いけないあそびをする女学院パロのにょたゆりのドラロナ(本番なし)
全寮制の女学院に通う2人は同室。
最初は理屈的で嫌味なお姉様と、いじっぱりで気の強い妹ですれ違いや喧嘩が多かったものの、想いが通じ合った今となってはお休み前のキスが二人の愛を確かめあう儀式のようなものになったころ。
日差しが麗かな土曜日。
午前中は2人で部屋の掃除をしてから、お互いの服をクローゼットから選んでランチにでかけて、買い物をしてから早めに帰宅して、あとはお部屋でゆっくりしようね。と微笑むドラルクの提案に乗り、じゃあ夜は一緒に手を繋いで映画とか見たり、ドラルクのご飯食べたりできるのかなぁ、とワクワクするロナルドちゃん。
ドラルクはいいところのお嬢様らしく(自分で実家が太いって言ってただけで本当はよく知らないけれど)、知識が必要なものや質の良いものを購入する時はいつも彼女に任せっきりのため化粧品や香水、最近はパジャマや小物に至る小さなものまで全部選んでもらっていて、それが少し嬉しいようなくすぐったい気がしてしまう。
金額も多分凄いことになってるし、自分にはそれに足るお返しができないことを伝えても「かわいい恋人にプレゼントしたいっていう私のお願い聞いてくれる?」なんて、綺麗な顔と私の大好きな赤い瞳でみつめてくるものだから。「お返しなんていらないの、きみが喜んでくれるだけで嬉しいんだから」なんて頬にキスをされて顔を真っ赤にするこちらの顔を見て嬉しそうに笑われてしまったら、そんなの、そんなの。頷くしか選択肢がない。『好きな人のお願い』ってずるい、本当にずるい。
そんなことを思い出しながら、今日も恋人に着てもらう服を考えながらクローゼットを覗きこむ。
今日は暖かいし、でも買い物にも行くから軽くて動きやすくて、でもやっぱり華やかなものが似合うからリボンのついたもので…日傘は黒が似合うから、黒のワンピース、それは前も着た?うーん…と口元に手を当てて悩んでいると、あちらはもう決めたようで、「ロナルドく〜ん!私決めたよ!」となかなかの上機嫌のようだ。
「今決めるから!待って!」
そう言いながら取り出したのは胸元がレースの透け感のある少しセクシーなワンピース。
今日はカフェに行くし、このワンピースを真正面から見るの好きだなぁ、だってセクシーでかわいいから。
最初に出会った頃なら思いもしなかったような考えにはにかみながらワンピースを手に取り後ろを振り返ると、満面の笑みの彼女の手には。
「今日はロナルドくんにこれ着けて貰う♡」
パール付きのオープンクロッチのえっちなショーツが握られていたのだった。
「えっ……???」
つづくかもしれない