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    yuino8na

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    POIPOI 37

    yuino8na

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    ポイピクの投稿テスト。
    R-18にならないほどぬるいし短いです。
    付き合うとか、そんな言葉を通り越して支配欲でいっぱいの五乙が好きです。

    ##五乙

    瞳の呪縛 乙骨憂太が生活する寮に、了承どころかノックも無しに入ってくる人なんて、五条悟ぐらいだ。

     任務を終えたばかりなのか、制服姿のまま、いつも以上に呪力を全身から放つ男は、部屋に入ってくるなり憂太の唇を塞いだ。
    「んんっ、……っは、ぁ……っん」
     言葉も呼吸さえも奪われるキスと迸る呪力にぞくぞくと下肢が震える。おそらく、それなりに強い呪霊と戦ったのだろう。
     戦いの後、持て余すほどの力にどうしようもなく身体が昂る感覚は、憂太にも理解できる。特級は、等級で測れないほどの例外的な力を持つ者に与えられる等級だ。そんな力を全力でぶつけられる相手なんて、そうそう存在しない。
     だからこそ、いつも熱を持て余す。
     特級の熱を受け止められる者は、同じ特級だけだ。
    「せんせっ……んっ、っは、あっ」
     口腔を熱い舌で思うままに貪りながら、大きな手は服の中に侵入してきて、素肌を撫で回し爪を立てられる。
     抵抗しない憂太の身体をベッドに押し倒した五条は、そのまま憂太の上に跨り、上半身の服を脱ぎ捨てた。
     すでに憂太の服は胸元が顕になるほど捲りあげられ、熱に浮かされた瞳で夜闇に浮かぶ獣のような男を見上げる。五条がその両目を隠す白い布を取りさろうとした時、憂太は声をかけた。
    「目隠し、外さないでください」
    「なんで」
    「全部、見られてる気がするから」
     呪術師で五条の六眼に畏怖を抱かない者は居ないだろう。呪術師にとって術式は最大の武器だ。それを五条の六眼は容赦なく暴く。
     でも、憂太が目隠しを外さないことを望むのは畏怖よるものではない。あの宝石のような瞳に見つめられると、心の奥底まで暴かれるような気持ちになるのだ。
     すでに身体のことは自分自身でさえ知らない奥の奥まで知られているのだ。心の内ぐらいは隠していたい。
    「残念だけど、そのお願いは聞いてあげられないな」
    「なんで」
    「僕は憂太の全部が見たいからね」
     願いは叶わず、五条は剥ぎ取った布をベッドの下へと投げ捨てた。そのままのしかかってきた五条に、優太も服を剥ぎ取られる。
    「隠してても、見えるじゃないですか」
    「でも、見られた方が興奮するだろ?」
    「っ、んんっ」
     口元を吊り上げて笑みを作った五条に、また唇を塞がれる。
     暴かれたくない。そう思うのに、いつもこの熱にのぼせてなにも考えられなくなる。
     五条とは、いわゆる身体だけの関係だ。
     はじめての時も、こんな風に戦いの後の冷めない熱をぶつけられた。もちろん抵抗もしたし恥ずかしかったし痛みもあった。それでも、理解ができた。
     こんな剥き出しの呪力を受け止められるのは自分だけ。その一心で、五条の熱を受け入れた。
     それから繰り返し、もう何度目か分からないほど身体を重ねている。
     最初の時、全力で拒めば五条は止めてくれただろう。でも、憂太はそれをしなかった。
     その選択を、今では少し後悔している。
    (僕だけが、先生を好きだ)
     五条と対等に立てるという自負は、いつの間にか誰にも譲りたくない立ち位置になり、求められるだけだった身体が、自ら五条の熱を求めはじめた時には、もう手遅れなほど想いが膨らんでいた。でも、分かっている。守る側の立場である事を決めた五条は、きっと誰のものにもならない。
    「んっ、は……っ、あ、あっ」
     貪られるようなキスをしながら、五条の硬い指先が胸の頂を痛いほど抓って転がす。その刺激にじんっと下肢が痺れ、下着の中が窮屈になる。
    「ほんと、感じやすくなったよね」
    「だ、誰のせいだと……っ」
    「僕に決まってるでしょ」
     他に相手がいるなら、殺すよ。
     眇められた碧の瞳には嘘は無い。こんな凶悪な独占欲を心地いいと思っている自分は、とっくに狂ってる。
    「居るわけ、ないですよ。先生以外、誰が僕を抱けるんですか」
    「ははっ。わかってるじゃない」
     大きな手が頬から首筋をなぞるように動き、心臓の上で止まる。
    「憂太は、僕のものだからね」

