触手に襲われる💊(🔞ではない)まだ昼間だというのに薄暗い森の中。近道になるかと思い、小さな森に入ったつもりが、目測を完全に見誤ったドクターマリオ。どこまで行っても森の端にたどり着けない。
突然背後から大きな物音が聞こえ、振り返る。一瞬、巨大な木が目の前に現れたのかと思った。違う。あんな色をした木があるものか。薄暗くてよく見えないが、何本もの太い蔓のようなものが、それぞれ絡み合って地面を這い、こちらに近づいているのがわかった。
なんだあれは!?ドクターは酷く驚きつつ、目の前の生物に大声で問いかけた。
「何だ、お前は!私に用があるのか!」
数本の蔓が絡み合ったような生物は、口がないのか答えない。
生物というより植物か。いや、自力で歩く植物なんて見たことがない。
2668