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    screamwanderer

    @screamwanderer

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    sky二次創作「ケープ振り合うも多生の縁」
    注意:男性×無性のカップリングがにおわせ程度に含まれております。

    何か言い争いをしたレヴとトロ
    お互いに今は口もききたくないという雰囲気からスタートする話

    胸にあるコアから血液のように光(コアボディ)がめぐってる設定なので脈に似た動作をしています。

    #sky創作
    skyCreation
    #sky星を紡ぐ子どもたち
    childrenSpinningSkyStars

    「ケープ振り合うも多生の縁」仲直りレヴは製薬室にこもり、トロはリビングでクッション抱えて寂しそうにふて寝しはじめる。
    窓の外からレヴとトロを交互に見てしょんぼりするレディ。
    しばらく時間がたった後、レディの嘶きが響く。

    どうしたという感じにでてきたレヴの首根っこを咥えてひっ捕まえ背中にのせる。
    しっぽにでも掴まってろよ、と言わんばかりに尾でトロをバシバシとひっぱたく。

    有無を言わさぬマンタ爆速で二人をつれさるレディ。
    着いた先は楽園で、尻尾からトロを叩き落としレヴもやさしめに背中から投げ降ろす。
    尻尾でトロをレヴにおしつけるレディ。
    とまどうトロに、うつむいて小刻みに震えるレヴ
    レヴ「…ふ、ふはっはっ」
    ゴロンと笑いながら大の字になるレヴ
    レヴ「そうだな、レディ。君を困らせてはいけないな」
    半分身を起こしてまだ戸惑っているトロを見上げる。
    レヴ「ほら、おいで。」
    レヴの手が差し出される、その様子を見てレディが楽園の空にひとり駆けて行く。
    レヴ「…お前の落ち着く場所なんだろう、ここは。散歩をしようじゃないか、トロ案内して」
    目は優しく、でも挑戦的な笑みをうかべるレヴ。
    トロ「…うん」
    手を取りレヴを起こす、そのまま手をつないで浜辺を歩き出す。
    ゆっくり、ゆっくりと、砂浜に二人の足跡を刻んでいく。
    お互いの心に足を踏み入れるように
    握られた手に感じるお互いの脈が砂に刻まれた跡を打ち流す波の音と重なる
    トロ「レヴにぃ」
    レヴ「うん?」
    トロ「…ごめん、なさい」
    レヴを率いていたトロの足が止まる。
    レヴ「そうだな、俺も悪かった」
    レヴがトロを率いて歩き出す。

    しばらくひっぱられていたトロが横に並んであるく。
    浜辺をこえ、草を踏みしめる。
    ト「…ここ、いつもくる」
    海を見渡せる草原で立ち止まる。
    座り込むレヴ、となりの地面をぽんぽんと叩いてトロを誘う。
    すわったトロの肩に頭を預ける、そこから耳元へやさしくささやく
    レ「…俺もお前も形は違うが言葉にするのが足りない、普段はそれでいいしそれがいい。」
    一往復頬ずりをする
    レ「でも、話し合わないと駄目なこともある。今日はそれだったってだけだ」
    ト「…うん」
    トロも預けられた頭に頬を寄せ、レヴがその頭をなでる。
    座ったままレヴを後ろから包むように抱き込む。
    少し離れた場所から聞こえるさざ波だけが残る
    宵闇への誘いか、それとも落ちる陽の最後の抵抗か、眩い夕暮れが二人の影を濃くする。

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