多肉植物を飼う晴明さんのお話いつもの帰り道。毎日通る高架下に怪しげな露店が出ていた。繁忙期であったので定時を大幅に過ぎての帰宅だった為、駅の線路下のこの場所はオレンジの蛍光灯がじりじりと音を立てているだけで人気はない。そんな不気味な所に如何にも怪しい露店がひとつ。いつもなら気にも止めないだろうが今日は何故か立ち止まってしまった。簡素な机の上にケミカルな色合いをした謎のキラキラした液体が満たされたガラスのティーポットやら、虹色に輝く刺々しい石など、よく分からない物が色々と並んでいる。その中でやけに目を引いたのが小さな植物だった。
「やあ、このセンペルビウムが気になるかい？」
白いローブを羽織った露天商が声をかけてきた。ローブの影から除く瞳がきらりと輝いており、その声は人当たりの好さそうな感じがするがどうも胡散臭い。

【梅林罗曼】小心蚊虫叮咬他一直在琢磨，要不要把家门口的楼梯修缮一下。按常理来讲，修理楼梯绝对算不上一位住户该管理的范畴内。罗玛尼仅仅是租进这间房子里的，为了离上班的诊所更近，他向迦勒底大街的房东藤丸立香小姐租聘了这间房子。

房子有两层，一楼是仓房和车库，直着数有五叠榻榻米的大小。这对一个独居且不需要空间的人来说有点过大。藤丸立香交给他钥匙的时候，用手比划了一下，告诉他这间屋子有那么一小点问题。她食指和拇指间的距离甚至不足一毫米，于是罗玛尼放宽了心，欢欢喜喜地住进自己的新家里。

“好吧，立香的丈量或许出了点问题。”他站在楼梯前，注视着幽暗中斜斜歪歪的楼梯。楼梯相当陡，罗玛尼看见第三节木板从中间断裂开来，上面结了层蜘蛛网。

年轻的罗曼医生还不懂有种东西叫虚假宣传。好吧，按年龄来讲他并不年轻，过路的童谣姑娘有时会拉着他的衣角叫叔叔。他的前东家马里斯比利形容他为“与经验不符地缺乏人情世故敏锐度”，曾对放他出来一个人生活这件事抱有极大的不安。