モブ花屋さん目線の話毎年夏になるとひまわりをよく買っていく音也
変装していても目立つので
それがアイドルの一十木音也だと気づいている花屋さん、今年の夏も彼は嬉しそうにひまわりを買っていく
だが今年の夏は少し違った、いつもと同じく自宅用かと思いきやラッピングをしてほしいと言われる、ああ珍しいなと思いラッピングに使う色に希望はありますかと聞くと紫と答えられる
紫のリボンでラッピングされたひまわりを彼に渡すといつもの元気な笑顔とは別の笑顔を向けられる、こっちを向いているがその笑顔は明ら別の人に想いを向けている笑顔…花屋にいるとよく見るその笑顔は恋人へのプレゼントの花を受け取る人がよくしている、特別に好きな人を想い溢れた笑顔
まあ、これだけ顔もよく何度か対応しているだけでも性格の良さがわかる爽やかな好青年、彼女の一人や二人いるだろうと彼が家とは逆の方向に去っていった後に適当な憶測を浮かべた
数日後、一十木音也と同じグループの一ノ瀬トキヤがたまたまつけていた番組にでていた
司会の人に8月6日誕生日だったんですよね
おめでとうございますと言われ
そのあとメンバーからお祝いされた話になっていた、適当にみていたがあるメンバーからもらったプレゼントに思い当たる節があるような?
「音也から〇〇とひまわりの花束を貰いました」
ひまわりの花束、以前一十木音也が買っていった…確かその日は8月6日…それって
一十木音也の想い人は……え?
人気アイドルグループのグループ内の以外な関係性を知って驚愕してしまう、昨今珍しくないとはいえまだまだあまり一般的ではないが…こういう関係アイドル同士でもあるんだな…
数日後、一十木音也がまたひまわりを買いにきたその横にはあの一ノ瀬トキヤが、ひまわりを渡した後幸せそうに家がある方向に帰っていく二人を見て自分も恋人作ろかなと思う、例年とはちょっと違う事がおこった花屋さんの話
・ひまわりついでに音也でなんとなく思う事
音也にとって約束の花であり、咲くことで希望があるはずだったのに、咲いた日に亡くなって…わりと漫画とかでこんな事あるとその花がトラウマのキーになったりするけど
音也にとってひまわりが嫌な思い出の花ではなく、お母さんとの思い出もある好きな花なのは
音也は人にしろ物にしほ悪い印象よりいい印象の方が勝るタイプなのかな?だからトキヤにしても態度キツくされて怒られたりしても、それより優しくされた事の方が印象強くて懐いているのかなとちょっと思ったり