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    btiotk

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    btiotk

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    ブレイサ(ギャルドライヴズ時空)『イサミん、今良いだろうか?』
    「スペルビア、どうかしたか」
    『今日の放課後遊びたいと思って、クピりんとヴァニもいくと言っておってな。イサミんたしか今日は塾もないと言っておっただろう?』
    「まぁないけど…俺なんかで良いのか?」
    『そんな釣れぬことを申すでない。たまには息抜きも大事であろう』
    「まぁ…、そうだけど…。うーん…俺で良いなら、良いよ」
    『感謝する、では放課後にまた話そう』

    先生が入ってきてスペルビアは自分の席に慌てて戻っていった。
    さすがギャル…ちょっと勉強わかんないところ教えてあげただけでこんなに仲良くしてくれるなんて。
    あ、そうだあとで姉さんに連絡して門限ちょっとすぎちゃうかもって連絡入れなきゃ。
    事前に連絡入れれば当日でもOKしてくれるので助かる。
    そういえば、クピりんもといクピリダスさんとは何回か遊んでるけどヴァニって誰だろう。
    大丈夫かな、俺みたいな暗い奴と一緒に遊んで。
    そんなこんなであっという間に放課後、スペルビアと一緒に昇降口まで行けばクピリダスさんと隣にいるのがおそらくヴァニさんだろう。

    『おっそいわよぉ!アタクシ化石になっちゃうかと思った…ってあー!あっ!あっ!!イサミん?!イサミんよねぇー?!嬉しいー!本当に来てくれるだなんてぇやだぁっ!アタクシヴァニタスって言うの!!よろしくね、あっヴァニって呼んでね!イサミんって呼んでいい?もう呼んでるだけどぉ!』
    「あうあうあう…」
    『落ち着きなさいヴァニりん、びっくりしてるでしょう。イサミん大丈夫です?ヴァニりんジコチューですから嫌なら言ってくださいね』
    「だ、大丈夫ちょっと、びっくりしただけだから」
    『少しは節度を持たぬかお主は』
    『あだだだ!だってうれしーんだもんぅ!!アタクシだって仲良くなりたいわぁ!!ぁだだだ!いつまでドタマ引っ掴んでんだよ羽付き野郎゛っ!!!』

    あ、こう言うところはあんまスペルビアとかと変わらないんだ。思わず吹き出してしまって、しまったとなる。
    流石に初対面でこんな距離詰められたとしてもこんなところ見て笑われて…

    『はわぁ…やだぁ笑顔めっちゃかわヨ…♡えぇーもっと笑った方がいいわよゥ!もったいないわァ!』
    『常々我らも言っておるのだがな、中々…』
    『まぁまぁ、良いじゃないですか。私たちといてくれるときはたのしーって事ですもん、ねー?』
    「う、うん…」

    クピリダスさんは楽しそうにガッガッガッと笑ってくれる。
    気を遣ってもらってしまっただろうか。
    あまり愛想がなくぶっきらぼうに物事を言う性格なせいで友達はあまりいない。
    クラス違いでヒビキとミユくらいにしか他に友達がいない。彼氏は一応いる、やかましいが良い奴だと思う。
    気がつくとヴァニタスさんはぎゅーっと俺と腕を組んでくっ付いて歩いている。ちょっと歩きにくいけど、まぁいいか。
    はじめにゲームセンターへ寄りUFOキャッチャーや簡単なシューティングゲームとプリクラを撮った。
    やはりプリクラの顔面加工された自分の顔はなんかもうちょっと苦手だ。でもみんなはやたら可愛い〜って言ってくれるので少し恥ずかしくなってクピリダスさんの後ろに隠れる。
    その後スタバへ寄り寒かったので俺は温かくて甘い奴を頼み、みんなは新作のフラ何ちゃらを頼んでいた。

    『イサミーん、おいしー?それ』
    「うん、一口飲むか?」
    『わーい、あったかーいおいしィー』
    「寒いんじゃん」
    『アタクシのも飲むゥ?美味しいわよォ』
    「いいのか?じゃあ…」

    ヴァニタスさんの一口もらうととても美味しかった。抹茶なんちゃらと言ってたがカスタムが呪文すぎたのでオーダーシールを撮らせてもらい次来たとき試そうと思う。

    『ブレべカスタム外せないわァやっぱり』
    『お主確かダイエットしてるとか言ってなかったか?』
    『ーーーのよォ!!!毎日飲まなきゃ!!!』
    『毎日飲んでませんか?』
    「でもこれ勉強するときちょうどよさそうだよ」
    『はいー、イサミんアタクシの味方ー!!!そうよねぇー!頭使うとき甘いもの取るわよねェ?!』
    「う、うん」
    『ならお次はテストに向けた勉強会でもしましょうかねぇ?頭使うならいいでしょう?』
    『ギャー!しまった!!』

