これは正式なオーダーだ、だが傭兵にアウタースーツを着るなと条件づけるオーダーなど今まで聞いたことがない。手持ちがないのならばと支給されたらしいフォーマルスーツのこの男には似合わぬ派手なタイは、何故か首吊り縄を連想させた。「刑期を増やしてでも帰りますよ」相も変わらず無表情な男はしかし穏やかな声で己をなだめようとしている。

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