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    chighag_glitter

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    chighag_glitter

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    世界観共有型ゆるゆる創作
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    神と魔女創作について 星の国と朝の国という隣り合う国がありました。
     朝の国は魔法が嫌いで、たくさんの魔法使いや魔力が使える人たちを処刑しました。老若男女関係なく「魔女」と呼ばれ忌み嫌われた魔法使いたちは、隣国の星の国に亡命することに決めました。
     星の国はひときわ探究心が熱く、魔術研究にも熱心な帝国でした。領土に逃げ込んできた魔女たちと利害が一致した星の国は朝の国と話し合い、星の領地に暮らす魔女たちには手出しをしないという約束を取り付けました。
     それから数十年。星の国は受け入れた彼らの技術によって発展した国となり、片や朝の国は古色伝統を守る深窓の国となったのでした。

     今でも朝の国に生まれた魔女の多くが星の国に身を寄せ、ある者は安寧を、ある者は栄光を手にして暮らしています。
     ……ああこれは余談ですが、魔女は得体の知れない神に魅入られることがあるとか。



    「そうだ。これは可哀想にこんな時代に生まれてきてしまった魔法使いたちと、彼らの輝きに惹かれた我々『神』のお話。」


    『煤と紙片とプレイアデス』


    ********************


    ☆魔女について
    貴方たちは魔法使いである。
    朝の国に居場所はなく、大半が星の国へと逃れてきた。魔術を極める者から生活に利用するだけの者、魔法を発現してしまっただけで制御できないまま逃げてきた者など様々である。
    貴方たちは神や先達の師を仰ぎ
    力をつけるもよし、広大な国土を旅するもよし、魔法という運命に抗うのもまた魔女の一生。星の中で自由を得て暮らしてほしい。
    そしてやがて、いつの間にか神にその小さな輝きを見出されているのだろう。

    *魔女の目覚めについて
    魔法使いは先天性の素質を持って生まれる者がほとんどである。素質とは魔力粒子を体内で保有しうる耐性を持つことである。魔力粒子とは魔法を使う際に必要なマナの一種であり、一般の人間が一定の量を吸収すれば身体に悪影響を及ぼすものである。そのため、これを身体の中で必要分持ちうること、欲を言えば体内で生成できることが魔法使いの最初のふるいなのである。さらに魔法を使うことにもまた違った点で身体に負担がかかるため、魔法を発現する際の大きさに個人差が生まれる。
    体質が関わってくるため、遺伝子の関係で多少なりとも魔法使いはその血筋から生まれやすいというのはあるが、全く関係のない一般家庭から突然生まれてくることも少なくない。

    *魔眼について
    目、視力というものはまず目を開けていれば入ってくる情報を脳に届ける仲介の役割を担っているのだから、『見る』行為そのものが力を使うものである。

    *呼び方
    『魔女』とは古より老若男女問わず魔法使いを呼ぶときに使われる言葉であったが、二千年前に一人の魔女を処刑した事件をきっかけに蔑称の意味を含むようになった。それ以降かつての災厄を想起させるため不吉な言葉となり、今では魔法使いを魔女と呼ぶのはマナー違反である。神が気軽に呼んでも、魔法使いを含め世人がこれを口にして得るものはない。
    朝の国出身の魔法使いをハーヌ、ハーヌちゃん(鶏)と呼ぶことがある。これも悪い意味に捉えられがちなため非推奨。

    *魔道師
    魔法を極め、生業とする者。


    魔法の杖
    非常に個人差のある補助道具。杖なしで運用できる魔法使いも半数いるほど。
    スタンダードなロッド、ワンドなどをはじめ個々の手に馴染むものが選ばれる。現在は万年筆や絵筆が術式の可視化と出力に長けているとして流行中。
    物好きともなれば、滅多に居ないが魔法の指揮棒に適しているとは思えない全く別の道具を杖として使用する者もいる。例えばランタン、時計、眼鏡等。この場合、多くは妖精の類との契約とその憑依媒体にしていることが多い。

    魔術
    太古に遡れば魔法は生活を守るための祈りであった。
    まとまりのなかった祈りが学問として研究されるようになったのが魔術、あるいは魔法学である。
    特殊なものでない限り、魔法の属性は水、火、風、大地の四元素に分けられる。一人の魔法使いが極める魔法というものはそう多くはなく、ほとんどが己の高めたい専門性を磨いてゆく。
    また、魔法使いの当否にかかわらず生き物には先天的に元素素質が備わっており、四元素のうち一個体に一つ、適性を持っている。非魔法使いにとっては自分の適性が何であれ生活に関わりがなく知らずとも問題はない。しかし魔法使いにとっては己の持つ元素素質によって使える魔術が決まるため初めに調べておくことが必須事項である。
    元素素質がどのように決まっているかは現代においても定かではない。シンプルな血統主義を唱える者や、命を授かる際に四元素の神の一人から血を戴いていると言う神学者もいれば、完全なランダムだと言う者もいる。
    いずれにせよ先天性のものである以上、己が生まれ持った〈性質〉や〈血統〉などに由来があるのであろうと筆者は考えている。
    素質に導かれて魔術を磨く一生もあれば、才能または興味嗜好が素質にそぐわぬ一生もあるのだから、全てが運命の神の指がなぞるとおりではないのだろう。 
    元素素質の調べ方について、古くからあるのは最初に使った魔法、すなわちその手のひらの上に生成できるものが水・火・空気の流れ・土のいずれかで判断出来る。しかし稀に初めに生成した物質とは異なる元素素質を持つ者がいる。そこでもっと明確な調べ方を求めた先人は、ガラス質の専用の術珠を発明した。これを手に乗せ、中に現れた現象によって判断するのである。水なら結露、火なら淡く光り、風なら珠本体が軽く暴れ、大地なら底から結晶が生まれる。

