禁煙「ジュノ、俺は禁煙する事にした」ホヨルが宣言した。
「急にどうしたんですか、てか今年何度目?」ホヨルは事あるごとに禁煙宣言をしてはすぐに音を上げ、をくり返りしている。
「今日吸った直後エレベーター乗ったら、2人組の女子高生が俺のこと、臭っさ、このオヤジって言ったのが聞こえたんだ。オヤジもショックだけども、臭っさってのはもう…」ホヨルは悲しくてしょうがないという顔をしていた。
「それはこたえますよね…オヤジはまだしも臭いってもう、終わってますね」
「だろ?タバコの臭いで…加齢臭ではないと思うけど…、とにかく俺は禁煙する事にしたから。ジュノも付き合え」
「えっ何で俺まで?」
「お前が吸ってたら俺も欲しくなるだろ?!体に良いから付き合えよ!」
「うーん、しょうがないなあ、でも絶対先輩すぐに音を上げるからなあ…じゃあ吸ったら言う事聞く、というのは?」
「……えー何やらせんだよ?お金と痛いことはやだぞ」
「……コスプレ、ハメ撮り」
「は?」
「……いや、ペナルティこれくらいでかくないと」
「それペナルティならんくない?別にしてもいいし」
「……いいんだ」
今夜のメニューが決まり、禁煙は早々に失敗に終わった。