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    煮凝り

    性癖の煮凝り

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    煮凝り

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    売れ残りミルク

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    のくたの諸々倉庫

    DONEディルガイワンドロライお題「猫」「雪」猫はその命が尽きる時、近しい人間の前から姿を消すと聞いた。
    「……なんだなんだ、今日は随分と甘えたさんだなあ」
     朝起きてすぐ、探ったシーツは冷え切っていて──その事実に眉をひそめるよりも早く、ココアを手にやって来た彼を強く抱きしめる。
    「ほら、こぼれちまうからちょっと離せって。
     ……はは、ほんとにどうしたんだよ」
     今でこそ恋人なんて関係に落ち着いてはいるが、今までにあったことを思うたび、ガイアというこの男は脆く危うい存在だということを再認識する。今日だってしっかりと抱きしめて寝たはずだというのに、本当にいつ抜け出したというのか。
    「君が僕なしでは、死ねないようになればいいのにと思っていた」
    「……そこは『生きられないように』って言うもんじゃないのか?」
    「君がそれを望むのならするが」
    「真顔で言うなよ……」
     はあ、と彼がため息ひとつ。窓の外に雪が積もるほどの気温ゆえか、ほんの数秒空中へと残ったそれすら惜しいと思った。
    「……手放したくないんだ」
    「俺は逃げないさ」
    「信用ならない」
    「即答かよ……なんなら首輪でも付けるか?」
    「僕の趣味を疑われるようなことはしたくない」
    「わが 1028