misaka_mh☆quiet followDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)。巣作りできないオエ(番になったけどふたりとも気づかない)編。1。どうしたことかかぶとあわせ。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow misaka_mhDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)の続き。終幕です。お疲れ様でした。 そして―― ミスラという番を得てから、幾度かヒートを経験した。 ヒートになったΩが発するαを誘惑するフェロモンも、スノウとホワイトが言う通り番であるミスラにしか効果がないことも確認できた。その分、ミスラには効果がありすぎることも。 変わらずオーエンは自身のバース性を偽る魔法を用いていたが、ヒートになるとこれも乱れるのか、狙いすましたかのようにミスラが現れる。ミスラが言うには「甘い匂いがしたので」らしいから、実際狙ってきているのだろう。その後に起きたことは思い出したくもない。だが、ヒートの熱もミスラを相手すると治まるのも確かなので、困ったものだ。 周期を考えるとそろそろヒートが来るという日に、ミスラは双子と賢者の四人で北の国へ赴いていた。元々は北の魔法使いを指名しての依頼だったそうだが、ブラッドリーと協力してミスラをその気にさせてすべて押し付けた。オーエンとしても、ヒート中に団体行動など御免被るし、ミスラを遠ざけたかったのもあった。まさに一石二鳥だった。 2832 misaka_mhDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)の続き。 ミスラの魔法により引き出されたヒートは、一昼夜で治まった。 大量の書物を漁るより手っ取り早く情報を得たかったので、オーエンは夜間に双子の元を訪れた。絵の中に収められたスノウとホワイトは日中よりやや大人しい。 「番について教えて」 「あらあらオーエンちゃんったら」 「タダで教えてもらえると思ってるの?」 お互いの口元に手を当てて、小馬鹿にするように双子は言ってくる。オーエンは無言で絵を持ち上げてぐるぐると振り回した。きゃーという間の抜けた甲高い悲鳴が響き、やがて途切れた。絵の中でくるくる目を回している双子を何度か揺さぶると、二人は口々に文句を言った。 「何するんじゃ、オーエン!」 「人に物を頼む時の態度じゃなくない!?」 1419 misaka_mhDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)の続き。 2204 misaka_mhDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)の続き。 1647 misaka_mhDOODLEミス(α)オエ(α→Ω)の続き。 ミスラが妙なことを言い出した日から、オーエンは徹底的にミスラを避けた。 ミスラがいそうな場所には近寄らず、腹が空いたらネロを直接襲撃して食べ物を強奪した。訓練や任務などで招集された時も、双子に近い場所にいればミスラも寄ってくることはなかった。なぜか双子がそんなオーエンを気に入ってやたらべたべたと構ってくるのには、「うぜぇ」と直接口にしたブラッドリーと同じく辟易したが、現状、ミスラと双子を天秤にかければ後者に傾くので仕方がない。 ミスラのことだから、オーエンがΩであることなど数日もすれば忘れるだろう。あれはオーエンにそこまで興味がない。最近は奇妙な傷の所為で不眠だと聞くので、一度寝て起きたなら忘れている可能性もある。 3556 misaka_mhDOODLE不毛なミスオエの番外編。みすらと『彼女』。 7