類と2人っきりで閉じ込められた話(媚薬を全部飲まないと出られない部屋)布団に潜った瞬間、フワっと何かが身体を包み込む。
気がつくと、前回と同じようにピンク色の知らない部屋に閉じ込められていた。
壁も床もベッドも全てピンク色で、やはり出口が見当たらない。今日は大盛況の中で無事にショーを終えたので、少し早い時間に就寝して疲れた身体を労る予定だったのだが。
「ここは……!また媚薬を全部飲まないと出られない部屋か……!!」
……いや、違うな。
前回1人で媚薬を全部飲み条件をクリアした時に現れた扉は、俺の部屋ではなくセカイにつながっていた。
スマホも持たず、パジャマ姿な上に、媚薬のせいで熱く火照った身体。
偶然セカイに来ていた類とカイトに状況を説明して、何やかんやあり、最終的に類にキスをした瞬間にオレの身体は元の場所に戻ったのだった。
2338