    *自然系魔術
     大自然の力を四元素から直接借りる魔術。これを一定以上まで極めるには元素素質の適合が必要で、水魔法を極めるには水の素質が不可欠である。
     スタンダードなものにそれぞれを魔術で発現させる魔法、操る魔法など。直接的な四元素以外の自然物も操ることができる。例に氷、草木、金属・木材加工物など。
     基本は自分の視界の範囲内での行使が主である。
     天候を直接操作するのは魔術の範疇ではないため注意。もちろん自然魔法を駆使して小規模に水を降らせたり風を吹かせたり、地面に熱を加えたりして室温を上げたりすることなどは可能。

    *契約魔術
    契約妖精
    神が憑いている魔女には不要かもしれないが、此岸のものから力を借りる魔法使いも存在する。妖精は神と同様に霊体に煤あるいは光の粒を帯びた存在だが神格ではない。別の呼び方では隣人、精霊。
    ただし妖精は契約の際には不可侵領域を明確に設定し、適切な指令を与えておく必要がある。扱いを間違えれば意図せず禁術に足を突っ込み命をも壊す、縦横無尽に意思を持った毒薬と心得よ。

    動物
    黒猫やカラスに始まり、知恵のある動物をパートナーにすることも。
    感情と心臓の拍動を持った生き物とのパートナーシップを結ぶ際は信頼関係、又は支配関係を明確にすることが肝要。ただし、痛覚や魔法運用に関わる器官を共有して行う魔術が少なくないため注意すること。
    水棲生物などは物理的制約が多すぎるため非推奨。勿論賢いものは多いので結ぶこと自体に問題はない。結びたい場合は個々人で克服すること。浮遊させるとか。
    また、ごく稀に同類すなわち人間に契約を結んで使役する者もいるらしい。ただし一般の倫理観からはかけ離れた行為ゆえに国やコミュニティから禁忌にされている場合もあるので考慮に入れておくべし。ちなみに星の国にこれを禁じる法律はない。

    *治癒魔法
    傷を癒やす力は四元素の神全てに共通している。
    医者を志す魔法使いはこれを極めるが、おおよその魔法使いは基本的な治癒力の向上を促す単純な治癒魔術を覚えておく程度で差し支えない。

    *守護魔法
    水属性の魔法。
    咄嗟のシールド、目眩し、結界。
    護身の魔術がこれだけというわけではないが、水を持つ魔法使いのそれが最も秀でている。

    *クラフト
    大地。
    魔法の使用にかかわらず道具や芸術品の製作、または全ての創造技術がこれにあたる。魔法使いにおいても一般人においても職人と呼ばれる者の半数以上が大地素質を持って生まれた者である。
    魔法使いの義肢や義眼を製作する魔道師もここ。機械と身体との接続にはリスクが伴うため注意。

    *呪術
    誰も発現できない古の魔法。
    感情に魔力を乗せた直接的な呪いや身体の一部を消費する儀式的な魔術、他人の魔法に干渉する意趣返しなど予測のできない昏い力であるらしい。幻であるが故に、それも噂程度の情報でしかない。
    魔法学の歴史には記載があるものの今は都市伝説的な力である。

    ********************

    ☆神について
    貴方がたは神である。
    しかしこの世のまさに柱と呼ぶべき最大神格の数柱ではなく、大地に点在するそのカケラのような小さな神であり、祠を持っていたりその土地に根付く神殿の神であったり、小規模な崇拝を受けて存在している。さりとて切片の神格にも大柱から生まれ出たカケラのような存在であるためか個々に性質を持っており、現在の魔法神学では水、火、風、大地とほか数種類に分類される。
    小さな神は魔女の輝きに魅入られることがある。そうなればその縁に逆らおうとも手を伸ばしてしまっているだろう。師として魔法を教え、近付いても離れても一生を見守ることとなる。その魔女は貴方にとって、たった一輪の花なのだ。

    *水神は時間と記憶。
    水面は静寂を、奔流は全てを白紙に帰す。物静かで内向的。透き通るような蒼の髪と瞳。神格には珍しく、哀愁を抱いていて他者を憂うことがある。それゆえか距離をとりたがる。
    生者の世界と死者の世界の道をつなぐもの。

    *風神は浄化と美。
    空気とは世界を包んで流動するもの。
    思いがけぬ方へ物事を転回させる。噂は風である。
    風は気ままで自由とは言うが美しい翡翠色の瞳を持つ風神本人は究極の一途、永遠の恋に悩む乙女である。
    小さなきっかけや、停止・破壊を担う。

