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    haco

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    haco

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    最初から最後までモブ視点です。

    付き合ったばかりのえさぼに絡まれるモブくんの話 体育の授業中。ペアになってストレッチをするのに、いつものように適当に目があった友人に声をかけようとしたところ、珍しい相手に声をかけられた。
    「またサボと喧嘩した?」
    「いや、してねえよ」
    「じゃあ、何でサボと組まねえの?」
     開脚する背を後ろからぐいっと押してやりながら、そう問いかけるとエースは少し考える素振りを見せて、
    「あれだ、お前と組みたかったから」
     と、名案を閃いたと言わんばかりのドヤ顔で言ってきた。そんなのに騙されるわけがないだろう。
     エースとサボとは中学の頃からの付き合いだ。中学三年間、何故かずっと二人と同じクラスで、同じ高校に通うようになっても、何かの縁なのか。こうして二人のクラスメイトをしている。
     二人とも良い奴だし、良い友人だとは思っているが、それは個々として見た場合。二人揃うと普通が通用しなくなり、何かと面倒臭いのが、エースとサボなのだ。
    「今回はどっちが悪いの」
    「何だ?」
    「またエースが調子乗って怒らせたか? それともサボがまた勝手したの?」
    「いや、だから喧嘩してねえし!」
     残念ながら、二人と付き合いが長いオレにそんな噓は通じない。
     同じ家から登校し、同じ教室で授業を受け、また同じ家に帰っていく。さらに休み時間も昼食時も一緒。離れたら死ぬシステムなのかと疑いたくなるほど、夏の暑い日なんかは見ているだけで鬱陶しくなるほど、二人はいつも一緒にいて、そしてその距離が異常に近い。よくもまあそんなにベタベタとしていて飽きないものかと何度呆れたことか。
     実際には血は繋がっていないらしいが、互いを兄弟と称するだけあって、とにかく本当に仲がいい。
     だけど、そんな運命共同体の二人にも例外があって、別々に行動する時がある。それが喧嘩だ。
    二人は仲が良い分よく喧嘩もよくした。そうやって一度喧嘩をしてしまえばたちまち口を利かないどころか目も合わさなくなってしまう。人目を気にしない二人は、その態度を隠すようなこともなく。あからさまな態度をとるものだから、わかりやすかった。
     今回だって、いつもは示し合わさずとも二人でペアになるくせに、こうしてわざわざオレと組んだくらいだ。そんなの、喧嘩をしているくらいしか理由が見つからない。
    「早く仲直りしろよー」
     と、だけ声をかけ、これ以上は何も訊かないことにした。
     何せ面倒なのだ。喧嘩中の二人は特に。関わるとろくな目に合わないことを知っている。何度オレがこの二人に振り回されてきたことか。そして、散々人を巻き込んでおいて、気づいた時には当事者たちは何事もなかったかのような顔でいつものようにぴったり寄り添い合っていたりするから余計にムカつくのだ。つまり、心配するだけ無駄というやつ。
     なので、今回もオレはいっさい関わりませんと宣言し、この話を終わらせようとしたのだが、エースがどうにも釈然としないようで、もう一度喧嘩はしていないと声を張り上げた。耳元で言われて思わず両手で耳を塞ぐ。エースはさらにムッとし、また大声を張り上げて少し離れたところで別の相手とペアを組んでストレッチをしていたサボを呼んだ。すぐにこちらを振り返ったサボにエースが手を振ってみせると、不思議そうにしながらも、ひらひらと手を振り返してきたサボを指差し、な? と、同意をもとめてきたので、わかったよと肩をすくめた。
     そんなオレの態度も気に食わないようで、エースはまだ何かぶつぶつ言っていたが、ここはスルーしてストレッチに集中した。
     今日の授業は野球をするらしい。ストレッチを行ったペアのまま軽くキャッチボールをして、紅白試合を行った。サボとチームが分かれたからか、試合中もエースはずっとオレと一緒にいた。
     さらに、試合の結果、負けたオレたちのチームが片付けを担うことになった際も、エースは何故かおれの傍を離れなかった。
     いつもなら、真っ先にサボにじゃれつきに行くくせに。やはり、喧嘩しているとしか思えない。きっと、そのことをオレに聞いてほしいのだ。だけど、オレにまた呆れた態度をとられるのが嫌で言い出しにくいのだろう。
     巻き込まれるのはご免だが、このままの状況もどうにもすわりが悪い。
