お礼のお茶はなぜか気不味い。「研究、手伝ってくれてありがとね。」
「いえいえ、こちらこそ。おかけで捗りましたよ。」
山中とはまた違う某サイト。白湖は優良博士に呼ばれて幻覚を見せるオブジェクトの研究の監修をしていた。そして今はそのあとの話。いろいろ仕事が片付いたあと、帰るまで時間があるということで優良博士がお茶の時間をとってくれたのだ。
(とはいっても三瀬にお茶の誘いは何回か受けたことはあるけど未だにどれがいいかとかよくわからないんだよな…アールグレイとかダージリンとか俺にとっては魔法の言葉にしか聞こえん。)
「ところで白湖博士、」
「はい、どうかしましたか?優良博士。」
「あなた、助手を気にかけているのね。」
「あー、まぁ…武出は大切な存在ですし、助手としても部下としても有能な存在ですから。」
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