作中で小出しにしてる妖怪松を含んだ設定を晒してます。
『掌の上にて理に背く』を読んでいる方が話が通じます。
もちろん初期作品に矛盾なども大量発生してますが、松なので許される。
ともかく古語で言う、『厨二病のチラシ裏』です。
なおあくまで石塚の書いてる唐はじ話での設定ですので、公式やほか二次創作との混同のないようにお願いします。
公式設定に関しては省略。
〈作品は唐はじ(カラ一)を軸としていますが、他に大丁(おそチョロ)、あつトド、十カノ要素を含むことがあります。苦手な方は自衛ってください〉
……伝奇松……
赤子の頃に生き別れた六つ子。両親は不明(父親は松蔵……らしいが?)
伝奇6人には各妖怪松が憑いている。
憑いてるとは言っても守ってくれてるのでほとんど守護神。気持ち的には子孫みたいに思ってくれてる。
赤ツ鹿はもともと妖怪松が暮らしていた土地。
伝奇松たちは、自身に妖怪が憑いていることを普段は認識していない。大蔵と十四雄は除く。
妖怪松はこれまでも何人もの宿主(他派生)に憑いていた。その中でも今回の伝奇松にはなにやらターニングポイント的なものを感じている。
唐はじは時折「青行灯とはじめ」「九尾と唐次」の組み合わせでやり取りをすることがあるが、唐次とはじめは接触後しばらくすれば彼らの存在は忘れ、思い出すのは次に接触があった時となる。
【赤鹿 大蔵】
兄弟の中で唯一、自身に憑いてる妖怪(酒呑童子)と意識のやり取り、すなわち会話をする。
丁呂介に惚れているが、両想いになったらお前を殺すし丁呂介も廃人になる、と酒呑童子に脅されている。さらに、丁呂介の心か身体か、どちらかを手に入れるだけなら構わないと煽られ、丁呂介への対応を決めかねて苦しんでいる。どっちも欲しいに決まってんだろ。
酒呑童子を通じて妖怪松から伝奇兄弟への橋渡し的役割もこなす。
【青戸 唐次】
はじめと紫坂家で暮らしている。本人たちの間では婚姻関係と認識。万年新婚。
はじめに対しての愛と性欲の権化。
時折現れる九尾さまとは完全に義母と娘婿な関係。お、お茶をどうぞ……
編集部では編集長に怒鳴られつつ実際はかなり甘やかされているが、自覚はない。親子関係は編集部では秘密。唐次の方は親という認識はあまりない。編集長可哀想。
【緑土 丁呂介】
大蔵に魅かれながらも、その怪しい挙動に怯え困惑している。いっそ無理矢理でも奪ってくれよ。
大蔵に想いを寄せてからというもの色気が半端ないので時に好事家に眼を付けられる。(気付くたびに大蔵と酒呑童子が裏で処理している)
作品中では都合よくダヨ子がいないがちゃんと存在してる。……たぶん。
アイドルグッズ目的に東京に行くこともある。唐次に頼んで買っておいてもらうことも多い。はじめに頼んだ時は唐次にかなり怒られた。
【紫坂 一(はじめ)】
紫坂家で唐次と暮らしている。父の所属していた大学で、研究員とパート事務員を兼任。週の半分ほど働いている。
唐次に溺愛されているが、実際は自分の方が愛情は深い……と本人は思っている。
唐次以外にも可愛がられており、松野編集長も『息子の嫁』扱いで激甘い。(松野さんが言ってた『うちの嫁』って誰の事だろう……?)
九尾や青様も我が子同然(以上?)に可愛がっている。
【黄神 十四雄】
十四松。他兄弟が十四雄と呼ぶのは気にしないが、十四松。たかしは十四松兄さんと呼んでくれるので嬉しい。他の兄弟がそれぞれ憑いている妖怪とは魂が同じでも別存在なのに対し、十四松は十四松。なので犬神も十四松、十四雄も十四松。犬神=十四雄=十四松となる。分裂?するよー?
赤鹿にいつの間にか(『ふたたびの想い』後)建っていた犬神神社の巫女ちゃんと良い仲。十カノ。
【桃瀬 百々史】
何となく東京に遊びに行って何となく知り合った(化け狸トド松の計略)あつしくんと仲良くなった。あつしくんが何でも受け入れてくれるのをいいことに、いろいろ奢ってもらったり合鍵ゲットして部屋に入り浸ったりしてる。
あつしくんのことは表面的には金づる的友人と思っているが、深層心理では「あつしくんならまあ(何されても)いいけどー……」な状態。
……妖怪松……
天と地というふたつの勢力(最高位はそれぞれ天照と閻魔)に分かれていながら結集した魂の六つ子。天地とは人の死後に魂の行く先である天国と地獄……とは違う模様。
ある事件をきっかけに6人は身体を奪われ、その魂は久遠の時空の旅人となる。過去にも未来にも別世界にも飛び、各時代、各世界の同じ魂を持つ存在に憑依し、宿主を守りつつ六人の覚醒を待つ。宿主の身体を借りること、また滅多にしないが、取り憑いた宿主の行動をかすかながら誘導することも可能。全員の覚醒が進みかつある条件を満たせば百鬼夜行(あるいはそれに類するもの)を執り行い、次の時空へ飛ぶ。覚醒が成る前に宿主六人中一人でも命を落とせば、やはり次の時空へ飛ぶ。百鬼夜行の回数を踏むことが、身体を取り戻す何らかのトリガー?