     こうやっていつも折れてしまう自分がいけないのだろうか。仕方ないと一つため息を吐いてから、エースに話しかけようとした時、先にエースが何やら難しい顔をして、オレを呼んだ。
    「なあ、お前って彼女いたよな?」
    「はい?」
    「あ、別れちまったか?」
    「勝手に別れさすんじゃねえよ。今もラブラブだわ」
    「……だったらよ、その、キ、キスってすんの?」
     てっきり、サボのことについて相談を受けるとばかり思っていたから、予想外の質問に戸惑いを隠せない。目を丸くして、ぽかんとしたままのオレに、短気なエースはすぐにしびれを切らして、どうなんだよ! と切れ口調で答えを促してくる。それが人に尋ねる態度かよ、とついつい文句を言ってしまいそうになるが、ぐっと堪えた。
     エースは中学の頃から恋バナが苦手だった。誰が好きだとか、あの子が可愛いとか、自分の話をするのも、人の話を聞くのも小っ恥ずかしいらしい。今だってキスという単語一つ口にするだけで耳を赤くするくらいだ。きっと羞恥に耐えながら質問しているのだろう。そう解釈すれば少しの悪態だって微笑ましく思えるものだ。
    「そりゃあ、しますよ」
    「……どうやんの」
    「どうやってって、普通に?」
    「普通ってなんだよ」
    「こうぶちゅっと、ってエース……お前彼女できたのか?」
    「いや、いねえけど」
     エースは割りとモテる方にも関わらず、彼女がいるという話をあまり聞いたことがない。もともと恋愛に興味がない上、彼女ができるとサボと一緒にいる時間が減って困ると言いのけるくらいだから、まだまだ色恋沙汰には無縁だと決めつけていたのだが。そんなエースがキスに興味を示している。春の予感に違いない。思わずニヤけそうになるが、バレたらキレられそうなので誤魔化すように咳払いをした。
    「じゃあ、キスする予定でもあんの?」
    「っ、それも、ねえけど……」
     けどなんだ。さっきから煮え切らない答えばかりで、かえって深く追求してやりたくなる。だけど、エースの性格上、こちらが食い気味につついてしまえば、その分突っぱねて口を閉ざしてしまうので、ここは親身な振りをして受け身になるのがいい。すると、自分からボロを出すのがエースなのだ。
     どうやらエースは、キスに対してよほど興味があるようだ。彼女とのキスについてあれこれ訊かれた。あまりに真剣な眼差しを向けてくるものだから、こちらもつい熱がはいってしまい、本来の目的を忘れてキスについて熱弁していた。
    「そっと顔を近づけるだろ? 向こうが目をつぶったら合図だ。だけど、焦るなよ?」
     うんうん、と真剣な顔でエースが相槌をうつ。
    「そういえば彼女に壁ドンしてってせがまれたことがあったな。女の子ってちょっと強引にいく方がきゅんとするんだって。実際……まあ、悪くなかったよ」
     初めて覚えた言葉のように“壁ドン”というワードをエースは復唱する。
     そうやって、オレは次の授業が始まるまでエースのリクエストに応えて彼女との思い出のキスを語りつくしたのだった。
     結局エースのキスしたい相手については訊けずじまいとなってしまったし、サボとの喧嘩の原因もわからないままだ。



    「おれと組もう」
    「……次はサボかよ」
    「エースはよくて、おれはだめか?」
    「トンデモゴザイマセン」
     今度は英語の授業の時だった。
     隣の席の人と組になって英語の絵本を和訳するようにと教師が生徒に指示を出す。さっそく隣の席の女子に声をかけようとしたところ、突然この男が割り込んできたのだ。
     女子に席を代わってもらったサボは読めない表情でオレの隣についた。どうやら今日は厄日らしい。どうしてもこの二人に巻き込まれてしまう運命なのかもしれない。
     そして、やはり二人の間に何かあったのだろう。何やらいつもの喧嘩と違うパターンな気がするが、これ以上拗れて事が大きくなる前に。もう一度腹をくくって、首を突っ込むことにした。
    「喧嘩の原因をお伺いしても?」
    「喧嘩?」
     そんなオレの心配も他所に、さっそく課題に取り掛かっていたサボに控えめに問いかけると、サボは手を止めて顔を上げた。そして、頬杖をつくと、きょとんとした表情で瞬いた。
    「いや、エースと喧嘩中なんだろ?」
    「エース? エースがそう言ったのか?」
    「言ってねえけど、今日一緒にいないじゃん」
    「いつも一緒ってわけじゃねえだろ」
    「え、無自覚? こわいんですけど」
     あれだけ一緒にいて、自覚がないなんてどうかしている。だから、何度も二人は実は付き合っているなんて根も葉もない噂を流されるのだというのに、本人たちが何も気にしないどころかこの調子なのだからどうしようもない。