    バタバタと走り出し追いかけていくクピリダスさんとヴァニタスさんを遠目にのんびりとスペルビアと歩く。

    「元気だなー…」
    『元気というよりアホなだけであろう。ところで次のテスト範囲で怪しいところあるか?』
    「あー、歴史なら──だと思うし、数学はなぁーどうだろ、証明系が多めに出されそうな気がするな。国語は…やっぱ──」

    次のテストの対策を一緒に考えて歩いているとダッシュで2人が戻ってきた。
    ヴァニタスさんが半泣きで抱きついてくる。

    『ゔー!!クピりんが虐めるのよォ!!!』
    『いじめてないです、ヴァニりんが調子に乗るからですよ』
    「よしよし、…とりあえず次はどこいくんだ?」
    『本屋に行かぬか?気になる書物があるのだ』
    「あ、なら俺も欲しいのあるんだ』
    『じゃあ次は本屋に行きますか、オラ!いつまでひっついてんだ半分魚野郎!!!』
    『ぎゃー!鬼っ!』

    クピリダスさんはヴァニタスさんを俺からひっぺがしてそのまま担ぎ上げる。
    ピチピチと暴れる姿は本当になんだか魚みたいに見えてしまいちょっと笑ってしまった。
    本屋に着けばバラバラに欲しいものがあるコーナーへ向かっていったので俺も料理コーナーへ向かい簡単にできるお弁当用のおかず本を手に取ってみる。
    するとクピリダスさんと一緒について来た。

    『あら、イサミんもされるんですか?』
    「まぁ一応…。まだ下手くそなんだけどな、いつも作ってやってるやつがいるからそいつに」
    『おや、おやおや…まさか、彼氏ですかぁ〜?♡』
    「っ?!あ、えっと」

    ──ぃ……!

    『ふふふっ、まぁイサミんくらいの良い子であればいて当然ですね。どんな人か聞いても大丈夫ですか?』
    「あ、あぁ…なんて言うんだろう喧しいんだけど、まぁ良いやつで…猪みたいなやつだけど素直で…」

    イサ──…!!!

    『…、…見た目ってどんな感じの?』
    「見た目?えーと、赤が目立つような…後声がでかいかな…体格もでかいけど…」
    『ちょうどあんな感じの?』
    「え、あぁそうそうあんなかん、う゛ぁああっ!!!??」
    『イサミぃー!!!!!どうしたんだ奇遇じゃないか!!やはり私達は運命で結ばれているソウルメイトならぬソウル夫婦!!これはもう結婚ッ!!』
    「ぎゃっー!!なんでいるんだテメェは!!!!!???」

    クピリダスさんが指した方向を見たら遠くからとんでもないスピードで叫びながらこちらへまっすぐ向かってきたブレイバーンが来ていて思わず叫んでしまった。
    そのままの勢いで抱き付かれてしまい悲鳴を上げたらヴァニタスさんとスペルビアさんがすごい勢いで駆けつける。

    『何事だ!!うげ、ブレイバーンではないか』
    『げ、ブレイバーンじゃないのよォ…ってなにアンタイサミんに引っ付いてんのォ?!!それはアタクシの特権!!!』
    「いやどっちの特権でも無いんだけども」
    『おやおやおや…北中の凶星とも呼ばれたブレイバーンさんがねぇ…』
    「へ?きょう、なに?」
    『ゔぁー!!聞かなくて良い!イサミは聞かなくて良いことだ!!!関係ないから!!』
    『え?なになに?どう言うことよォ説明なさいよ』
    『彼氏だそうです』
    『『別れろ!!』』
    「なにしたんだお前」
    『い、いや別にそのなんにも…』

    珍しく歯切れが悪いブレイバーンを怪しむがここでは迷惑になるので先に会計を済ませてすぐそばの公園で話を聞くことにした。

    「で?きょう…ナンタラってなんだ」
    『北中の凶星ですよ、ルイススミスと一緒に組んでいた不良中の不良です』
    『そうそうぉ、クーヌスがガチ惚れして金髪ちゃんの追っかけストーカーになってからはほぼ聞かなくなったけどねぇ』
    『ブレイバーンは危うき男だ、我は心配であるぞ。何かされてはおらぬか?大丈夫か?脅されてたりは?』
    「してないしてない!!不良に絡まれてたとこ助けてもらっただけだし…」
    『そうだそうだ!!私はただイサミに近づく不埒な輩をだな…』
    『あの噂本当だったのねェ…』
    「え、なに」
    『2人の共通項として好いている者が同じと言う噂だ、当時だと確か西中だったかにおると言う話でな。本来であればそこで対立するはずだったのだが…』
    『狙う奴らが多すぎるからって理由で共闘して、ばっかばっかと暴れてたんです。そしたら強いやつがいるってことで不良界隈の方に名が流れてしまって』
    『なまじ強いせいでその有名どころの不良達も倒しちゃったのよォ。体格ゴツいくせにすばしっこいからついたあだ名が凶星なのよォ』

