子ヴェネタまとめ【ばしゃ】
領地に向かう馬車の中で、急に顔色を悪くした子ヴェに慌てて馬車を止めさせる母上。
馬車事故後初めての馬車旅に、まだ早かったのではと心配するんだけど、実は乗り心地の悪さに酔っただけで、あと、揺れて擦れたお尻とか太ももがちょっとひりひりしてて、それを我慢してたのも、トラウマを刺激されて落ち着かない様子に見えてた。
酔っただけです、と正直に伝えても事故の印象が強すぎて誰も信じない。
結果馬車の中はクッションつめつめで簡易ベッドのような有様。そこに母上と、母上の膝枕で強制的に寝かされるヴェ。
大丈夫ですと言い張るも、皆に心配をかける者ではありません、と上掛け掛けられ、ぽんぽんされていつの間にかすやぁ。
おれ、だいじょうぶなのに…すうすう。

地球照　「ケイイチくんの誕生日って27日なんだ。お祝い何がいい？」
アルバイト先で腕を取られた女に言われた。
夏休み中はずっとアルバイトをして、家にもほとんど帰らない。だからこういう人は本当に助かる。寝る場所も困らないし食事も惜しまないでいてくれる。
「…金？」
ベッドに裸のまま胡座をかいて、少しだけ考える風に言った。
「だよね。お金、欲しいよね」
夜の仕事している女の、化粧を落とした肌が好きだ。ファンデーションを拭った肌は少し黄味を帯びている。
何も着ていない背中。染めて色の落ち着いてきた髪が流れている。
「うん。でもあなたからは要らないよ」
「そっか。じゃあ、今からケーキ食べに行こうよ。もうお昼だよ、笑っちゃう」
ブラを着けながら女が笑う。