「やめろ! オレはあんたの恨みを買った覚えは……」
アドソンの震え声がゴミ捨て場にむなしく響く。
腰を抜かしたまま動けなくなっている彼の足に、ビニール袋を伸ばし編んで作られた手製の縄が絡まっている。どうにも罠に掛かってしまったようだ。
ゆっくり、ゆっくりとスパムトンが歩幅を詰めていく。折れた剣を握りしめて。
「恨み 購入履歴無し? HAHAHA そ でsね? アnタは何も買っては くれなか 何一つ 何一つ、、」
その表情は諦めと憎悪の果てのようだった。今のスパムトンは正気ではないようだ。
「アnタはワタ94を 、、 ど うせどうにも なら、な なら、、」
ぶつぶつと呟きながら、スパムトンがアドソンの目前へと迫る。
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