無題「ねぇドーラ」
「なんでしょうリュウマ様」
「今度ドーラのこと抱いても良い?」
あまりに急すぎて飲み始めた水を盛大に吹き出してしまった。
「うわ、大丈夫?」
「ゲホッゲホッ…っりゅ、リュウマさま…今なんと……?」
「だからぁ、ドーラのことを抱きたいなって」
これは夢か?夢なのか?!
「!!!!???、リュウマ様が俺を!?俺を抱く?!俺なんてそんなリュウマ様に抱かれて良いような男ではないですっ、そんな…」
ただでさえ今こうして貴方に触れられて、目が覚めたら隣にいることが奇跡だと思っているのに…いやいや、今さっき僕のこと抱いたばっかだよね?と言いたそうにリュウマ様は面倒くさそうな顔でこっちを見ている。それとこれとは話が別で…自分でも何を考えているのかわからなくなってきた。
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