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    キラライ

    自創作の過去絵まとめたり
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    キラライ

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    フォーチュンドール本編5

    フォーチュンドール1章5話幸達は街中の総合スーパーにやってきた、日用品が取り揃えられているコーナーや、コスメコーナー、ファッションコーナーなどがあり、ここで足りないものは少し歩いた先にあるスポーツ用品店や、ホームセンターなどで大体揃うというので今日も人でにぎわっている。

    「さて、何から見ていこうかしら?そういえば、唯は何か見たいものがあったんじゃなかった?」
    「あー、単純にこういう店に来ることがなかったから行きたかっただけですよ~。ほら俺道に迷っちゃうんで~、それにみんなで言ったほう楽しいじゃないですか~。」
    「あ、あの…本屋さん…見てもいいですか?」
    「雫は本屋さんに行きたいのね、いいわよ。まずなどんな本に興味を示すのか、人形達にも聞いてみたいですからね。」

    雫の意見で本屋さんに行く、雫の事だから絵の上達本でも買うのだろうかと思ったが見当違いで絵本コーナーに向かっていた、そこに唯もついていった。幸は本屋さんの奥の方へと向かい、普段は進んで見ないであろうコーナーへと進んで見る、そこでカバンの中のフェルネリシアやカーマインがそれぞれの興味を示す本を指さした、フェルネリシアが指さしたのは人体構造の本だ、まさか人間の生活についていろいろ聞いていたがこの子の興味は人間そのものなのだろうか?そして、それは体のつくりも興味の範囲内なのだろうか…これはこれで危ない気がしてきたが、あまり深入りはさせない方針で行こう…。一方でカーマインが指さしたのはDIYの本だ、まさか物作りに興味があるのかと思いきや、この子が興味を示しているのはその道具だ…。金槌を見て強そうだとこれが欲しいというのだ。
    それに対して、ミウも本の中に載っているカッターナイフを俺はこれだなと言わんばかりに指をさし幸とカーマインを交互に見る。
    幸は予想外の出来事に、ため息をつくも、人形たちの興味を知るためにメモ帳を取り出し書きこむ、幸はリレットに対しても、何か興味がないかと質問すると、リレットは裁縫に興味があると言っていたので、裁縫に関する本やいずれ作るであろう服のためにファッション誌などを購入することにしレジへ向かった。

    「あ!幸さんここにいましたか。」
    「この本屋さん…少し…広いので…探しました…。」
    「あら、勝手に奥までいってごめんなさいね。人形たちを動かすなら人目は避けないと…。」
    「そういうことだったんですね!いい本は見つかりました?」
    「まぁ、興味がありそうなものはとりあえず、そっちは?」
    「あ…昔から…好きだった絵本…続編があったので…立ち読み…」
    「立ち読みなんだ…」
    「もう…高校生にもなって…絵本は…恥ずかしいので…」
    「恥ずかしくないと思うわ。好きに自由でいいと思うわよ。」
    「そ…うですかね…?」

    雫が目をそらしながら話すのを幸は不思議そうに見ている。そういえば、総合スーパーに金槌やカッターは売っているのだろうか?まぁ、なくてもホームセンターに行けばいいだけだと思うが、次はファッション誌も買ったことだし服でも見に行こうかと幸は唯たちに提案する。唯はやったーと飛び跳ねて幸についていった。女の子同士で服屋さんに行くのに憧れがあったのだろう。幸も服選びはそういえばあまりしたことがなかったと思うのであった。幸の今の服は父親が選んだものらしく、人形の衣装は考えるものの自分の服には頓着がなかったらしい。ちなみに唯はあまりファッションがわからないらしいので幸にいろいろ聞こうとしたが、好きにしたらいいと言われる。そんな時、カーマインが小さい声で唯の衣装も悪くないという、いわゆるパンツスタイルにカーマインは憧れがあるらしく、ドレスでは戦うのに向かないだろうという判断であった。リレットが今度作ってあげるとカーマインに言うとミウも作ってほしいという、だんだんと人形たちの声が大きくなると幸はしーっと合図をして人形たちを落ち着かせる。まだいうことを聞く子たちでよかったわ。

