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    八朔日

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    八朔日

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    はじっぽの戦後編大好きで毎年夏が来ると読み返すのだけど最近無性に読みたくなって読み返したらやっぱり最高で昂った感情が収拾つかなくなった…ので!絵やら文字やらで吐き出してたやつ。供養。( ✋˘ ˘👌 )

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    recommended works

    @t_utumiiiii

    DOODLE冬日記組の男どれ引いてもオフェンス君にとってはろくなことにならないね……という趣旨の広義のオフェンス総(被害)受け冬日記組二次
    Pick your poison(オフェンス中心冬日記組) 「わかった!」と高らかにのたまう狂人もとい「冒険家」カート・フランクは、吹雪に閉ざされたこの荘園を渦巻く奇怪な因縁の様相を全て理解すると、まずは面子の中に一人紛れ込んでいる猟犬を彼のサバイバル能力を駆使して取り押さえると思いのほか手慣れた仕草で〝排除〟し、彼が〝極地探検〟のなかで身に着けた冷酷さ――例えば、罠に掛かった温血動物の背後を取ると、ことの子細を問い質すまでも無く素早く首にナイフを突き立て、その喉を掻っ捌く手際――に混乱した、いかにも裏のありそうな悪人面ではあるが、かの偉大なる冒険家の慧眼に掛かれば、実のところ巨悪を成す程の器ではない小物だったと判明したマジシャンが、訳も分からず食って掛かって来るのをどうにか落ち着かせようと揉みあっている内に、向かい合っている男の腹の柔らかいところに、深々と、例の猟犬の喉を先刻掻っ切った際に使ったナイフが刺さってしまい、腸を掻っ捌いてしまって、(これでは楽に死ねないだろうから)と、カートは口から血の混じった泡を吐きながら彼に向かって罵詈雑言を叫ぶマジシャンを「楽にして」やってから、殊の外申し訳なさそうに瞼を伏せつつ、首を掻っ切られてからは何も言わなくなったマジシャンの、経年劣化からか厚ぼったくなった瞼を閉じ、ショーマンを志していたものらしく、擦り切れてはいるが気障ぶった中折れ帽をその未練がましい死に顔に掛けてやってから、カートは続いて、マジシャンの両足をもってその背中を床に引き摺りながら――血の道が出来てしまうが、そこは致し方がない――荘園の裏手に広がる雑木林に向かい、雪の降りしきっている黒々とした木の幹にマジシャンの亡骸を立て掛けてから、まずは変わり果てた姿となった野蛮人を、乱暴に縫い合わされた彼の可愛い子ちゃん、もとい例の猪の凍った腸の中から取り上げると、簡易ながらもキリスト教者らしく(カート・フランクは聖書を一通り読んだ記憶がある程度で、神学の心得は無い以上、それはどうしたって「キリスト者ぶった」と言うしかない)、凍った土に穴を掘って、その中に亡骸を葬った。
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