    *火の神は精神と生命力。
    生命や文明。太陽。熱とは始まりである。
    内から湧き上がる感情の象徴である。魔を退けさせる守りの力、また瞬間の脅威。
    光を生むものであり、光から生まれるものである。見えないものを見えるようにし、色をつけた。
    社交的な神は数柱の中で貴重である。赤毛に赤錆の瞳の青年。

    *大地の神は創造と未来
    植物、動物、鉱物、その他もろもろ。
    星の呼吸はこの神の呼吸だという。
    地母神の側面も持っている、大地にあるすべての力の源。
    手先が器用。創作意欲に溢れており、全ての職人の守り神である。燃え滓のような銀髪の、創作意欲を秘めた男。


    ※下記の三柱に破片の神たちは存在しない。

    *生死を司る神
    生あれば死がある。陰と陽、光に影、表と裏。
    黒髪に黒水晶の瞳を持つ少年の姿をした、比較的新しい神格。『運命』の流れに従って歩く生殺与奪のトリックスター。
    対象の性質に関わらず蘇生させる事が可能。

    *冥界の守り神
    冥界は夜と死者の国であり、知識と漂流者の終着点。
    世界と異界の均衡を守る夜番、魔術と月の神。金髪に夜色の瞳を持つ容姿端麗な神。

    *運命の神
    踊りを踊っている神。
    世界の大まかな流れが彼女の唄や指の象り、腰のひねり、足運びによって作られているとされる。この世の始まりのきっかけを生み出した始祖神と言われている。



    ********************

    *朝の国、星の国
    朝の国ハイマHeimat では魔法は悪なので(二千年前の悲劇より)受け入れられない。かたや元々研究を進めていた星の国アジルAsyl は魔術と科学で発展していく。
    過去の戦争に関しては一度水に流されており、溝はあれど平和を保っている。魔女の引き取りについて話し合いの時にヒビが入りかけたりもしたが、和睦条約も存続されている。星の国は朝に対して由緒正しき国であるので保全しておきたいし、朝も星の国に対して戦力差が出過ぎたため刺激をしないように気を遣っている。

    *ネーベルカNebelkappe
    コミュニティに属したい魔法使いが集まる町の一つ。
    星の国南西部の、長閑な高原に築かれたネーベルカ城塞の周辺に広がる小規模な町。


    *魔法使いの学校について
    当然朝の国には存在しないが、広い星の国には数校ある。
    アッペルベルカ魔術学校 Apfelberg Hauptschule
    一般教養や魔法・魔術の基礎から座学と実践を学ぶことができる。

    ********************

    キャラクターデザインと交流について

    *瞳の色について
    虹彩の色は元素属性に染まることが多い。
    特に魔眼は特性によって色も左右されるであろう。
    青:水神。
    緑:風神。
    赤:火神。
    紫:大地神。
    茶色:大地神。
    黒:魔術神。
    黄色・金色:■■の色。筆者は今も昔もこの国で純粋な金の瞳を持つものには会ったことがない。神も含めて。
    魔法使いの瞳は一般の人間と何ら変わりはないが、神の瞳孔は必ず白い光を放っている。

    魔女
    魔法を使えるという特異体質を除けば純粋な人族である。
    ただし義肢や義眼の装着によるシルエットの変化は人によってあるだろう。魔道技師による機械仕掛けのそれらを装着する際、接続がうまく行われないとリンクが混線し、命令伝達に不具合が生じる。意図しない動きをし始めることもあり神経が焼き切れる危険性があるので技師選びは慎重に。


    原型に関しては自由だが、人の集落では人の形でいた方が暮らしやすいのでその能力がもしあるならおすすめ。なければ自分の魔女の陰に隠れて暮らすもよし、町に申請して自身を管理を任せる契約を交わせば町の一員となれる。
    杖に関しては魔女と同様、任意で装備していただく。補助道具として役には立つが、便利と思うかどうかは魔女よりも難しい。手が塞がるのが煩わしいのであれば持たなくとも問題はない。

    恋愛
    魔女同士での恋愛並びに結婚は可能。その場合双方が神を『師』として扱っていることを前提とする。神が己のことを伴侶と認識している場合、確実に裏切り(浮気)となるため非推奨。また魔女は、自分の伴侶・師ではない別の神に恋を抱くことは出来ない。
    神が自分の魔女以外の人間に恋愛感情を持つことや相手の生涯を縛るような契約を結ぶことは禁止とする。
    神同士では結婚という契約に意味を成さないうえ、その行為も魔女への裏切りとなるだろう。


    神の安全性について
    本書では破片などと呼ぶが腐っても神である。
    神は異形。必ずしも生物に害がないとは限らない。
    ネーベルカは平和を保つため、魔法使いの登録を名目に神の管理者として『神官』を配属している。神は、あるいはその弟子は彼に顔を見せておくのを推奨する。




    備考: 神と魔女が必ず出会うわけではないので、それぞれが自由に活動・交流して楽しんでいただけると幸いです。
    長文概要読んでいただきありがとうございます。
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