なお、身体を失った事件の詳細に関して、チョロ松、一松、トド松は一部記憶を失っている。その事件には酒呑童子おそ松の犯した大罪が関わっており、本来おそ松一人が背負うべき罪を六人で背負うと決断したため皆で身体を失うことになった。カラ松はその際の記憶の消去に抵抗したため、おそ松の大罪に関しても記憶している。なのでおそ松としては唯一カラ松にだけその件で相談したり弱音を吐ける。
十四松はそも十四松なので全部知っている。
その事件より、天照(アマテラス)率いる創世の神と呼ばれる神々他高位の神は高天原へひきこもり人界には関わらないことを約束。閻魔も幹部(高位妖怪)の人界への流出は抑えるようになった。
なお、天照と閻魔にもそれぞれ上位存在がいるが、それは実は同一存在。すべてはその掌の上。
以降、人の世には実体を持つ高位の妖はほぼ見られず、天地の抗争も有耶無耶になり、いまや人界で見る下級〜中級神も妖怪もみな、人ならぬ者『妖(あやかし)』と呼ばれる。
【酒呑童子 おそ松】
恋人であるチョロ松を天側勢力に奪われ、狂気の元に闇落ちし天側の妖怪や下級〜中級神を大量虐殺。他兄弟や天照と閻魔の力でどうにか抑えたものの、その大罪から身体を奪われ久遠の時空に囚われることになった。本来は未来永劫の捕囚の身となるはずだったが、兄弟がその罪を六人で背負うと宣言したため罪業は分散され、いつかは身体を取り戻せるかもしれない……というところに収まっている。
【青行灯 カラ松】
青やら青行燈やら蒼鬼やら蒼夜叉やら青面金剛やら、百の名前を持つ男。もともと酒呑おそ松と双子で、二人で双鬼神とも呼ばれる。
優しくて冷静沈着。ただし、馬鹿(トド松談)。
九尾一松と駆け落ちする前はおそ松と共に地獄の大幹部を務めていた。
彼のいなり寿司作成技術は、自然と宿主に伝授される。
【大天狗 チョロ松】
何だかんだでおそ松と両想いになったが、途端に天側の奸計で天に連れ戻される。凄惨な出来事を経ておそ松に救われた際には廃人同然となっていたため、記憶消去の処置がとられた。おそ松への恋心も消去され(おそ松の受ける罰の一環)、現状では再度の恋心を抱くことはないとされる。記憶を取り戻せば恋心も戻るが、同時に廃人となった出来事も思い出すため、おそ松は苦しみながらもチョロ松が記憶を取り戻さないように動いている。今なお天地双方の残存勢力から狙われている。
【九尾 一松】
まだ未熟なうちに青行灯カラ松と駆け落ち。トド松の作ってくれたマヨヒガで長く暮らしていた。
天側の残存勢力から狙われることがあり、ある事件のあとは紫坂家に青行灯の力と組み合わせた結界を張っている。
面倒見がよく、自身が関わったり目をかけた者のことは、派遣した眷属や式神から時々状況を聞いたり、時にはこっそり助力したりしている。
【犬神 十四松】
兄弟とともに久遠の時空を旅するが、同時に赤鹿で常に犬神としても存在している(実体はない)。分裂可能なので。どうも兄弟の身体を守っている気配。兄弟を守ることを自身の使命としており、チョロ松を守れなかったことを深く悔いている。身体が無くても戦闘能力では閻魔も凌駕する最強戦力。チョロ松の時におそ松と同じく暴走しかけたが、おそ松に「これは俺の役目だ」と言って止められた。止められてなかったらビッグバンが起こっていた。
【化け狸 トド松】
雲外鏡を持ち、遠視、転移、空間操作が可能。果てはマヨヒガ等の建物も幻術的に作れて、もちろん化ける力も超一級。特殊能力では天照を凌駕する最高位能力者。時間、時空を操っているフシもある。
実はあつしくんとも、たかしとは別に交流を持っている。たかしがあつしくんと仲良くなった頃、身体を借りてあつしくんと話をしていると、「うん……。うん……。……ところで君、だれ?」とあっさり見抜かれた。かつての縁ある和尚とあつしくんは、生まれ変わりであっても別人。とトド松は割り切っており(あつしくんのおかげで一時の再会は出来た)、気さくな友人関係を築いている。もちろんたかしは知らない。たかしとあつしくんの関係は「こいつらおもしれー」と楽しみながら見守っている。あつしくんは特異体質。