ふたりは！　誰かの視点から世界を見るというのはなんとも不思議な体験だ。
　例えそれが自身のからだではなく、また動かすことができなくとも。
　搭乗者は他にもいるから、辺りは結構賑やかだ。
　メインの操縦を担っているのは、俺たちとは違ってまだ生きている少女だ。
　俺がもっとちゃんとしていれば、彼女もまた勇者と呼ばれる存在だっただろう。
　勇者のひとりは俺の血筋に生まれる。けれど、彼女は俺の子孫ではない。
　使命などなく普通に育ったのだろう。そうであれと育った子孫とは違う、平凡な少女だ。
　彼女を今代の盟友たらしめたのは何なのか、俺は彼女のことをあまりにも知らなすぎる。
　更に言うのならば彼女が生きながらにして英雄と選出された理由も知りたい。いや、人柄や実力に関して申し分ないとは分かっている。だが歴史上大魔王の数だけ勇者と盟友は誕生していて、その数は一人や二人ではない。

【零凛r】魔栗爱语（上）假期快乐，上饭，杀手零×混血魔栗，非兄弟设定，好像没什么需要特别说明的，这篇是上篇，9.8k字剧情＋车。🚫禁止二传🚫

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凛月不记得自己是第几次捕猎失败了。

这次情况更是危险，对方似乎是发现了他的身份，很快警觉起来，幸亏好友鸣上岚看他失败太多次，实在不放心，把有自己魔力的信物留给他，让他遇到危险时向自己求救。等鸣上岚赶到时，那个人类都快要把刀尖抵到凛月脖子上了，他施了个迷惑术放倒了那人，带走了已经吓呆住的凛月。

“小凛月你有没有好一点？”鸣上岚看着一脸看空魔生表情的凛月缩在床上嘬着从家里带来的血包。

看起来一点也不好的凛月点了点头算是回应鸣上岚。

“干脆用我的能力帮小凛月魅惑几个精壮的男人过来让你吃个饱吧？不然也太可怜了～”鸣上岚托着他漂亮的脸蛋思考。