酔っ払いにはイタズラを...!ドンドンドンと扉を叩く音がして飛び起きる。もしかして……と思い、急いで玄関まで向かう。そして扉を開けた瞬間
「たっだいまぁ〜♪」
と言いながら、その声の主は思いっきりオレに向かって倒れてくる。
「ちょっとキース、また飲み過ぎたのか!?」
「だってしょうがないだろ?最近いそがしくて、あまり飲めなかったんだからさ……すぅ……」
「えっと、とりあえずここで寝ないでってば!…もう仕方ないなぁ……」
と言いながら、肩を貸してそのままソファーまで運ぶ。
「とりあえず、お水持ってくるから、それまで起きてろよ。」
とその場を離れて、ダイニングキッチンの戸棚からコップを取りだし、そっと水をついで持ってきた時には、もうキースは完全に眠っていた。
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