【うちよそ】元オアシスの女神の片思い【サリシス】眠れず夜の街を歩き回り娼婦と勘違いされ困っていた私を助け、そして初めて会っただけで色のなかった私の世界に色をつけてくれたあなた。名前はサリエル殿と名乗っていました。
今は亡きかつて共にいたカザミネと初めて会った頃とは少し違うけれども似たような感情・・・そう、人は『一目ぼれ・ときめき』と言いましたっけ。私はサリエル殿を見た瞬間、それを感じたのです。
私は、あなたの事をまだ知らないし、好きな人がいるのかいないのかも知らない。
ーーだから、私は【ちょっと】頑張らなければならないのです。わがままかもしれないし無理難題なのかもしれないけども、願わくば、私は『あなたの恋人になりたい』。そう思ったのです。
嗚呼、でも・・・どうすれば私の方を見てくれるのでしょうか?どんな話をすればよいのでしょうか?残された女神の権能の力で遠くからこっそりサリエル殿を見てるだけしかできないなんて・・・我ながら、我ながらじれったすぎるものです・・・!