幼少期捏造イサミベビーと兄貴ーズ「隆二ー!俺んちこねぇ?」
「え、なんで」
「弟!!自慢させろ!!!!」
「それが主だろ…まぁいいけどさ」
ガッツポーズを取り行こうぜと呑気な声で歩き出す将希を慌てて追いかける。
中学校から20分程度のところに将希のうちはあり、ただいまーとでっかい声で玄関を開ける。
後ろについていき、お邪魔しますと声をかけると奥からおばさんが出てきていらっしゃいと笑顔で迎えてくる。
「こっちこっち!ほらほらうちの勇!」
「いさみ?うわ、ちっちゃ」
ベビーベッドですやすやと穏やかな寝息を立てながら寝てる赤ちゃんはむにむにと口を動かしてモゾモゾ動いていた。
「かわいー…」
「だろー?」
「将希ー!アンタ手洗ったのー?!」
「あ、やべ!」
俺も慌てて手を洗いに洗面所へ向かう。
3503