飲み会「なんかこう、いい飲み物とかないかな……」
　制作手帳と睨み合いながら呟いたヴィエラにルガディンは首を傾げた。明日の手土産、と唇を尖らせ制作手帳を捲る彼女にあぁ、と納得して、チャイを作る手を止める。彼女の隣で自身も手帳を捲り、一緒に頭を捻った。
「やっぱお酒が喜ばれると思ったけど……」
「作れるものに酒はないかな……」
「ないかぁ〜」
　しまったぁ、と彼女が溜息を吐いた。ドワーフのエール、ワインポートの良質なワインなども悪くはないだろうが、店への手土産に持っていくために用立ててもらうには些か時間が足りない。自身の気の利かなさにうんざりしながらページを捲った彼が、お、と小さく呟いた。それを聞き逃さなかった彼女が何何？と彼の手元を覗き込む。

山でクラスメイトとはぐれた男の末路主人公は校外学習中山でクラスメイトとはぐれた。
主人公　うわ〜絶対怒られるは😮‍💨てかなんかいい匂いがある見にいこ！
？？　いい男が釣れた
主人公が見つけたのは植物モンスターの女性だった。
普通ならすぐ逃げるはずが匂いに夢中で近づいてしまった。　
主人公　すいませんここ辺りで学校の生徒見かけませんでしたって何するんですか！？
植物モンスター　突然申し訳ないけどあなたは私の下僕になってもらうわ。私はこの匂いで男を釣って魔物にして下僕を作ってるのよ。さあ素敵なお体にしてあげる♡
主人公の周りに霧が並び、彼は犬型の魔物にされてしまった。
植物モンスター　これで私の世界征服に一步近づいたわ♡さあ私のエキスを注入して私の王国の国民を繁殖しなさい♡