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    さか@司愛され至上主義

    完全に俺得しかない作品をポイポイ
    支部では明るくて甘々でイチャラブなのを投げるけど、たまには不穏なものも書きたいなと思ったらポイピクにUPする。
    あとネタだけとか、メモ書きとか、書いてて飽きたものとか置く。
    使わないリストが増えたので整理のために全部消しました
    エロも含め全部相互のみ
    基本的に司総受け、司愛されしか置かない。
    司君愛されが性癖なので色々なカプが混在してる。

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    POIPOI 15

    彰司+寧々
    寧々視点。司バナー終了後。
    甘える姿を見ることができるのは、彰人だけなのだと、ちょっともやっとした寧々ちゃのお話。司くんはあまりしゃべりません。

    少女まんが めざしました

    いわれなくても今日は昨日と打って変わって春爛漫。
    購買でグレープフルーツジュースが買えた私は、上機嫌に外を歩いていた。
    しかも大サービスでもう一本。
    自分で独り占めしようかな、なんて思ったのだけど。

    「――あんなに頑張ってたし、労いの意味も込めて」

    念願のリオ役を貰えた、私たちの一番星。
    打ち上げはすべてが終わってからだというものの、少しぐらいのご褒美があってもいいんじゃない、なんて思って。
    流石にジュース1本だけじゃね、と思って、あいつが好きそうなお菓子も買って。
    確か、この辺りでいつもお昼ご飯を――…。

    「あ、いた――」

    輝く星のような、けれど、ほんの少しの夕焼け色の髪が見えて。
    タン、と、小走りに向かおうとした。
    その、時。
    視線の先には、オレンジ色の髪のひと。

    え、なんで。って思ったけど。
    2人は――東雲くんと、司は、こいびと、だ。

    そっと、伺ってみる。

    東雲くんはヘッドフォンで音楽を聞いている。
    そんな彼に、背後にくっつき虫のように、引っ付いてる私たちの、一番星。

    え、まって、なんで。

    というか、ほったらかしって一体どういうことなのか、と問い詰めていきたい所だけど、怒られそうだしね……。
    練習の合間にでも渡そう、なんて思って、来た道を戻ろうとしたとき。

    「…ん?」

    東雲くんが顔をあげて、こちらを見た。
    う、目が合ってしまった。
    流石に去るのも変だし(余計に怒りそうだし)恐る恐る近寄って。
    そうしたら「…ああ、草薙か」と呟かれた。

    「……何してる、の?」
    「見りゃ分かんだろ」
    「…そうじゃ、なくて。後ろ、の」

    言いたいことはあるけど、口から出た言葉はそれが精一杯で。
    きょとん、としながら、東雲くんは。

    「――センパイ、今までの疲れが溜まってたんだろうな。
    普段はうるせぇぐらいに話すのに、妙に静かと来た。」
    「―――え?」
    「とりあえず寝ろっつったんだけど、寝ないんだよこいつ」

    腑抜けた顔、彰人に見せられるか!ってぎゃーぎゃーわめいて。
    んじゃ、オレの背中にでも顔を埋めといてください。
    そしたらオレ、見えないんで。

    ――そう、東雲くんは言った。
    そうしたら司は、ぎゅううっと抱き着いて、しばらくしたら寝息が聞こえて。
    今に至る、のだそう。

    「―――。」

    その光景は、私たちでは、けして見ることが出来ないものだった。

    やっとのことで私たちに頼ってくれた一番星。
    けれど、それは、あくまでも、ショー関連のことだ。
    こんなふうに、けして、何処かで力を抜くことなんて、ましてや、甘えるなんて。

    私は、ましてや、司のこんな姿は、見たことがない。

    ――別に、いいんじゃないの。
    誰だって疲れてるとき、あるし。ましてや司、今回、頑張ったし。
    そう、言っていいんじゃないの――。

    私も、類も、えむだって。
    そう、思うのに。
    少しぐらい、よわいとこ、見せてくれても。

    でも、司は、一番星だから。スターであるから。
    天まで駆け抜ける、遥か遠くまで輝いて、私たちを導く。



    「……そっか。」

    ―――だからこそ、その役目は、私でもなく、類でもなく、えむでもなくて。
    ましてや、天馬さんや、青柳くんでもない。

    頑固者の、肩の抜き方を心得ている、東雲くん。

    もう、その役目は、私たちじゃないんだなって。


    私たちのスターを、一番星を、あなたに譲るのだから。

    「………幸せにしてくれないと、ゆるさないからね」
    「……………言われるまでもねぇよ」

    ぶっきらぼうにそう答えた東雲くんだけど、その先の答えは聞かなかった。
    だって、背中に引っ付いて寝ている司を横目で見る目は、とても優しかったので。

    司のためのグレープフルーツジュースと、お菓子を東雲くんに渡して。
    さて、戻ろうか、と思っていたとき。





    「……お前も、こういうとき、歌の1つでも聞かせてやれば、いいんじゃねぇの」

    ――言われなくても、そうするから。


    東雲くんの呟きに、せめてもの、ニヤリと笑って返してみせた。






    この時、私は、何も思わなかった。
    なんでヘッドフォンをして、音楽を聞いているはずの東雲くんと会話が出来たのか。







    「―――司センパイ、起きてるでしょ」
    「…………」
    「草薙がくれたお菓子とジュース、オレが全部食っちまいますよ?」
    「―――――なんで、おしえてくれないんだ」
    「教えたら教えたで、うるせぇと思ったんで」
    「…お前こそ、音楽を聞いているんじゃなかったのか」
    「音楽を聞いてたら、司センパイが寂しがると思ったんで」
    「だ、だれが、だっ……!!」
    「はいはい、昼休憩まで時間あるんでまだいいですよー」
    「―――むっ……鐘が鳴ったら、起こせよ」

    「キス1つでもして、起こしますよ。甘えん坊の一番星」


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    さか@司愛され至上主義

    DOODLEショート×ショート
    第1弾。
    気まぐれで増えるシリーズ
    彰司SSその1「司センパイ、好きです」
    「……はい?」

    目の前の後輩、彰人に呼び出され、目が点になった。
    真面目な顔をして何を言うかと思いきや。
    ぱちくり、とさせるオレに、彰人は「大好きなんです」と真顔で続け

    「初めて会ったときは正直関わりたくねぇと思ってたんすけど、段々と接する機会が多くて付き合っているうちに目が離せなくなったんです。今思えば無駄にデカイ声も心地いいし、正直オレを赤兎馬に選んでくれて感謝してるというかぶっちゃけあれで惚れたというかショーに夢に真剣に向き合っている姿に惚れたというか、こはねがフェニランガチ勢でよかったです。こはねのお陰でワンダショのショーはたくさん見ることが出来ましたし、トルペの時はそのこはねに恨まれもしましたけどまあいいです。とにかくトルペに時なんてまるでセンパイがトルペのようで目が離せなくてピアノの音色がまるで光が降ってきたような感覚ですごく綺麗でしたし最高でしたし、お正月も正直アンタに会えるなんて思ってもみなかったんで内心動揺していたんすけど、こういう時杏がマジ羨ましかったしオレもセンパイと歌いたかった!!!」
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