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    _skmitk_

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    MOURNINGショゆじとめぐです 如何にもこうにもならなくなったので供養します 急に終わります
    めぐゆじ伏黒、オマエは自分のこと暗いとか言うけどさ……え、言ってなかったっけ?ゴメンって、怒んなよ、な?…うん、でさ、俺はずっとオマエのこといい奴だなって思ってる、今も。うん…うん?あはは、死ぬわけじゃねえよ、いや死ぬか。でも戻ってくるよ、多分。なんか廻るっていうだろ、知らねえけど……六道輪廻?ふうん。伏黒が言うからそうなんだろうな。……そろそろだ、ありがとな。つぎはおれじゃないおれで会いたいよ…なんつうか、ただ顔が見たい。オマエの。






    恵さま、お召し物にございます。
    恵は襖の奥、そんな声を聞いた。メジロの鳴き声が聞こえる。ゆびさきで弄んでいた広重の名所江戸百景を閉じて声をかけると、うやうやしく開いた襖の奥から、地べたに額をこすり付けた女中が現れる。恵さま、おはようございます、本日は善い天気にございますので、お庭に出られてはいかがでしょうか。サクラとサンシュユがきれいに咲いておいでです……そう深く首を垂れる。はぁ、そうですか、と恵が気のない返事を返しても、女中は身動きひとつせず、どうか…と言うだけだ。恵はため息をついて、女中のま隣、同じように頭を下げた子どもに声をかけた。
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