    3人がじとーっとブレイバーンを見て首を振りため息をつく。ブレイバーンは非常に居心地悪そうにしていた。

    「でも今は違うんだろ?」
    『もっ、もちろんだ!!ルイススミスとは今も交流はあるが彼も彼でまた私と違った正義の心がだな…!!』
    「お前の話してんの今」
    『はい…』
    「好きな奴って俺のことか?ん?」
    『はい、そうです…』
    「ふーん、そんな前からなぁ…」
    『い、イサミ?あの、私は…』
    「普段一人称は?」
    『…ぉれです…』

    見る見るうちに小さくなっていくブレイバーンに色々聞きたいことがあり問いただしていく。

    『声小さっ!!』
    『というか我あやつの素顔初めて見たのだが』
    『私もですよ、いつも覆面被ってましたし。えーどうです?かっこいい?あれ?』
    『アタクシはありっちゃありだけどォ…ハンサムだしィ…でもねぇ、粗忽というか荒そうじゃない?なんか』
    『うむ、正直不釣り合いな気がしなくも無い。イサミんはなぜ付き合っておるのだ?』
    『お弁当作ってあげるくらいには仲良しみたいですけどもねぇ…』
    『えっ、そうなのォ?やだ優しい……でもあいつ隣高でしょぉ?いつ渡してるのかしら』
    『登校時じゃないか?それくらいしか時間あるまい』
    『さっきも本屋で簡単に栄養に気が使えるおかずセレクションとか買ってましたよ』
    『やだ健気っ!すごく早起きしなきゃ無理でしょぉそれ…えぇーやだぁ好き嫌い多そうじゃない?あいつゥ』

    『そこっ!!さっきから聞こえてるぞ!!!!やめろ!コソコソ言うの!!』
    「ふーん」
    『あの、イサミ隠していて済まなかった、けどあの、なんというか…わた、俺もだな、そのなんだ…』
    『あらいつの間にか俺になってるわ』
    「隠してた罰で口調もなんも昔に戻ってしばらく接しろって言った」
    『酷いことされたら言うのよォ?!!』
    『俺をなんだと思ってるんだッ!?』
    「大丈夫だよ、こいつ俺には優しいから」
    『イサミぃ!!』
    「やらかしたらリュウ姉さんに言い付けるし」
    『イサミぃ?!』
    『なら良いが…、本当に困ったら言うのだぞ?クーヌスにも助けを求めることもできる』
    『く、クーヌスはやめて欲しいんだが…』
    「そんなやばいのか?ん?んー??」
    『ちょ、あのイサミなんか俺のこと揶揄うの楽しくなってやしないか?!なぁ?!』
    「なってない、ふふっ…」
    『ぐぬっ…うぬぬ…』
    『惚れた方が負けだ、ブレイバーン。諦めよ』

    スペルビアに肩を叩かれてしょぼくれるブレイバーンを面白がってさらに揶揄うクピリダスさんとヴァニタスさんを怒って追いかけ回すブレイバーンを見ながら声をあげて笑ってしまった。
    なんだ、アイツもちゃんとアホな事してたしするんじゃないか。なんだか安心した。
    その後みんなとは公園で別れてまた明日となった、ブレイバーンと帰路についてもあの時の光景が離れなくってブレイバーンを見るたびに吹き出してしまう。

    「あー、面白…お腹痛い…」
    『笑いすぎじゃないか?』
    「そんなに拗ねるなよ、またみんなに笑われるぞ」
    『いざみぃ…!』
    「なんだよ、悪かったって。明日好きなもん入れてやるから機嫌直せよ」
    『…俺ハンバーグがいい…、あと卵焼きしょっぱい奴と』
    「はいはい」

    俺の家に着いて空になった弁当箱を受け取りながら、リクエストを聞く。ハンバーグと卵焼きのしょっぱいやつ、それからポテトサラダにご飯は大盛りが良いと。
    意外と子供っぽいラインナップでまた笑う。

    『だから好きなもん聞かれると困るんだ、子供っぽいものしか好きじゃないし』
    「いいじゃないか、可愛くって」
    『君にはかっこいいって言われたいんだが』
    「えー、なんで。やだね、かわいいねーブレイバーン君はー」
    『ちょ、面白がってるだろ君やっぱ!』
    「ごめんってば、あんま見せないからさそういうところ。嬉しくなっちゃって」
    『ぅぐ…』
    「普段もそうしてろよ、変に着飾らないでさ。俺そっちの方が好き」
    『うぇ?!えっ、ぁ、えっと』
    「俺の前でくらいはさ、もうちょっとわがまま言えよな」

