『アルバム』「ねぇ、ノボリ。」
「どうしましたか?クダリ。」
二人は早朝、ギアステーションに向けて歩いていた時に、ノボリの真横を歩いていたクダリは呟いた。
「ここ最近、バトル少ない。みんなも家か休憩室でしかボールから出してあげれない。」
バトルは年中しているのだが、学生にとっては新学期が始まり、大人にとってはさまざまな業種が繁盛期を迎えている今日この頃、挑戦者は通常よりもかなり減っていたのだ。
「そうですね……ポケモンフーズを与えたり、手入れをするぐらいしか、遊んであげれてませんね。」
「だからさ、今出してあげようよ。」
「しかし、今は早朝ですよ?」
いくら騒いではいけないと言っても、10体もいれば、それなりに賑やかになってしまうだろう。
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