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    箇条書きプロット
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    【プロット】ミュズしら8話テレンスが運転する車、助手席にはクトラ。
    死体処理方法は適切だったのか、検索から辿られものがあるのではないのかとテレンスが尋ねる。
    クトラが調べた情報を見る限り問題無いと助手席で複雑そうな顔。
    ヒト、ヒトであったものから、物体として認識させる過程はテレンスが踏んだ。
    それ以降の処理はクトラが行った。
    人間に耐えられる作業ではなかった。だが、これも、クトラを、元俺である存在を。
    道具として扱うものだとすら思える。
    半々だ、とテレンスが言う。
    クトラが出来ない事は俺がやり、俺が出来ない事はクトラがやると。
    クトラは静かに頷いて、他に知っている事を思い起こすように口を開く。
    捜査を抜ける電子ルートをジョアンに教わったとも語る。
    話を聞くと、クトラには全てのジョアンの技術・知識・情報が入っていた。
    摘発すれば確実にジョアンの全てを終わらせることができたものであると。
    そしてフォルトゥナガーデンに打撃を与えられるかもしれないものであるとテレンスは考える。
    一方でフォルトゥナガーデンの実態までは知れず、確実性に欠け、失敗のリスクを思う。
    テレンスの呟きに、フォルトゥナガーデンに復讐するつもりなのかとクトラが問う。
    テレンスは、クトラと同じ名付のアニマトロニクスが登場したことを伝える。
    テレンスはそれを見て、まだP-SU技術による非人道的反応抽出は続いていると確信していると。
    クトラというスタートを親父は忘れておらず、クトラは間違いなく傑作であったとも付け加える。
    メルジアランドはクトラが居なくなってから再低迷しており、閉園。
    フォルトゥナガーデンを構想してから八年の間、開園にありつけなかった。
    今では着実に伸びているが、あの低迷の絶望を変え、再度失ったクトラを忘れてはいなかったと。
    他にあのネーミングとして付けられているアニマトロニクスは無かったと言う。
    ミューズ・メアント・トリプルセブン。
    クトラ・ショアンズ・トリプルワンが、アトラクションのアナグラムと1位を望まれ付けられた。
    ミューズも同じようにアミューズメントとラッキーセブンを掛け合わせたもの、と。
    クトラを名付けたのはテレンスで、親父しかそれは知らない。
    クトラと同じものを得る為の、願掛けみたいなものとテレンスは父の動向から知っていた。
    フォルトゥナガーデン、幸運の庭という舞台に添えた名。
    調べる限り、そのような名付け方は他ではしなかったと。
    それを知ったからこそ、自身の凌辱で稼いだ地獄が続いている事を知り絶望。
    ジョアンとクトラを殺して自殺するのが、自身に辛うじて出来る事だと考えていたと。
    クトラはかける言葉に迷い、今はどこに向かっているのかと問う。
    美容室だ、とテレンスは応えて、ハンドルを切る。

    顔と服装を整えたテレンスがフォルトゥナガーデン応接室の席に座る。
    正面にはフォルトゥナガーデンオーナーである父、ガーナウス・メルジェリア。
    すまなかったと言うガーナウス、今はこの通り繁盛していると。
    いつでも戻って来いと言って送り出したことを知っているとガーナウスは言う。
    テレンスは、ただいまと返し、あの事は必要な事だったと知ったと答える。
    今でも続いているのかとの問いに、息子には嘘を付けないと嬉々として計画を語る。
    スタッフ研修の期間も手配され、償い含みで内情に深く関わる立場に育て上げようという魂胆。
    ミューズというアニマトロニクスが今ある事も教わり、ラボに通される。
    P-SU技術のあの時の3年に渡る抽出は現在では技術進歩によって10ヶ月に短縮したと語る。
    アニマトロニクスに移し込めば後はモノに対する扱いだけで済む、と。
    この巨大な施設を創り上げるまでに価値を成し、テレンスもその価値に気付いてくれたと。
    そう父は語り、主任技術者たるジョアンの息子、ジョルシュを紹介する。
    そうして、テレンスはミューズの眠る保管庫にてミューズに初めて会う。

    テレンスは車に戻り、クトラを再起動する。
    クトラがどうだったかを尋ねる。
    テレンスは殺意を隠す事に苦労したと。
    死ぬ気になれば何でも出来るという意思を被せるのは生半可ではなかったと返す。
    運転しながらも、その上で得た情報をクトラに渡していく。
    未だにP-SU技術の因縁が続いている事。
    クトラの代わりのミューズを作ろうとしている事。
    主任技術者がジョアンの息子、ジョルシュだという事。
    クトラから提供されたジョアンのデータの見方を学び分かっていた。
    それが為に、ジョルシュは素人であると見てP-SU技術の情報を簡単に見せてくれた。
    オーナーの息子であるという専門家ではない相手という油断。
    そしてオーナーの息子の頼みとして断れなかった様子があった。
    ミューズのP-SU人格の元がクロエラ・フォルシーという少女である事。
    リスクは犯せなかったが為に住所は探れなかったが、抽出対象の選定の方法を聞いたと。
    ある地区の小劇団の少女だったと聞き、四つに絞り込めた為そこから探すと言う。
    毎月入金が行われているが、幸せなのかを確かめに行くと言う。
    もう時代が変わったのなら、古傷を抱えた俺は一人で死ぬ、と。
    クトラが、ずっと練ってたテレンスの為の公演プログラムを展開する。
    これを見るまで死なせない、と言う。
    テレンスは静かに運転する車のフロントガラスに目を戻す。

    小劇団を回って二件目でその名前は見当たった。
    もう一年も劇団には来ていないとの話を受けて車に戻る。
    10ヶ月の後大金が手に入ったからもう来なくなったのかとも分かるが念の為住所を聞く。
    劇団としては見習いであり欠けても問題無かったから確認はしていないとの事。
    その場へと向かうと、男二人に暴行を受ける少女。
    咄嗟に助けようとするが男二人は抵抗というより本気で排除しに掛かってくる。
    歯が立たず、テレンスが腕を折られる。
    クトラはアクターアニマトロニクスであるが故に暴力を振るう事が出来ず戦えない。
    テレンスが公演プログラムに一瞬見えたダンスを思い出し、クトラに踊れと指示。
    強引に男の手を引踊り、その間テレンスが鉄パイプで一人を殴打、もう一人をナイフで刺す。
    二人を瀕死にして転がし、少女に名を訊く。
    その名すら答えられなかった様子と、無数の札束。
    この子がクロエラなのか、と問うクトラにテレンスは応えず。
    知っている目だ、とだけ零す。
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