Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    kotori_baado

    @kotori_baado

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 6

    kotori_baado

    ☆quiet follow

    ひどいモブシュゼ

    ##幻影くん

    Tap to full screen (size:1120x840).Repost is prohibited
    ❤❤💗
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    kotori_baado

    DONEギルシム
    ※ギル様の翼について捏造
    ※翼あるものマナー捏造
    ギルガメッシュとシムールがダインヴェルク教会からの逃走に成功して幾日か経った。
    ただ広い平野を行けば遠目からも発見されやすく、人里に入ればギルガメッシュの姿が人目に付き、記憶にも残りやすい。
    自然と二人は適度に見通しの悪い山岸や森を往くことを選ぶようになった。
    森の中、シムールは自分の少し前を進むギルガメッシュの翼を見る。
    ギルガメッシュは木の幹や枝に翼がぶつからないよう器用に適宜翼を折りたたみ、あるいは後方に向かって広げる。そして木々の間隔が広い場所では横に広げる。
    何度も目にした仕草だが、金属でできていると思われる羽の一枚一枚がぶつかり擦れて大きな音を立てるのを聞いたことがない。
    それ以前にどのように飛んでも翼をはばたかせることはないし、鳥ならばまずしないだろう空中での静止も当たり前にこなしている。
    鳥の翼の詳しい仕組みもよく知らないシムールには、人の手によるものだろう彼の翼の構造など想像することもできなかった。
    不意に後方で木の枝が折れる音がした。それにつられて振り返ったギルガメッシュは、シムールが自分の翼を見ていたことをようやく知ることとなった。
    「……我の翼が気になるか?」
    2070

    kotori_baado

    DONEしてないけどこれからするし今までもしてたかもしれないギルシム「今戻った。周囲に敵らしき影はない」
    「おう、ありがとな。俺も薪に使えそうな木の枝はあらかた拾い終えたところだ。ちょっとばかし歩きにくいが、枝や食えそうなもんを見つけるのは、やっぱり森のほうが楽だな」
    空から降りてくるギルガメッシュに、シムールは目線を下に向けたまま応える。
    ダインヴェルク教会からの逃亡から数日。時折ギルガメッシュが上空で周囲を探り、その間にシムールが休息に必要な物資を調達するのがひとつのルーティンになりつつあった。
    あまり高く飛んでは逆に遠くから見つけられる可能性があるため高い木の先端ほどの高度までにしか行けないが、少なくとも敵が目と鼻の先にまで迫ってきてはいないというのが可視化できるのは、精神的に楽になるので続けている。
    「なあ、空を自由に飛ぶのってどんな感じなんだ?」
    「わからぬな。そなたも鳥に歩くことと走ることのの違いを問われれば、すぐには答えられまい?我が飛ぶのも、似たようなものだ」
    「そんなもんかねえ。ま、前半には同意だな」
    「生まれつき備わった機能ではないゆえ我にも飛ばぬ時期があったであろうが、あまりに昔のことだ。覚えていない」
    シムールは「はぁ」と相槌の 2399

    recommended works