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    nikami_jin

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    H'me Fheyの設定

    H'me Fhey
    ミコッテ♀(サンシーカー)
    「ひめって呼んでね♥」

     グリダニア近辺の村出身。
     みんなを癒やすキラキラの魔法を使う幻術士に憧れ、幻術士ギルドの総本山グリダニアに冒険者としてやって来た。
     薄ピンクの髪に白い肌、艷やかな唇に大きな瞳。顔の整ったとても冒険者とは思えない美人である。
     H'me Fheyは憧れの幻術士ギルドに加入し、早速地道な修行生活を開始した…そんなある日のこと。
     一体誰が入れたのか――愛用のカバンに入っていたのは見覚えのない本。幻術士の魔導書ですら読むのを嫌厭する非読書家だが、何故だかその本が魅力的に感じた。
     魅力に負けその表紙を開いた瞬間、意識を失ったH'me Fhey。
     次に目を覚ますとH'me Fheyは白魔道士にジョブチェンジしていたのだった。
     幻術士になりたての頃には見たことも聞いたこともないような、もっとキラキラかわいい魔法をいつの間にか覚えているではないか。
     しかし、最初に着ていたアイドルのような服とは打って変わり、今着ているのはとても地味なボロボロのローブ。周りの冒険者も皆一様に似たような服装をしている。
     「こんなお洋服いや!もっと白魔道士っぽい白いお洋服がいい!かわいいお洋服を着て、みんなをキラキラの魔法で癒やすの!」
     彼女の行動は早かった。
     おもむろにテレポをした先は、第一世界・「テンペスト」。一度も来たことがないはずなのに、足は勝手に磯の香りしかしないジメジメした海底を進む。
     その先には、海底には似つかわしくないクリスタルでできた工房があった。
     果たして、純白の生地に赤の差し色が映える白魔道士の装備を受け取り、意気揚々とグリダニアに戻って来たH'me Fhey。
     いざ武具投影(ふりがな:衣装チェンジ)!

     …………が、ダメ!
     何を隠そうこのH'me Fhey。
     エオルゼアやイシュガルド、アラミゴに東方、はたまた第一世界をも一眠りした間に救ったのにも関わらず、武具投影(ふりがな:衣装チェンジ)のやり方を知らなかったのである!!
     
     絶望するH'me Fhey。
     地味な装備ばかりの冒険者の中には極少数ではあるが、武具投影をしている冒険者もいる。その姿は燦然と輝く太陽に照らされた海のようにキラキラとしていた。羨ましくてしょうがない。
     グリダニアのマーケットボードに走るH'me Fhey。なんだか「ミラージュプリズムという触媒があれば、衣装チェンジができる」気がするのだ。 
     地味に遠いグリダニアのマーケットボードにはミラージュプリズムの出品がある。
     しかしその値段は、1個15万ギル程での取引……。いつの間にか増えた所持金5000万ギルが急に惜しくなる。
     高い。高すぎる…!!
     「ミラージュプリズムを手に入れる方法が他にもあるはず…!」

     かくして、H'me Fheyはグランドカンパニー本部へと走るのだった――。


     ――これは、ミラージュプリズムを巡り、世界を奔走するひとりのhimechanが、1等地の土地を手に入れるまでの物語。
     彼女の運命、そして知られざる過去……。
     ――――そしてH'me Fheyは、本当の自分を知る――――







     ――――その正体はGaiaDC Ultimaサーバー在住の一般冒険者、Connor Doyleが見た夢である。

     その日常のほとんどが単独行動の男にとって、フレンドやFC、はたまた街角の冒険者達からチヤホヤされるhimechanという存在は、どこか羨ましいと思う所があったのかもしれない。
     しかし、夢の中の彼女はとてもチヤホヤされるような様子はなく……。
     軍票を稼ぐため、白魔道士専門のhimechanとは思えない機工士やナイトのスキル回しでFATEやダンジョンを攻略、目にも止まらぬ速さでグランドカンパニーの上級官へ出世を果たし、FCに所属もせず、ただひたすら軍票をミラプリに換えマケボで売り捌く様は、とてもじゃないがhimechanに似つかわしくない。
     なんだか、自分を見ているような気がする――頭痛と悪寒がした。
     
     冒険者達からチヤホヤされ、男たちから貢がれ、相方のナイトくん誘われ固定PTに入ったり、毎日おはミコしていいねを稼いだり……可愛いメスッテであればそれが可能なのかもしれない。
     
     ふと、思い出す。
     Lハウスの広大な建物の中、ひっそり独りでベッドに入るH'me Fheyの姿。
     ――現実は厳しいのだ。

     少なくともConnor Doyleは、
     「まぁ、今のままでいいかな」
     とひとりごつ。


     ――これは、11月21日〜11月27日の1週間、Connor Doyleが毎日見た夢の話である。

     後にConnor Doyleはこう語る。
     「himechanはもういい…」

    11月28日を堺に、H'me Fheyの夢は、ぱったりと見ることはなくなった。
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    recommended works

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    PAST※暁月6.0メイン前提。
    エメ、トセルク、大好き!つづき。
    前作のように可愛い話にしたかったのですが、ちょっと違ったな。ゴメンナサイ

    タイトル通り花の香りの表現があります。苦手な方もいらっしゃると思いますので、お好みでイイ具合の香りだとお考えください……。

    ↓ヒカセンのひとこと
    インドでそういう風習があるらしいと見つけたので、やってもらった。
    エメ、トセルク、大好き!2 ~花の香り ヘルメスが先に向かった牙の園まで、4人で向かいます。
     ノトスの感嘆からナビを利用してゼピュロスの喝采へ移動すると、道沿いに鮮やかな花畑が見えます。
    「綺麗だね」
    彼女がそちらを眺めて顔を綻ばせました。
    「お花、皆好き。いろんなお花、創る」
     そこには様々な花が所狭しと咲き誇っています。足元に隠れるように咲く細やかな小花から、手を伸ばせと木の上から誘うように咲く花、宙を踊るように舞う花、人を飲み込みそうな大きな花も見えます。花の創造者達が好き好きに種を撒いていくのです。
     花は気持ちを伝える素敵なプレゼントのひとつだと聞いています。
    「ねえねえ、皆で、花束、作りたい!」
    3人を見上げると、ヒュトロダエウスが穏やかな顔を明るくします。
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