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    madara_san3

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    夏さよの自己満小説です。糖度高めです。語彙力はないし展開に面白みもない。でも夏さよは尊い。

    夏来自覚後さより自覚前の話大2の春3月くらいのお話です。

    ------------------------------------------

    (さわちゃん家で宅飲みのマブダチ三人組、酔っ払うとさらに無口&ぼんやり顔になるさより。)

    さより「………」
    夏来「さより〜〜、、あぁこりゃ完全に落ちたな」
    さわ「ぽいね、、夏来くん駅近いでしょ?送ってあげてくれない?」
    「はいよ〜、じゃお疲れ〜(さよりの腕掴みながら)」
    「おつかれー!ありがとね!」

    帰り道。
    「さよりー、せめて自分の脚で歩けよー」
    「…ん………」
    (…ちっか……)
    鼻息がかかるくらいの距離。…まつ毛なが。

    さよりの最寄り駅までと思ったが、さよりが自分の脚で帰れるとは到底思えなかったので、さよりの家まで送ることにした。

    さよ母「あ〜夏来くん、ごめんね、ありがとねぇ」
    「いえいえ、最寄り近いんで。」
    「ごめんね、今腰が悪くて…緋色も寝ちゃってるから、部屋まで連れてってもらえる?」
    「あ、はい。じゃ、失礼します」

    相変わらずの柏木家の匂い。…さよりの匂い。

    2階に上がって、さよりの部屋に入る。立ち込めた匂いと生活感に心臓が高鳴る。何今更緊張してんだ、何回も来てるだろうが…。

    そのままさよりの春物の薄手のコートを脱がし、ベッドに横たわらせ、布団をかける。さっきまでは辛うじて起きていたさよりだが、もう既に眠りについたようだ。

    真っ暗な部屋に、月明かりの青白い光が窓から差し込んでいる。当のさよりは酒臭いのに、甘酸っぱい匂いがして、、変な気分になる。

    「さより」
    名前を呼んでみても、彼女は目を覚まさない。
    「かしわもちお食べ〜…」
    彼女の好きな食べ物の名前を口にしても全く動じないので、ちょっと面白い。

    …時計の秒針音と、さよりの寝息だけが部屋に広がっている。

    ふと、彼女の少し開いた口元が目に留まった。
    唇は、木下から貰ったと喜んでいた口紅の色に、紅く染められている。

    …その鮮やかさに吸い寄せられるように、俺の、唇は、


    「ごめんねぇお茶もお出しせずに。いつもありがとうね。」

    その時、突然さよりの母が部屋に入ってきた。俺は咄嗟にさよりから離れ、さより母との会話を続けた。

    「あぁ、い、いえ、大したこと…」
    「この子ね、夏来くんと遊びに行った日には必ず嬉しそうに帰ってくるのよ。あんまり顔に出さない子だけど、分かるの。雰囲気が、とても温かくなってるのを感じる。」
    「………」

    (そう、なんだ…)
    俺はチラッと彼女の寝顔を見た。そしてさっきのことを思い出し、顔が熱くなるのを感じた。

    「あ、あの、俺、帰ります。そろそろ。」
    「えっ、あぁそうね、夜遅いものね。」
    「や、あの……はい。」
    「?」
    「あの本当に…すみませんでした……」
    「え、何が、、、」
    「失礼します」

    そのままさよりの家を後にした。


    顔を真っ赤にして帰ってきた俺をみて、秋は驚くと共に、何かを察したらしい。

    秋「…お疲れ」
    夏来「……………なんでまだ起きてんだよ」
    秋「はいはい、おやすみー」

    その後すぐに布団に入ったが、到底眠れるはずがなかった。
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