いつも何の兆しもない
探索中、燃えるような痛みで地に突っ伏した
体が軋む。一つの欲求に思考が染まる
タベタイ
城が滅びた夜のように。肉の甘い匂いが鼻腔をつく
後輩がくる。また、情けぬ姿を晒すだろう
死ぬのはいい
ただ、人の時間に終わりが見えてきたことが、とても怖い
やがて忘れ何も為さず、愛した主を食らった獣のまま、永劫を彷徨うのではないか、と
苦悶の咆哮を一つ上げ、意識は、暗がりに堕ちた
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