「平野藤四郎といいます!お付きの仕事でしたら…ど、どうなさったのですか!?」
「あー…ごめん、俺のせい…主、ほら大丈夫だから」
「ご、ごめんなさい…あと、来てくれてありがとうございます。ここの審神者になります…」
ボロボロの姿で帰ってきた加州さんは管狐のこんのすけの指導の元、手入れで傷一つなくって元の姿に戻ったけどアニメやドラマ以外で、しかも目の前で起きたことがショッキングすぎてなかなか涙が止まらない。
チュートリアル鍛刀、とのことで来てくれた平野くんは加州さんよりも小さく、小学生くらいの子だった。
この子も戦場に出さないとと思うと気が重くなる。
「審神者様、彼らは刀。強さをみくびってもらっては困ります。大丈夫です。審神者様の指導のもと、彼らは強くなります」
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