【二次創作】マカロンを食べる話(春クリ)「マカロンを食べに行きましょう」
放課後、クリスが春に提案する。なんでも、クラスメイトと食べたマカロンがおいしかったのだそうで、お店を聞いたから一緒に食べに行こうとのことだった。
「いいですね、行きましょうか」
「ありがとうございます!」
クリスが嬉しそうに言う。その笑顔はまぶしく、春の心も自然と明るくなる。
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「このお店なんです」
レンガ造りのレトロな店の前で、クリスが言う。
「おしゃれなお店ですね」
「そうなんです。お菓子もとてもおいしいんですよ」
クリスが扉を引く。チリリン、と鈴の音が鳴って、店員の穏やかな声が耳に届く。
「いらっしゃいませ」
店内は明るく、BGMも可愛らしい。
「あれがマカロンですね」
春がショーケースのお菓子を見てつぶやく。クッキーやフィナンシェ、マドレーヌなどのメジャーなお菓子に混じって、箱に入ったマカロンや、可愛らしい缶に入ったカラフルなチョコレートなど、色々なお菓子が置いてある。
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