願って、憎んで、ぶつかった。
力づくで、毛だらけの首を折った。それでも意思は折れなかった。
彼を変えたのは、結局、言葉だった。
だから、貴方はやっぱり人間なのですよと言うと、また不機嫌な顔をする。
資格がないと吐き捨てて、それでも、私と同じ視点で、同じ月を見上げている。
それで、いいのだろう。
特別がなくても、その先に、希望がなくても。
この闇夜に二人、互いの松明だけは、見えるのだから。
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