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    さくらい

    @kirakadokira

    既刊の書き下ろしとかXに載せたけど消した話とか短歌のまとめ

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    さくらい

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    映画 アルキメデスの大戦 田櫂本『拝啓 数学の神様』より書き下ろし。
    pass 田中少尉の名前に入っている数字を英数字で

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    さくらい

    DONE連泉、現パロ。以前から書きたいと思っていたビールフェスに行く連泉です。こいさやの原稿が終わったので浮かれて書きました。私の浮かれ具合が伝わっていたら嬉しいです。なお、連城がキャラ崩壊気味というか心の声がやかましいです。お許しください。
    ※モブの女の子が出てきます、こいさやの匂わせもあります。大丈夫な方のみよろしくお願いします。
    初めて書いた連泉なのでなまあたたかい目で見てやってください。
    RESERVED金曜、15時。まだ空は明るくて、外はどうしようもないくらいに暑い。
    俺の職場の最寄り駅で待ち合わせて、そこから電車で三駅。俺たちは今まさにクラフトビールフェスの会場についた。始まったばかりのビールフェスはまだそこまで賑わっていない。つまり今なら選び放題ということだ。
    前後左右、所狭しと醸造所ブルワリーのテントが立ち並んで、キッチンカーも出ている。隣の泉水は目を輝かせながらキョロキョロと四方に顔を動かしていた。
    「あっ、ねえ連城! 山梨のビールだって」
    「あれは? 神奈川……へー! 湘南かあ」
    「うーん、栃木のいちごのビールもおいしそう」
    「せっかくなら東北とか! 九州もいいなー、それか沖縄!」
    花火がひらいたように、パッと俺を振り返って笑う。
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    さくらい

    DONE蛍🔥/こいさや/小嶋家さんに頂いた現パロこいさやお家デートのイラストから勝手に小説を書かせて頂きました!
    正しい魔法の使い方先程からこの部屋には小池が鼻をすする音だけが響いている。

    たまには部屋でゆっくり映画でも観ようと、アウトドアな俺たちが珍しくインドアになった夜。スーパーで買った惣菜やピザなんかをそんなに広くもないテーブルの上に広げて、俺は洋梨の缶チューハイ、小池はビールを呑んでいた。二時間半の短期集中型だ。俺も小池もどちらかというと喋る方だが一言、いや、二言くらい短い会話をしただけでそれ以外は映画に集中していた。
    会話の内容も「音いっこ大きくする?」「ああ」とか「ビールでいいか?」「お、サンキュ」くらいのものだ。キッチンへ行く間もテレビから視線は外さなかったし、冷蔵庫から冷えたビールを取り出す時も耳はしっかりテレビの音に集中していた。リビングへ戻る靴下の足先がフローリングの上で滑りかけて、そうかスリッパを脱いだんだったなと気づいたりもした。玄関に置いてあるからつい履いてしまうんだが、ソファーに座りしばらくすると脱いでいる。しかも毎回だ。なんだか自分の家みたいで落ち着く、自分の家以上に気が抜ける。実家かと思う。居心地がよくて帰りたくなくなる、この部屋に来ると。毎回、泊まっていけよなんて言われるのを待ってしまう自分がいて、待っていたくせにいざ言われると一度は断ってみたり、渋ってみたりしてしまうんだが。
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    recommended works

    佐伯雛子

    DONEサカノーエさんと姪っ子がきゃっきゃしてるところが書きたかっただけの話です。捏造純度100パーのサカノーエさんの姪っ子が登場します。下記姪ちゃんの設定です。7月の本にもこの子は登場します。こんな感じの姪ちゃんとサカノーエさんの話をいつか本にしたいです。言うのはタダ。

    メイちゃん=庚二の兄の娘(ひとりっ子)私立幼稚園に通っている。ギフテッドな三歳児。コウちゃん(高3)が大好き。
    メイちゃんとおままごと【現パロDKノ上君と姪ノ上ちゃんss】「あなた、そこのお皿を取ってくださる? ……ねぇ、あなたってば!」
    「ん? あだっ」
    「聞いてます?」
    「き、聞いてなかった。……あー、何だ? これ?」
    「そう、それよ。……んもうっ、本当に困った人ねぇ」
    「あー……どうもすみませんでした」
    「分かればいいんです。分かれば」

    何故俺は今母にそっくりな喋り方をした三歳児に“あなた”と呼ばれているのだろうか。

    「聞いてなかったのは俺が悪いんですが、物を投げるのはよくないよ。“メイ”ちゃん」
    坂ノ上庚二はいつの間にか眼前で鼻息荒く仁王立ちしている幼女に皿を手渡した。幼いながらにも坂ノ上家特有の顔をしたその子は制服の上から纏ったエプロンの裾を整えながら、満足げな笑みを顔いっぱいに浮かべている。その笑顔は何とも既視感を感じずにはいられなかった。
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