カキギ達の物語登場人物
【カキギ ♀︎】 敬語癖のある大人しい性格のケロン人。両親が幼い頃に行方不明になり、情報を掴むために軍に入る事になる。☆能力はあらゆるものに鍵をかけたり開けたり出来るという物（人の記憶や感情にも鍵をかけられる）→だが自分自身に鍵をかけると自分では解除出来ない
【メウ・ガナナ中尉 ♂】 カキギに協力的で温厚な性格のケロン人。しかし本当は狂った研究者でもあり、軍の為にカキギの両親や仲間を殺した張本人でもある。☆能力は相手の攻撃を全て跳ね返すという物（魔力等も跳ね返せる）
【アギ・ジェドド ♂】ガナナ中尉によって改造された元ケロン人。ガナナ中尉の作戦に利用されて人々を襲うはずだったが、カキギの母によって助けられ姿を消すが、影でカキギのサポートをしている。☆能力は超人離れした体力と戦闘力。

過去話①②
① 幼い頃カキギが自分自身に鍵をかけて心を閉ざしてしまった時、彼女の鍵を外したのはカキギの母だった。彼女の封印を解けるのは実の母のみである、とでも言うのだろうか？
② ジェドドが改造された直後、カキギの母が本部にて上層部の恐ろしい計画の情報を見てしまう。それを知ったガナナ中尉はカキギの母がいる場所（そこにジェドドもいる）ごと爆発させようとする。カキギの母は自分が助からない事を理解したが、娘のカキギを心配し、カキギを護衛する事を条件にジェドドの拘束を解いて逃がした。

数分で分かるストーリー
○カキギが幼い頃に軍人の両親が行方不明になったという通達が本部から届く。街の保護施設に移され生活するが、その後施設が何者かに襲われる。（→施設は全壊、助かったのはカキギのみ） 両親と施設を襲ったのは敵対生物であるという情報を得て、詳しく調べて逆襲するために軍に入って情報集めを行う。
○本部でガナナ中尉に出会う。ガナナ中尉はカキギに協力的で敵対生物の情報集めをサポートする。しかしある日、カキギは隠された日記を見つける→その日記はガナナ中尉を初めとする上層部が、軍の強化を図るために社会的弱者の住む保護施設を襲うという計画が記されたものだった。その施設はカキギが育った施設だった。
○カキギはガナナ中尉に真実を確かめることにする。すると中尉はあっさりとそれを認めて笑うのである。カキギは怒り、能力で中尉を封じ込めようとするが、中尉の能力によりカキギ自身が封印されてしまう。どうやら中尉はカキギのこの能力を奪うために情報集めをサポートしていたらしい。
○自分自身では封印を解除出来ず、身動きが取れないカキギにガナナ中尉が手を伸ばした瞬間、彼女の前にジェドドが現れる。ガナナ中尉は自分が改造した実験体との再会を喜びつつも、2人を殺そうとする。ジェドドはカキギの母に預かった形見を使ってカキギの封印を解き、ガナナ中尉に攻撃を仕掛ける。しかし、攻撃を跳ね返す能力の中尉に手も足も出ず、立つのも困難である。ジェドドは覚悟を決めて自分の全力の力で攻撃を仕掛ける→ガナナ中尉が跳ね返せる攻撃の威力にも限界があると見抜いたため。→攻撃を実行し、そのまま2人は倒れた。
○ どうやら息はしているようだが、ガナナ中尉が起き上がるのも時間の問題である。カキギはガナナ中尉に近づいて、能力で彼の昔の記憶を解放する。→過去を思い出してガナナは泣き崩れて自分の過ちに気づく。カキギとジェドドはそのガナナ中尉を許し、「トモダチ」になる事を勧めた。→それを中尉は受け入れ、更生する事を決めた。




ガナナ中尉の過去
○養子として実力のある軍人の元へ送られたガナナ中尉は厳しい英才教育と生活環境により生死を彷徨うような生活を送っていた。ある日反抗したが、「お前は階級の高い私の言うことが聞けないのか？」と圧力をかけられ、ついに心が折れてしまう。それから彼は強さや上下関係に対して酷い執着を持つようになり、下の階級や弱い者に対して残虐な性格になる。

ジェドドの過去
○体が弱かった幼少期のジェドドは医療によって普通のケロン人になる事を夢見た。ある日ガナナ中尉と出会い、体を強くしてくれるとの誘いを受け、実験に参加する→しかし、それは真っ赤な嘘で、敵対生物に見せかけた改造ケロン人を作る事が目的だった。
目を覚ますと恐ろしい見た目に変化している自分を見て、ジェドドはガナナ中尉に元に戻せと訴えた。しかし、中尉は"記憶を消しておけ"と部下に頼み姿を消した→ジェドドは自分が何者だったのか等全て忘れてしまい、拘束される。
（そこにカキギの母が来て、形見を預けると共にジェドドの記憶を思い出させ、拘束を解除した。）
→カキギの護衛をしつつガナナ中尉への復讐を決めた。