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    sirono_crayon

    @sirono_crayon

    文章なりお絵描きなり、ほどほどのものまとめです。ネタバレ等ご注意を!
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    sirono_crayon

    DONE闇うごの基地を1つ焚き火にするヒューくんと先生が書きたかっただけの話
    闇うごサイドはふんわりした捏造の塊なので薄目で見てください……
    夜に飛ぶ鳥「神を恐れる必要はない。もうこの世界には神などいないのだから」
    「獣にはせいぜい勘違いをさせておけ。いまや、天秤を捧げ持つのは私たちなのだ」

    そう教えられたのはいつだっただろうか。
    ほんの幼い頃だったような気もするし、当たり構わず噛み付く生意気な少年だった頃に説かれたような覚えもある。
    いずれにせよ、ごく最近まで、私は無邪気にもそれらの言葉を信じていた。心から。


    ️◼️◼️◼️


    青白い光に照らされた空間は、いつになく騒がしかった。
    情報が錯綜し、だれもが走り回っているが、正しい状況を理解できているものはおそらく一人もいない。まさに蟻の巣をつついたような、という言葉が相応しい混乱ぶりだった。

    発端は半月前、首都シャンバラが陥落したとの報が舞い込んだことだった。シャンバラが落とされるなど、誰も想像さえできなかった。技術力、魔道、指導者の全てにおいて、あの都市は別格だったのだ。伝令の身元が確かなことが確認できたとて、もたらされた情報を頭から信じてかかることはできなかった。議会が紛糾し、今後の身の振り方はおろか、事実の再確認さえろくに済んでいなかった、そんな折だ。北西にある都市が[[rb:獣 > ・]]に襲撃された、との情報を持った伝令が走り込んできたことにより事態はさらに急転した。
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    sirono_crayon

    DONEヒュー+エデ
    体調崩したエーデルガルトにヒューベルトが林檎むいてあげる話です!
    勝手にエーデルガルトのお母さんの話捏造してます……。
    林檎の兎②扉を叩く小さな音が、エーデルガルトを浅い眠りから引き戻した。部屋付きの使用人の声が控えめに響く。

    「陛下、失礼致します。宮内卿、ベストラ侯爵様がお見えです」
    「通して」

    エーデルガルトはゆっくりと寝台から身を起こし、未だ覚めきらない声でそう返した。返答から一拍の間をおいて寝室の扉が開き、宮内卿ベストラ侯―――彼女の従者であるヒューベルトが姿を見せた。
    ヒューベルトはエーデルガルトの枕元まで歩を進めると、深深と一礼した。

    「皇帝陛下。まずは遅参の段、お詫びいたします。お加減はいかがですか」
    「ありがとう、もうだいぶいいわ。座って頂戴。―――それにしても珍しいわね。貴方がこれほど顔を見せないなんて」

    ヒューベルトに陳謝されて初めて、エーデルガルトは数日前からヒューベルトの姿を見ていなかったことに気がついた。熱で意識が朦朧としていてあまり覚えていないのもあるが、今回のようにエーデルガルトがひどく体調を崩した場合、ヒューベルトはエーデルガルトのそばに可能な限り侍っているのが常だった。
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