     それにしても、エースといいサボといい。喧嘩していないと言い張るくせに、どうして今日はやけに余所余所しいのだろうか。
     体育のペア組だけに限らず、今日一日あまり一緒にいるところを見かけない。だけど、いつもの喧嘩中の時のようにまったく喋らないというわけでもなく、すれ違いざまに一言二言喋っているところは見かけた。ただ、いつものようにベタベタしていないだけ。ベタベタされるとそれはそれで鬱陶しいが、逆に余所余所しいとそれはそれで何故か調子がくるってしまう。それに面倒だと言いつつも放っておけないから困るのだ。
    「お前らともいい加減付き合い長いしさ、何かあったことくらいオレでもわかるよ」
     オレがそう言うと、サボは頬杖をついたままゆっくり目を細め、ふっと笑った。その表情にどういうわけか気恥ずかしさを覚え、ついどもってしまう。
    「と、とにかくだ! お前らはただでさえ面倒なんだから、」
     言い訳のようなことを口走っていた。そんなオレの言葉に被せるようにして、サボはそれよりもさ、といきなり話をぶった切ってきた。
    「さっき、体育の時、エースなんか言ってた?」
    「……何かとは?」
     サボのこういうとこいちいちイライラしていたらキリがないので気にしたりしない。
    「……おれのこととか」
    「いや?」
    「じゃあ何話したんだ?」
    「あー、なんかキスについてやたら訊かれた」
    「キスか……」
     サボは顎に指を添えて、少し考えてからどんな話をしたのか詳しく聞かせてほしいと言ってきた。オレはそんなに人に惚気話をするタイプではないのだけれど、求められたのなら仕方がない。鼻の下を指で小さく擦ってから、エースに聞かせてやったように、彼女とのキスの思い出を語った。
    「それがあいつが初めてキスしてくれたときの話」
    「…………」
    「次は、修学旅行のときの話なんだけど……って、サボ?」
    「…………」
    「サボ! 聞いてんのか!」
    「え?」
    「え、じゃなくて、聞いてた?」
    「聞いてなかった」
    「でたな、要件人間」
     話せと言っておいて一体いつから話を聞いてなかったのだろう。じとりと睨みつけるようにすると、へらりと笑われた。悪びれる様子がいっさいない。
     それからは、もう完全にオレの惚気話に興味はないようで、さっさと課題を片付けようと促された。自分から訊いておいて勝手なやつだと思う。だけど、そんなことをいちいち気にしていたらサボと付き合っていけないので、気にしたりしない。気にしたりしないのだが、さっきから一方的にこちらばかりが答えているのは少し癪だ。
    「それよりさ、あいつ。エースだけど、彼女いねえって言ってたけど、本当のところどうなの?」
    「どうだろう」
    「キスする予定があるっぽかったんだよなー。サボなら何か知ってんだろ」
    「……さあな」
     率直に探ってみたが、結局はぐらかされてしまい、授業の終わりを告げるチャイムの音が鳴った。
     そうして、休み時間に差し掛かるや否や、今度はまたエースに話かけられる。ソワソワとした様子に嫌な予感がし、思わず白目を剥きそうになってしまった。訊かれることは大体予想できる。
    「ナンデショウ」
     つい片言にもなる。
    「……サボのやつ、おれのことなんか言ってた?」
    「ハァーー、お前ら本当にめんどくさい! もうオレは知らん! いいな!?」
     本当に一体何なんだろうか。喧嘩はしていないという割には余所余所しい。余所余所しいくせに、やけにお互いのことを気にしている。こちらが訊いても何も答えない、そのくせ二人の探り合いに利用されているだけのこの感じ。やっぱり巻き込まれるのは面倒極まりない。二人の兄弟喧嘩には金輪際関わらない。そう誓いを立てて、エースを振り払うようにして教室を飛び出した。



     そして、昼休み。
     いつもなら教室で食べるけど、二人から逃げるために食堂で食べることにした。
     その帰り道だった。何気なく窓の外を見た。すると、校舎裏にエースの姿を見つけ、思わず足を止めてしまう。
    あんな人けのないところでいったい何をしているのだろう。窓に近づいてさらに覗き込んでみると、エースは誰かと一緒にいるようだった。誰と一緒かはちょうど死角になっていて見えそうにない。
     今日はもう関わりたくないと逃げたのだから、さっさと立ち去ればいいものの、あんなところにいるのを見ると気になってしまう。もしかしたら、キスをする予定のお相手と一緒にいるのかもしれない。
     エースの立っている側にはおあつらえ向きな壁がそびえ立っている。オレが伝授したことをさっそく試そうとしているとしたら見届けるしかないだろう。
