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    ジン🧞‍♂️

    千ゲ置く用にします。

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    ジン🧞‍♂️

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    aoixxxstone

    MAIKING空の星になれない(2)
    千ゲ/復興後/名前のあるオリキャラ/男性妊娠/ハピエンですが道半ば/千空ちゃんの霊圧が消えた
     リビングのローテーブルに突っ伏して眠り込むゲンを、ゆっくりと抱き上げた。相変わらず薄くて軽い身体を、できる限り静かに、丁寧に、ベッドへと寝かしつける。肩まで上掛けを引き上げて、すう、と細く息をついた。
     赤く腫れた目元。痛々しいと思いながら、僕は少しだけうれしかった。ゲンは『見せたい』本心以外を、他人に見せることを良しとしない。それなのに今、こんな顔を晒してまで僕を頼って来てくれたのだと。
     ゲンは、この細い身体でいつも一際苦しい場所に立って、危ない橋を渡って、必死になって戦ってくれた。司帝国からの造反、モズとの取引、アメリカでのスパイ活動。どれもゲンが勝ち取ってくれた道だ。ゲンがいなかったら、僕は千空に出会うことすらできなかった。
     それなのにゲン本人はといえば『俺だけジーマーで場違いじゃない?スーパースペシャルレアの中にレアが混じっちゃってない?』なんて言っていたのだから、笑ってしまう。そこで自分をコモンって言わないところが、いかにもゲンらしい。結局、今に至るまでその認識はあまり変わっていないみたいで、僕らがSSRならゲンはURだってことは全然分かっていない。
     ねぇ、だって、千 3037

    aoixxxstone

    MAIKING千ゲ♀だけど千空ちゃん出てこないが羽京ちゃんが出てくる、わりと地獄みたいな話だし途中、メモ「千空ちゃんのお嫁さんになりたい……」
     管を巻く俺の隣で、羽京ちゃんが苦笑する気配がした。安い居酒屋のザラザラしたテーブルじゃない、丁寧に磨かれた飴色のバーカウンターに突っ伏して、俺はぐずぐずと鼻を鳴らす。バーテンダーのお兄さんも慣れたもので、空になった俺のグラスを下げて、黙って新しいお酒を出してくれた。いつものやつ。氷たっぷりのロングアイランド・アイスティー。
    「なればいいじゃない。ゲンが頼んだら、千空は断らないでしょ?」
    「それじゃ、意味ないの!」
     羽京ちゃんは優しいし紳士だけど、乙女心が理解ってない。そう言って詰ると、そりゃまあ僕は中学からずっと男所帯だし、と色気のない答えが帰ってきた。そういう問題じゃないと思うけど、アルコールで痺れた頭では、じゃあ何が問題なのか上手く指摘できる気がしなかった。
     若草色のパーティードレス、サテン生地のハンドバッグ、ドレスと同じ色のハイヒール、金色のロゴが箔押しされた紙袋、袋から覗く淡いブルースターの可愛いブーケ。見れば一目で分かる、結婚式に出席してきた帰りだって。
     突然バーに呼び出しても、羽京ちゃんはもう驚かない。今年、これで三度目だから 2074

    aoixxxstone

    DOODLE千→ゲ♀/先天にょた/幼なじみ
    惚れた女と一つ屋根の下で暮らすことになった俺の天国と地獄についての記録と考察「千空ちゃん、お待〜! えへへ、今日からお世話になりまーす! シクヨロ〜♪」
    「……おー、自分ちだと思って好きに使え」
     言いながら、千空は不自然にならない程度に、そっと視線を下げた。淡い藤色のワンピース。トップスの部分はレースで大人っぽく、ウエストラインから膝丈のスカートはシフォンを重ねたデザインで、幻のスタイルの良さが際立つようだった。──少しばかり胸元が窮屈そうに見えることに、言葉にならない気まずさを覚えて、千空はふいと顔を逸らす。
     二人が出会ったのは千空が十歳、幻が十三歳のときだ。紺の襟に白い三本ラインのセーラー服とプリーツスカート。或いは進学した先の、胸ポケットにワンポイントの刺繍が入ったブラウスと山吹色のリボン、ボックスプリーツのスカート。千空の大脳新皮質にあるのは、登下校時に見かけた制服姿の幻ばかりだ。私服姿を目にしたのは、偶然に都内の図書館で行き会った一度きり。普段のコンタクトレンズではなく黒縁の眼鏡をかけた幻は、シンプルな黒のニットセーターに、スキニーのジーンズを履いていた。いつもは見ることのないウエストから腰、細い脚へとつづく綺麗な曲線に、千空は跳ね回る心臓を抑えるのに必死で、ほとんど顔を上げられなかった。
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