     それでいい。この瞳の呪縛に自ら囚われたのだからーー
     



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    recommended works

    botangoton

    MEMO卒業後の五乙ネタまとめ。乙骨が教師になる世界線。乙骨、狭い賃貸アパートに住んでる。五条がよく家に遊びに来て、相変わらず狭い家だね~呪術師は給料もいいんだし引っ越したら?と言っても、一人暮らしだしこれぐらいがちょうどいいんですて返してたのに、ある日突然、キッチンが広い大きなマンションに引っ越したから

    また遊びに来た五条が、前より広くて良いね!僕んちよりは狭いけど。でもなんで大きいとこに引っ越したの?心境の変化?て聞いて、まあそんな感じですかねて乙骨は答える。乙骨は狭い部屋でも満足だったけど、五条が家に来た時に頭ぶつけそうになったり猫背になったりなるのが気になって引っ越したて話

    二年で飲みしてる時に引っ越しの話になって、なんで引っ越したんだ?て聞かれて、いや僕の家よく五条先生が来るんだけどすごく狭そうでさ…。壁や天井とほぼ接地してるっていうか…だからちょっと広くなれば過ごしやすくなるかなって。て答えて、全員にすごい目で見られる。

    悟のために引っ越ししたってことか!!!??て言われて、えっいや…そういうわけでは…?やっぱよく遊びに来る人が不便そうにしてたらよくないかなって。いやでも言われてみれば確かにそうだよね…。て言う。お前悟のこ 1058

    yuino8na

    MOURNING前作の続き。半獣人(獣族)なごじょさとると人間の乙の五乙。
    とりあえず書きたかった所まで書ききりました。以降続くかは未定です。

    今更ですが、注意
    ・呪術とか呪霊とか一切出てきません
    ・乙は成人してます
    ・里香と同棲していました(里香自身は出てきません)
    ・乙が五のことを「悟」と呼びます
    ・キャラいろいろ崩壊しています
    ・自分の書きたい設定を自由に詰め込んでいます。やりたい放題です
    空に誓い2「ご、ごめん。散らかってるから、適当に座ってて」

     共に玄関から入った五条悟より早く、乙骨憂太は家の中に急いだ。その途中、脱ぎ散らかしたままの服などを抱えて、洗面所に放り投げる。
     仲介所で悟とパートナー契約を結んだ後、まさかそのまま一緒に住むことになるとは思っていなかった。仲介所のオーナーであった夏油の話では、悟はここ数年あの仲介所に住んでいたらしい。迷惑じゃないなら連れて帰ってと言われたのだが、それ以前に悟が憂太を抱きしめたまま、一瞬たりとも離れようとしなかった。そんな状態で、「じゃあ、また後日」なんて言えるはずもない。
     仲介所を出るときは流石に腕の中から解放してくれたが、その代わり肩を抱いてずっと密着して歩いていた。外を歩くとき、再び悟はその瞳を黒い布で隠してしまった。彼曰く、「憂太以外に見せる理由は無い」らしい。それでも、長身に白い立派な耳と尻尾を持つ悟には、まるで獣の王の様な風格さえ感じさせ、外を歩くと注目の的だった。そんな彼に肩を抱かれて歩くのは、まるで悟に『自分の物』と主張されているようで恥ずかしく、なるべく周囲と視線が合わないよう、俯きがちに急いで帰宅した。
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    ne_kotuki

    DONE生まれた時から親戚付き合いがあってはちゃめちゃ可愛いがられていた設定の現パロ。人気俳優×普通のDK。

    以下注意。
    ・捏造しかありません。
    ・乙パパ視点。
    ・ママと妹ちゃんとパパの同僚という名のもぶがめちゃ出歯ります、しゃべります。
    ・五乙と言いながら五さんも乙くんも直接的には出てきません。サトノレおにーさんとちびゆたくんのエピのが多いかも。
    ・意図的に過去作と二重写しにしているところがあります。
    とんとん拍子も困りものもう少し、猶予期間を下さい。


    ◆◆


    「横暴すぎるだろくそ姉貴ぃ……」

    待ちに待った昼休み。
    わくわくと胸を踊らせながら、弁当箱の蓋を開いた。玉子焼きにウインナー、ハンバーグにぴりっとアクセントのあるきんぴらごぼう。そして、彩りにプチトマトとレタス。これぞお弁当!なおかずが、ところ狭しとぎゅうぎゅうに詰められていた。
    配置のバランスの悪さと、焦げてしまっているおかずの多さにくすりと口元を綻ばせる。タコもどきにすらなっていないタコさんウインナーが、堪らなく愛おしい。
    妻の指導の元、おたおたと覚束ない手つきで奮闘していた後ろ姿を思い出し、食べてもいないのに頬が落ちてしまう。

    「ゆーちゃんの『初』手作りお弁当。いただきま……」
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