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    知多(ちた)

    @h_wa63l

    元ちーたん/松萩多め

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    知多(ちた)

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    バス旅行で関西に行く松萩。
    個人のレポ的な文でもある。

    ⚠attention
    ・語彙力皆無
    ・文章下手くそ
    ・まだ途中だけどネタ尽き症候群

    On the travel!(松萩)「うひょー、でっかいバスだな!」
    深夜のバスターミナルに着くとすぐに乗務員に座席の案内をされる。バスの中のトランクにキャリーケースを預け、先程指定された席へと向かう。
    もちろん俺と松田は隣の席だった。俺は窓の景色を見たいという理由で窓側にしたが、松田に頬をつねられた。
    「おいコラ、ハギ。アナウンスでも言ってただろーが。窓開けたら他のお客さんにも迷惑かかっちまうんだ。だから諦めろ」
    「えー、連れないなぁ。でも陣平ちゃんの言う通り、お客さんに迷惑かける訳にはいかないしね」
    俺はカーテンを思い切り閉め、シートベルトをする。そしてペットボトルのお茶の飲み物を少し口に含んだ。

    1日目は淡路島と神戸へと向かった。
    最初は淡路島だが、島ということもあり、電車も通っていないので交通手段もバスを使うしか無かった。
    そしてバスに揺られて約30分。車窓から見えてきた所は明石海峡大橋と、高速道路のSA。高速SAには大観覧車も設置してある大きな施設だった。

    「陣平ちゃん、あとで観覧車乗ろーぜ!」
    「まあいいけどよ……値段は600円と言うとこか」
    「600円なんてまだ安いほうよ!」
    チケットを2人分買い、チケット売り場へと持ち込んだ。案内されたのは34番ゴンドラ。
    俺と松田は観覧車に乗り込むと会い向かうように座った。
    「うお!景色綺麗だねぇ!」
    「そうだな」
    ゆっくりとゴンドラが上がっていくにつれて興奮と同時に緊張もする。
    観覧車と言えば定番の……観覧車のてっぺんでキス?だとか。
    「陣平ちゃん、ごめんな」
    俺はゆっくりと松田の頬に両手を当てた。そしてお互いの距離が縮まろうとするも。松田からやめろという忠告されてしまった。
    まあ、次の機会があればだな。

    神戸のシンボル。ポートタワー。たまたま今回工事中らしく、実際には見られなかった。
    「へぇ、あれがポートタワーなのか」
    「んな事いってもポートタワーの跡形がどこにもないが」
    「んま、そりゃ工事してるからなぁ……」
    「また来た時には見れるようにして欲しいな」
    「さて、どうなる事やら」
    しばらく神戸の街並みを歩いていくとメリケンパークが見え、メリケンパーク内を探索していると【BE KOBE】のモニュメントが見える。
    「陣平ちゃん!これ面白そう!一緒に写真撮ろうぜ!」
    「確かにこれも良いかもな……最初は俺が撮るぞ」
    俺はスマホを松田に渡して撮影場所に向かった。
    そしてその場所はBEの前で【A】のジェスチャーしているようだった。
    よくよく文字列を読んでみると【ABEKOBE アベコベ】
    「アハハ、アベコベじゃんwアベコベのハギw」
    「お、いいなそれ!もう1枚頼む」
    「了解」
    同じような構図の写真を複数枚撮り、今度は松田の撮る番が回ってきた。
    「陣平ちゃん、どんなポーズするの?」
    「いや、俺にこれといったポーズなんてねえよ」
    「そんなこと言わないでよ!かっこいい陣平ちゃんが台無しだよ」
    「……チッ」

    電車で数分揺られ、駅近の少し高めのホテルに泊まった。ホテルではダブルベッドだが、久々に欲が溜まってたからなのか、松田の方から誘われベッドに身を委ねた。
    「…ん、…じんぺーちゃっ♡」
    「…っ」
    ホテルの中に入って松田は、すぐに俺を抱きキスをした。松田のいい匂いと卑猥な音が俺の耳と鼻をかすめる。
    ていうか松田から抱きに来るなんて珍しいじゃん。どうしたのだろうか 。

    「お、陣平ちゃん珍しいじゃん。どうしたん?」
    「……いや、そのせっかくだしと思ってな。いつもだと仕事で日が合わなかったりして出来なかっただろ?」
    松田の頬には少し赤みを帯びていて、そんな松田を俺は両手を広げ松田を受け入れた。
    俺を押し倒した松田の表情は獣のようで、その目はハッキリと俺を捉る。
    今夜は眠れそうにないや、と心の中で思い甘い快楽に溺れて言った。

    2日目、その日はカフェと映画を観に行った。カフェに入ると相向かいに座った。そしてメニュー表を見た。
    「陣平ちゃん、メニュー選び終わったら俺にも見せて?」
    「了解」

    松田がメニュー表を身終わったあと、厚いメニュー表を俺に渡す。さてメニューはどれにしよう。そうだ、このパフェ美味しそうだな……。
    「じゃあ、俺はこれにする♪」
    俺が指さしたのは桜をモチーフにしたいちごのパフェ。全体的にピンクでまとめられていて、とても可愛らしいパフェだ。ちなみに松田はコーヒーを頼んだらしい。松田も甘いものを食べればいいのに。
    注文が決まったので呼び出しベルで店員さんを呼びメニュー内容を言う。すると店員さんは「……パフェとコーヒーですね。かしこまりました」と言って厨房の方へと戻る。

    「おまたせしました」と店員さんが運んできたのは俺たちが頼んでいたメニューだ。しかし店員さんは俺の方にコーヒー、松田の方にパフェが行き渡ってしまった。
    「おい、俺パフェなんて頼んだ覚えねーぞ」
    「まあまあ、陣平ちゃん落ち着いて。ほら交換しよう?」
    「……」

    元の注文通りの組み合わせになり、俺はパフェを口の中にほおりこんだ。とても甘くて口の中に感じるホイップクリームといちごの味。この際せっかくだし……
    「ほら、陣平ちゃん、あーん♡」
    「は!?ハギ、何しやがる」
    「いいじゃん。俺は甘い物食べないと言って本当は食べたいんでしょ!」
    「んなわけ」
    「いいからいいから♡」
    思いっきり俺は松田の口の中にパフェの一欠片をほおりこんだ。
    「……甘いな。もう一口くれ」
    「だろ?いいよ!」
    俺は食べていたパフェをまた掬い、パフェの欠片が乗ったスプーンを松田の口へと運んでは松田はそれを食した。
    俺さ今思ったんだけどこれ関節キスじゃね?関節キスを思い出す度に顔を逸らしたくなってしまった。

    「今回のデートという名の旅行、どうだったかな?」
    「ああ、これといった悪いところなんて無かったしな。むしろ楽しかったぜ」
    「そうだな。ふぁ……眠くなっちまった。俺は少し寝るぞ。おやすみ、萩原」
    俺の隣ですぅすぅと寝息を立てる松田。ここでならと思ってても、その先は不可能であった。

    俺はスマホを弄り、カーショップのサイトを開く。すると肩に重さと温かさが伝わってきた。
    松田の不意打ちな行動に肩を震わせた。松田の身体が少し俺によりかかっているのだ。
    (じ、陣平ちゃんの寝顔……可愛い……)
    そう、ココロの中に秘めて。
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