     しばらく話し込んでいるようだったが、ついにエースが動いた。ぶちかましてやれ! と、心の中で激励を送る。つい力んでしまい、手にしていたいちごオレが入っている紙パックを握りしめていた。息を殺して目を凝らす。
     しかし、次に見た光景にオレは絶句した。
     腕を引き、エースが壁際へと追いやったのは、なんとサボだったのだ。
     驚きのあまり紙パックを握りつぶしていて、ストローから吹き出したいちごオレが手に滴り落ちる。だけど、そんなこと気にする余裕なんてなかった。幻覚かと何度も目を瞬いて見たけれど、やっぱりサボで。何一つも理解できないオレの思考なんて置き去りに、レクチャーした通り、サボを壁際へと追いやることに成功したエースは、後ろの壁に手を着いて、サボを閉じ込めるようにする。
     そして、ゆっくりと影が重なるように顔を近づけると、鼻先が触れ合う直前でぴたりと止まった。その光景に思わずごくりと喉が鳴る。
     サボが目を閉じたのが合図だった。
     エースがそっと唇を押し付けた。それは数秒間合わさり、離れたかと思うと、エースは角度を変えてもう一度サボに口付ける。サボは抵抗しない。
     そして、何度か触れ合うだけのキスを繰り返した後、エースはぎゅっとサボを抱きしめた。そんなエースに応えるようにサボもエースの首に腕を回したその時だった。
     サボと目が合ったような気がして、咄嗟に物陰に隠れる。
     見つかってしまっただろうか。今見た光景にただでさえ混乱しているというのに、心臓がバクバクする。だけど、すぐハッとした。何も悪いことをしていないのに、どうしてこちらが隠れる必要があるのか。人に見つかる可能性がある校舎内でキスなんかしていた二人が悪いのだ。そう開き直って、もう一度そろりと窓の外を覗き込んでみれば、二人は相変わらず抱き合ったままで。まるで二人きりの世界にいるかのよう。
     本当にサボがこちらに気づいたのかはわからないが、とにかくこれ以上、関わるべきではない。今度こそ、その場から立ち去ることにした。
     だけど、これで余所余所しかったのも納得できた。喧嘩ではなく、むしろ前よりも仲良くなっていたようだ。
     初めは驚いたし混乱した。友人同士、しかも男同士のキスシーンを目撃してしまったのだ。無理もないだろう。だけど、ショックを受けるとか、気持ち悪いだとかまでは思わなかった。あの二人は普通ではないから。まああり得るかもしれない。そう腑に落ちてしまったのだ。
     あの様子からしておそらく付き合いだしたばかりなのだろう。関係性が変わったばかりの頃は、何となく一緒にいるのが気恥ずかしく思う時期だ。今日の二人はまさしくそれだ。オレにもそういう時期があったのでよくわかる。
     友人たちが自分たちの納得する形で幸せならそれでいい。だから、自分は何も見なかったことにして、二人の友人としてこれからも変わらぬ付き合いをしよう。それにやっぱり面倒ごとには巻き込まれたくないので。
     そう完結させ、その日は何だか無性に疲れていて残りの授業を受ける気にはなれず、適当な理由をつけて帰路についた。
     次の日、ホームルームが始まるまでの間、自分の席で友人と話していると、登校したばかりのサボが机の前にやってきた。軽く挨拶を交わし、差し出されたのは、紙パックのいちごオレだった。
    「間違えて買っちまった。お前好きだろ?」
     それだけ言って、すたすたと真っすぐエースの席へと向かっていった。
     やはり昨日、目が合ったのは勘違いではなかったようだ。その証拠にいちごオレ。おそらく口止め料だろう。迷惑料も請求したいところだか、それは昼休みに買いすぎたからと言って、エースに渡された焼きそばパンで手打ちにすることにした。



     それからの二人は相も変わらずベタベタとしている。
     こないだは屋上でサボに膝枕をしてもらって昼寝をするエースを見かけた。コンビニで買い食いをすればお互いに食べさせ合うスタイルもいつもどおり。二人揃って授業をさぼることもしばしば。寒い日は暖を取るように密度を高め、暑い日も暑い暑いと文句を言いつつ離れない。
     そんな二人の光景に誰も疑問を抱かない。いつも通り仲が良いと自然と受け入れているのだろう。だけど、二人の関係性を知ってしまったオレの目には、イチャイチャしているようにしか映らなくて、げんなりとする日々が続いていた。
     だけど、それもいつかは慣れるのだろう。というか、慣れてもらわなければ困るのだ。
     早く平穏な日常が戻ってきますように。今日も今日とて目の前でイチャイチャする二人を横目に、そんな小さな幸せを願うオレは、まだ何も知らなかった。兄弟喧嘩ではなく、痴話喧嘩に巻き込まれるという本当の恐怖を――。
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