双子の頭を撫でた。
     「卒業おめでとうございます」
     「卒業おめでとうぉ」
     双子にお祝いされ
     「ありがとうございます」
     とアズール言うと
     「卒業袴似合ってますね」
     「ホールブーツとの組み合わせ、カッコ良いね」
     アズールの格好を双子が褒めた。
     「ありがとうございます。お洒落を頑張った甲斐がありました」
     「髪の毛、伸ばされたんですね」
     そう言ってジェイドがアズールの髪の毛をひと房、手で軽く撫でるように触った。
     「えぇ、願掛けをしていました」
     「願掛けぇ? 何の?」
     フロイドが聞いてきたが
     「内緒です」
     とアズールは言った。
     「それよりもお前たちの話をゆっくり聞きたいです。この後の予定はどうなっていますか?」
     「特にありません」
     「何の予定も入れてないよお」
     「では僕の家に来ますか?」
     アズールが言うと2人は喜んでついてきた。
     双子はアズールの部屋に入りたがったが、着替えをしないといけないので断る。紅茶を淹れリビングに2人を置いて、暫く待って貰う事数十分。
     「お待たせしました」
     アズールは部屋から出てきた。夕方に近くなって来たので、晩ご飯をどうするか2人に聞いみると、ゆっくり話をしたいから夜にピザでも頼もうという事になり、アズールはやっと腰を落ち着けることになった。双子の紅茶を追加し、自分用の紅茶も淹れる。
     2人の話を聞くとご両親はまだ海外で、双子だけが戻ってきた事。ここから歩いて5分もしないマンションに2人で住むこと。高校はその近くを選んだ事。海外での生活の話もしてくれた。
     双子はアズールの話しを聞きたがったが、特筆すべきことも無く、ひたすら勉学に勤しんだ話しかアズールは出来なかった。それでも双子は嬉しそうに話を聞いていた。
     「男の影がなくて安心しました」
     「ほんと合コン行きまくった、とか言われたら悲しくてその男達、ギューってしちゃいそう」
     ジェイドとフロイドはそう言ってアズールを見つめた。
     「何故僕が不貞を働いたみたいな言われ方しなければならないんです? そう言うお前達はどうなんだ?」
     「勿論僕達もアズール一筋ですよ」
     「オレ達の童貞貰ってね」
     2人はどうやら誰ともお付き合いをしなかったらしい。
     心の中でアズールは安堵すると
     「僕は強欲なので2人の童貞を貰い受けます!」
     と、ドヤ顔で宣言した。
     「「その為にもまずは……」」
     双子が同時に
     「僕達とお付き合いして下さい」
     「オレ達と付き合って」
     とアズールに交際を申し込んだ。
     「喜んでお受けします」
     とアズールは嬉しそうに返事した。
     ジェイドもフロイドも、とても嬉しそうに笑った。
     とても和やかで、この時アズールは気づかなかった。アズールが「双子が18歳になったら」と言っていたセックスを、営み方を調べまくった双子に前倒しで付き合う事になるとは。
     ジェイドとフロイドの執念勝ちである。
                                      【END】
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