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    音操にとって友達ってなんだろう というモチーフで作りました! キャラの口調や時間軸などがおかしかったりするのは許してください! 誤字脱字ありかもです

    少し 寺子屋のお話も出てきたりします

    #@isolation_CT

    友達という肩書き「友達」とはなんだろう と自分は思う。

    寺子屋の皆は 皆友達 、 で 自分は先生 自分は友達ではなく先生として見られているのだ
    それだからこそ 皆に寄り添い 話しを聞き 仲良くすることが出来る

    生徒にこんなこと聞くことでは無いのだが 「友達」というのは何なのか とても気になった その生徒に

    「お主にとって 友達とはなんじゃと思う? 気になってのぉ、」
    と不思議げなく聞いてみる。

    「気軽く話せて、 遊べる子」
    元気に伝えてくれた、 確かにそうなんじゃがな 生憎そんな奴 思いつきそうに無い

    「ありがとうの 遊んできてええぞえ」
    そう その子に伝え、 その子は庭に遊びに行ってしまった

    皆 外で遊んでいるので 自分は1人で 茶を啜りながら ほっと一息つき

    あの子の言ってくれた言葉を 噛み締め、 考え始めた。

    後輩 知り合い 寺子屋の子ら 、しか 今はそこら辺しか頭に無かった
    自分は 口が達者だと思っている もう何年も生きているので 周りの人らの顔を伺うことなど容易い、 そういや 最近助けた〖雪だるま〗が居たような気がしたのだが 姿をあまり見ていない

    昔は おちゃらけで、 友達に溢れてて 感情豊かな 自分に嫉妬している
    アヤカシ
    時間と言うのは 人間を変える
    今では顔も忘れた両親も 歳を重ねるごとに悩んでいたのだろうか

    閑話休題、

    気軽に話せて 遊べる子……? 気軽に、?は いつも気を巡らせて皆に話しているから基本的には これでかなり絞れる

    後輩、? となると気は巡らせてはいないが これはあくまで 先輩後輩 なのだ。 友達と言うには 遠すぎるだろう、

    寺子屋の子達、? は さっき思った通り 先生 と 生徒 でしかないのだ
    自分は 先生だからこそ 生徒達は 話してくれる もし その器が 友達になってしまったら
    生徒達は 寺子屋に来てくれなくなるだろう。最近思っている 親離れ だな と思う。

    この子達が大人なって まだ寺子屋に来てくれたら 友達にはなれる しかしあと 何年後の話になるのだろうか

    【人生は 出会いと別れ】とも言われているのだ、 仕方ない のだろうか

    知り合いは 時が経てば 友達になり 、嫌なら 苦手な人 になるだろう

    友達という枠は 難しい 、 今日は 昔からのライバル に会う日だったとはっとする



    もう気づいた時には 生徒達は 帰る支度をしていた 。 時間が流れるのは短いと感じた



    「先生じゃーね」
    と 手をぶんぶんと 子を家へと送り 家の前で、

    「明日もくるんじゃよ? 明日のおやつはきな粉お餅じゃからな」
    と満面の笑みで その子を返した



    夜は冷え込んで はー と息をはくと 息が白くなる アイツはきっと上を着てこないだろうと察し羽織る物を持って、 自分も寒すぎるので 羽織るタイプの着物を着て来た。

    アイツと一緒にいる時は 角と尻尾を消すようにしている あやかしだと周りにバレたら 面倒なことになるだろうから、


    どうやって消しているのか? それは お爺ちゃんだから と いつも変な理由を付けて、

    待ち合わせ場所は いつもあの居酒屋で決まっている いつも通り5分前 に着いて 待つ
    アイツはいつも遅れてくるから時間を つぶす

    「おー 、待ったか?」
    と 少しかすり傷を付けた姿自分の前に訪れる

    「んー 強いて言うなら 早く酒が飲みたいのぉ……、」
    早く飲みたかったのは「友達」という話題を 酒を飲んで忘れたかっただけである

    「そうかよ お前いつも酒ばっか飲んで 子ども達に嫌わないの凄いわ」
    いや 飲んだあとには 匂いを消すための 花の香水?みたいな物をつけてるんだよ と
    言いたかったが 流石にこれ以上は我慢ならない と居酒屋に 入った




    「今日もおじさんの分 払ってくれよ ?」

    こいつはいつも 借金をしているな 自分のこれまでの奢り分を何時になったら返してくれるのだろう 、 多分 こいつが死ぬ間際のギリギリになるだろう と予想する

    「はいはい 、 わかっておる 儂の方がお金持ちじゃからの……」
    くすくすと刀義を煽るように カウンターテーブルに座る

    両方とも酒を頼み
    音操は 唐揚げと 焼き鳥を 、
    刀義は だし巻き玉子と枝豆を頼んだ ちゃっかり焼きそばも頼んだ

    「かー、 やっぱりここのおつまみは美味いな 」
    だし巻き玉子を食べながら 左手に酒を持ちながら 話しかけてくる。


    「そうじゃなぁ 酒とおつまみがなきゃ始まらないからのぉ……、」
    飲んで早速忘れようと 思ったのだが、 「友達」という言葉が自分をそわそわさせる

    もう言うしかない、 このそわそわを無くすために。

    「おう どうした? 箸止まってるぞ? もしかして来る前に食べてきたとか…」
    少し笑いながら 自分に声をかけてくる

    「食べてきてないぞえ 、 儂らって ……友達… なのじゃ……?」
    心配になりながら 下を見つつ 話しを続ける
    「儂 、 友達とか 居なくて… 酒仲間はいるんじゃが それって友達じゃなくて 酒がなきゃ 関わらないじゃろうし… 、 生徒達だって… 先生と生徒じゃろ……。 だから 友達… ってなんじゃったけ ……って……。今を生きる儂、 じゃなくて 昔の儂の方が 友達……居たような気がしたのお……、」

    しどろもどろになりながら 少しずつ 顔をあげ 酒を飲みながら 残りの唐揚げを食べる

    「…… そんなこと考えたのなぁ〜 お爺ちゃんの癖によ、」
    いつもなら、むきになっているのだが 今はどうしようも無い

    「今を生きろ、 そしてお前とおじさんは ライバルであり 敵 だろ 。そして お前はおじさんの 【財布】だからな」
    と言い 今は焼きそばを食べている

    そわそわが一気に晴れたような気がした 。すっと 冬の風によって手が肌寒くなるような 我を思い出させるような、

    「なんじゃ 財布って、 まあ 儂と刀義は ライバル じゃもんな  ライバルだから財布になってやるぞえ」
    ジブン
    にこにこと笑えて、 これが本当の 儂 なのだとわかった


    その後は 前見た 幽体離脱してた 雪だるまの話しをしたり、 色々な会話で盛り上がり 酒は 両方とも3杯くらい頼んでいた。


    「あやつは ライバルであり 儂の友である。」


    ~完~
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