ペシ姐物語 ー離島編ースクアー郎のメロー音に対する評価が好意的になってきて、メロー音も家に泊まることになった。しかしスクアー郎、あんなにあからさまに嫌悪していたのにいきなり掌返して近づくこともできず、なんとなくギクシャクした雰囲気の二人。
そんな中、メロー音と話頭男が島を散策中にささいなことで口論してしまい、「お前なんか知らない!」とメロー音はその場から駆け出してしまう。少しお互い頭を冷やした方がいいだろうと話頭男はメロー音を追いかけず波止場へ向かい一人煙草を燻らす。
夜になって家に戻ってみると、メロー音が帰ってきていない。スクアー郎に聞いてみても、「一緒じゃなかったのかよ?」 と。あいつ、どこへ行ったんだ、世話のやけるやつだと呆れるも、放っておけばそのうち帰ってくるだろうと椅子に座ろうとすると、「兄貴!探しに行かなくていいのかよ?! 兄貴は都会暮らしが長くて忘れてるかもしれないが、今はイノシシの繁殖期だ!アイツ、苛立ったイノシシに突き殺されるぜ!」
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