kmtメモ書きほぼ🔥🎴煉獄さん血気術で槇寿郎さんの独身炎柱時代にタイムスリップ
真昼間だったので鬼とは思われずわりとあっさり息子と理解
「なんと俺は瑠火殿と夫婦になれるのか!」
赤面して大喜びする槇寿郎
「今は私が一方的に懸想しているだけだからなぁ……いや、良いことを聞いた」
ニッコニコの父上に目を泳がす煉獄
煉獄さんが柱と聞いて
「でかした!流石俺の息子だ!」
「その齢で柱とは血の滲むような努力をしたのだな。向こうの俺もさぞや鼻が高いだろう!よく頑張ったな!」
毒気を抜かれる煉獄。涙が溢れそうになる。
「その上俺に似て美丈夫ではないか!さぞや女にモテるのだろう」
肘でつつかれて反応に困る煉獄
「して、瑠火殿似の可愛い娘なんぞは……」
「おりません。私と弟の千寿郎だけです」
「そうか。まあ可愛い息子が2人もいるのだから贅沢は言えんな」
またも動揺する煉獄
「当然柱ならば炎の呼吸を極めたのだろうな」
「はい。奥義煉獄は習得しております」
「……」意味深な沈黙
「玖の型煉獄は最終奥義ではないぞ。まだ先がある」
「指南書には書かれておりませんでしたが」
「当たり前だ。書物などに残せるか。炎の呼吸の秘技は代々一子相伝。口語によってのみ綿々と伝えられてきたのだ。お前、俺に稽古をつけてもらわなかったのか?」
沈黙する煉獄
「何やら訳ありのようだな。なに、詮索はしない」
「稽古をつけてやってもいいが、本当に俺の息子であるか証明してもらわねばならん」
「炎の呼吸の奥義は煉獄家門外不出の御技だからなぁ」
困惑する煉獄に人懐こく笑ってバシバシ背中を叩く槇寿郎
「なぁにそんな顔をするな!胡蝶にかかればなんなりと解決するだろう。あいつは食えない男だが口は固い」
日柱炭治郎がタイムスリップ
煉獄さんの窮地を救う
「よくあの間合いに入ったな!」
「貴方と槇寿郎さんの喧嘩の仲裁に比べたら簡単なものです」
「俺が父上と喧嘩?」
想像できない煉獄
「はい。一回すごい喧嘩があって……それから少し仲良くなったかなぁ。凄かったんですよ?煉獄さんから抜刀するもんだからビックリしたなぁ」
「俺が父上に抜刀?」
想像しただけで冷や汗ダラダラの煉獄。
「そうなんですよ。煉獄さんブチギレてて理性飛んじゃったみたいで」
「考えられん」
「柱と元柱の親子喧嘩は色々と凄かったです……生きてるうちに槇寿郎さんの玖の型煉獄を拝めるとは思いませんでした」
「父上の煉獄……」(見たい)
「杏寿郎さんの十の型のお披露目が親子喧嘩になるとは思いませんでした」
「十の型!?」
「はい。杏寿郎さんが考えた技なんですよ」
「一体どんな?」
「なんかグワァあぁぁ!ってなってドーンときてバキバキバキぃ!みたいなのです!」
(分からん)
「ご実家が全焼しかねなかったので俺がお二人に頭突きしてやめさせました」
「一体喧嘩の原因は何だったんだ?」
「それがいまだに教えてくれないんですよね」
原因は槇寿郎さんが炭治郎を後妻に迎えると(冗談で)言ったから。
幼馴染 煉炭
宇髄 煉獄 炭治郎 3人幼馴染設定
産屋敷ゼミの新人歓迎会で煉獄泥酔
電柱を口説き出す
翌日
記憶がないものの炭治郎に迷惑をかけたことを詫びる煉獄
「昨日の先輩凄かったですよ」
「と言うと?」
「ずっと口説いてました。電柱を」
「こう片手を腰に当てて壁際に追い込む感じでずーっと『好きだ』とか『結婚してくれ』とか『好きにしてくれ』とか良い声で囁いてました。電柱に」
汗ダラダラの煉獄
畳みかけるように
「先輩の口説き文句って妙に時代がかってて言い回し素敵でしたよ?なんか『君と褥を…共にしたいッ』とか」
「嘘だ!」
「宇髄先輩が爆笑しながら動画撮ってましたけど…見ます?」
「いや!結構だ!」
「でも俺感動しましたよ。現代日本に女性を口説く時にシェイクスピアの詩を引用する人がいるなんて、なんか夢がありました」
「頼むもうやめてくれ…!」
「たぶんハムレットですよね?『星を炎だと疑っても良い』ってやつ。いやぁ教養のある人の口説き文句は聞いてて面白いなぁってみんなで感心してたんですよ」
蹲る煉獄
慌てる炭治郎
「そんな、煉獄さん大丈夫ですよ!カッコ良かったです!女の子達とか電柱羨ましい〜ってみんな言ってたし!」
意気消沈する煉獄
時間がきたのでもう行かないといけない
「状況を把握したいから一緒に帰りたい。いいか?」
「俺ジュッパンですよ?」
「俺は945だから待ってる」
「炭治郎て煉獄先輩と付き合ってるの?」
「え、違うよ」
「でも煉獄さんて炭治郎のこと特別扱いしてるよね?」
「別にそんなことないよ幼馴染みだから」
「この前も電車の中で煉獄先輩、炭治郎の肩に頭乗せて寝てたじゃん」
「レポートで徹夜したらしいよ」
「バレンタインの時も他の子のチョコは断ってたのに炭治郎のパウンドケーキはバクバク食べてたし」
「サツマイモ入ってたから?」
宇髄
「お前らいい加減付き合え」
「天元までそんな事言うのかよ。そう言うんじゃないって知ってるだろ」
「アホ。どんだけ鈍いんだお前は。わざとか?」
「仮に煉獄さんが俺を好きだったとして、男らしく告白するぐらいの度胸はある人だろ」
「そう言うとこなんだよお前の」
クソデカため息
「お前のそのよく分かんねー『清廉潔白・完全無欠の杏寿郎お兄ちゃん』ってイメージ勝手に作って神格化してんのがアイツはしんどいんだって!」
「神格化なんて」
「してるわアホ。それに付き合うアイツもバカだけどな」
「お前が作った枠組みをアイツは今まで何度も飛び越えようとしてたよ。でもそのたんびにお前が自覚してるか知らんが今のままでいたいって無言のアピールしてくるからアイツはずーっと我慢してたんだよ」
「もう仲良し幼馴染みごっこを強要すんのはやめろ」
感情が昂り泣く炭治郎
「なんでそんな事言うんだよ。友達だろ?」
「あーそーだよ俺はお前の友達だよ!ずっとな!でもあいつはもうそうじゃないんだよ。わかるだろ?」
答えない炭治郎