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    夏naaa

    ここは墓場です。
    書き捨ても普通におきます。

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    夏naaa

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    クリスマス雑伊です。

    雑渡さんがパツパツの衣装を着ただけ。

    クリスマス「雑渡さん!メリークリスマス!」

    いさ子は雑渡にプレゼントを渡した。
    かなり大きい袋で、手渡されると軽い。

    「ありがとういさ子ちゃん。私からはこれ。」
    「わぁ!ありがとうございます!」

    雑渡から受け取った。
    包まれてるクリスマス用の袋から出して箱を開けると、可愛らしいランジェリー。

    「ざ、雑渡さん、これ…」
    「いいでしょ?いさ子ちゃんもそろそろ大人の下着をつけるといいかなって。」
    「え?でも、これ…」
    「手触りいいでしょー?今度着てみて見してね。」


    ランジェリーだと言っていたが、友禅染めされているものだ。
    いさ子が写真を撮り、画像検索すると出てきた値段に驚く。

    (ひぇ…こんなの着れない。)

    雑渡の方を向くと「今からでも着ていいよ?」と言われたが、「こ、今度着ますね…。」とスルーすることにした。

    今度は雑渡がいさ子からのプレゼントを開ける。

    「猫の抱き枕…」
    「可愛いくないですか?雑渡さんいつも私に抱きつくからあればいいかなぁ?って!」

    えへへと笑ういさ子に(人形じゃなくいさ子ちゃんに抱きつきたいんだけど)と思ったが「ありがとう、大事にするね。」と伝えた。


    二人とも穏やかにクリスマスプレゼントをあげ満足だ。 

    するとその時インターホンが鳴った。
    雑渡が荷物を受取にいき、帰ってくるなり「ちょっと待っててね!」
    と嬉しそうに寝室へ入っていった。
    いさ子はなんだろうか?と思いながら待つこと、20分。

    「あの?雑渡さん?」

    向こうにいるであろう雑渡に話しかけたが、反応がない。
    スライドドアをあけ、「雑渡さん?大丈夫ですか?」と中を除くと、雑渡らしき人物が正座をしていた。
    らしきと言うのは、着ている服が、
    肩出しトップスとミニスカートのツーピースタイプのサンタのコスチュームを着ていたからだ。

    「へ?雑渡さん??」
    「いさ子ちゃん、間違って注文しちゃったみたいで…。」
    「なんで、そんなことに…。」
    「多分夜遅くに注文したからだと…眠気がその時すごかったんだよね…。」
    「なんで着てるんですか…」
    「せっかく頼んだから勿体なくて…」
    「多分…逆ですね…それ、私が本当は着た方が良かったですよね。」
    「でも、いさ子ちゃんには大きいんだよ…」
    「それ女性用だから、私には大きくても雑渡さんには小さいですよね…。」
    「うん。」
    「パツパツですよ。
    ゴムだから伸びてるけど、限界まで伸びてますよ?」
    「うん…。」


    見れば見るほど滑稽なのだが、なぜか申し訳なくて笑えず。
    二人ともとうとう黙ってしまった。

    結局、なぜ頼んだかと言うと。
    隠しておいた花束をいさ子にあげたくて、その際にサンタさんの服であげたら喜ぶのでは?と思い注文したらしい。
    しかし、届いた服が間違ってる上、女性用でとりあえずは着たがいいが出ていくか悩んでいたとの事だった。

    もう仕方ない。とそのまま花束をプレゼントした。
    いさ子は、それでも雑渡が一生懸命考えた事が嬉しくて笑顔でお礼を伝える。

    「今年のプレゼントは雑渡さんですね?」
    「勘弁して。」
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