    デコピンしてやり、そのまま家へ入ろうとしたら急に手を掴まれて転びかけるが、ブレイバーンに手を引かれて支えられる形になる。

    『本当に、言って良いのか?我儘』
    「は、へっ…えと…」
    『そのまま、動かないでイサミ』

    そっと顎に手を添えられて、顔が近付き見てられなくて力一杯目を閉じて口を結んでるところに柔らかいものが当たる。
    それが何かわかった瞬間頭がくらくらして、顔が熱い。

    『別れるとき、その…キス…させて欲しい』
    「は、はへっ…はひっ…ふぁい…」
    『…、…もう一回…いいか?』
    「何がいいんだ?」
    「うわー!!!リュウ姉さんっ!!!おかえり!!!」
    『ぐぇっ?!!』

    勢いでブレイバーンを突き飛ばしてしまったがさっきやっていたことを見られていないかヒヤヒヤする。

    「変なの、なんだ門限過ぎるって連絡来てたけど俺より早いな」
    「う、うん!寒くなってきたから早めに帰ろうって話になって!!」
    「何慌ててんだお前…ブレイバーン君も大丈夫か?立てそう?」
    『おっ、お気遣いなく…大丈夫です…多分…』
    「良かったらブレイバーンくんも晩飯食っていかないか?イサミの得意料理が献立なんだ今日は」
    「ちょっ、ちょ、姉さんいいからそんなこと言わなくて!!」
    『食べます、お邪魔します!!』

    即座に正座をして頭を下げるブレイバーンを引っ叩きそれを見てリュウ姉さんは面白そうに笑い、ふと何か思い出したような顔をしてとんでもないことを言った。

    「そうだ。イサミ仲が良いのはいいけど、往来の真ん中でキスするのはやめときなさい」

    次の日、ブレイバーンは包帯まみれになっておりまた新しい伝説を作ったとか作らなかったとか。
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    kanamisaniwa

    DONEデアアイ600年後√(子孫と再構築)、友情出演ヤチマ月の侵攻は、600年前よりも苛烈だった。
    月側は600年前のディアスポラ撃破をインシデントとし、少数精鋭での各島毎の殲滅に舵を切った。
    そのため、月の侵攻を空の民が認識したと同時に小さいが島が一つ落ち、翌日にはそのとなりの中規模の島に先行部隊のω3が侵攻。あっという間に空の民達を駆逐していった。
    だが、月側にもトラブルがないわけではなかった。

    (侵攻は計画より47%遅延。不確定要素を計算にいれても遅れすぎている。先代ω3ヤチマの離反だけでは理由として不十分だ)

    ω3の中でも戦闘に特化した最強の戦士であるデアンは、そんなことを思考しながら目の前に躍り出てきた空の民を一なぎにする。
    骨が砕ける音、悲鳴、逃げ惑う声、破壊音。
    そのどれもがデアンの興味をひくものではない。ただアドレナリン消費の足しになるだけだ。
    やがてあらかた砕きつくし周囲が静まり返ったときだった。
    かたり、とわずかに聞こえた物音、ω3のなかでも戦闘特化であるがゆえに拾えた音をデアンはたどった。
    慌てていたのか乱雑に隠された地下室への扉を蹴り破る。短い階段を降りたさきにいたのは、ひょろりと細い男だった。

    「まだ居たか」
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    kanamisaniwa

    DONEデアアイと残された大砲のお話、友情出演は偽デアン(幽世の輩)月の最上位の戦士達、ω3のうちファラとエルドは月で倒され、唯一デアンのみ空の世界で兵器ヤーマによって分解され倒された。
    組織、いや、組織の残存勢力をまとめたイルザ隊の最終報告書に乗っている事実はこの一文にまとめられる。
    それがどれほどの強敵であったか、それを知るのは実際に戦った者たちのみ……否、ごくわずか個人的なかかわりを持ったものも含まれるだろうが、ごく一握りだけだ。
    そして今、その極一握りの者たちが集結し、青い顔で突如おきた緊急事態にあたっていた。
    緊急招集をかけたイルザを中心に、元組織メンバーのゼタ、バザラガ、グウィン、騎空団を代表してジータとルリア、ビイ。そしてオブザーバーのアイザックだった。

    「そんな、信じられない……本当に、その拠点を襲ったのはデアンなのかい?」
    「間違いない。わずかに生き残った拠点の監視カメラの映像解析の結果がこれだ」

    終結した屈強な者たちの中で唯一風変わりな者、戦う戦士ではなくエンジニアであり、そして月の者たちと個人的なかかわりを持ったことがある唯一の空の民アイザックが青い顔で尋ねたそれにイルザが硬質な声でテーブルの上に写真を投げて答えた。
    そこには 8828