    幸は服屋さんでいろんな服を見るもどうも自分に着せるというより誰かに着せたいという目で見てしまう。例えば、ワンピースと雫に勧めてみたり、パーカーを唯に勧めてみたり、そういった思考は職業病だろうかと思った矢先、唯も幸に何かおすすめしようと持ってきたのは子供向けアニメのキャラクターか何かのプリントされたTシャツだった。幸は首を横に振った。雫もそういうの着るのは唯でしょ、とツッコミをいれる。唯は頭をかきながら首をかじけ苦笑いする。こういうところもとても楽しいがやっぱりこんな服、幸は着ない。

    その後もいろいろ見に行った。腹ごしらえにドーナツを買って食べたり、100円ショップに行ってみたり、総合スーパーを出て近くのホームセンターものぞいてみたり、そうこうしているうちに外はすっかり暗くなっていた

    今日はとても楽しかったと幸は唯と雫に感謝し、迷子にならないようにと忠告して、二人に別れを告げた。少し歩いたときに、ミウは戻れ!と大声で言った。幸はびっくりして何事かとミウを見た。眼帯は外しており、隠している方の緑の目が光る。その目線の先には慌てる唯といまにも見ず知らずの男たちに連れ去られそうな雫がいた。幸は急いで2人のほうへ向かうが間に合いそうもない…。人形達もカバンから飛び出し、魔力で飛び2人のほうへ向かう。最も早いのはミウだ、夜の闇のなか良く見えている上に動きが速い、そして、買ったばっかりで武器として持っていた大きめのカッターを投げつけた。雫を誘拐しようそしている男に軽くあたり、地面に落ちる。その音に驚いたのか、男たちが目線を落ちたカッターのほうにむける。その隙を逃さない!誘拐犯の男の一人がばたりと倒れる音がする。
    幸は唯のもとにたどり着きどうなっているのか聞いている間に、また別の男の叫び声が上がる。たまにバキッ、ゴリッといったえげつない音まで聞こえてきた。幸は雫がいるであろう方向を見るとそこには眼鏡をかけ、服装はユニク〇にありそうなそんな格好の雫と色合いの似た男がいた。その男は雫に触れている誘拐犯の男の胸ぐらをつかむと、車に体をたたきつけ、頭をつかみ思いっきり首にダメージを与える。そしてほかの誘拐犯たちを睨みつけると奴らは慌てふためき逃げて行ったのである。

    「お兄ちゃん…。」
    「帰りが遅いと思って、鏡をつかって探したんだが、危ないところだったな。」

    幸と唯は雫の無事を確認しホッとする。そして幸は落ちてるカッターを拾ったところを雫の兄、譲葉 澪(ゆずりはみお)が睨みつけていた。雫は澪の警戒心を解くために幸のことを紹介すると澪は一層厳しい形相をした。

    「お兄ちゃん…この人は…私の先輩で…一緒に…チームを組んでるの…。」
    「チームを組んでるだって!?」
    「うん…いろいろ教えてくれるの…。」

    澪は低い声を出す。澪は貝森高校の卒業生であり、チーム戦があることも知っていた。むしろ、その戦いの腕もかなりいいのだが、妹が貝森高校に入学することに反対していたからである。雫に身の危険があるといけないと親にも言ったのだが、雫が同じ高校のほうが安心できると言ったので仕方なく承諾したのだ。しかし、チームは組まない約束をしていたのだ。
    澪はカバンから鏡を取り出すが雫にそれはやめてほしいといい、幸と唯に再び今日はさようならとあいさつをして、澪とともに帰っていった。幸は唯にこの暗い中一人で家に帰れるか聞き、唯の家まで送ってから家に帰っていった。

    次の日、雫は学校を休んだ。唯も相変わらず遅刻をするし、幸は雫が風邪をひいたとだと思い、軽く連絡をするが、どうやら元気らしいのだ…。
    ただ、「ごめんなさい、チームを抜けてもいいですか?」という内容が印象に残った。

    つづく
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    キラライ

    TRAININGフォーチュンドール本編37
    フォーチュンドール5章9話ドクターが幸の魔力強化をしようとしたが、魔導書の能力がドクターの魔力を吸い取り、巨大なクジラの魔物と化した。ドクターは逃げ出し、幸も気絶している状況で将信たちはクジラの魔物と戦うことになった。将信は幸を守るため、ひとまず地属性魔法で幸の周りを囲う。将信は室内戦があまり得意ではない旨をクランたちに伝えるとクランはここは任せてくれといい、光の弾を宙に浮かせ、魔物の周りで爆発させた。しかし、その爆発をの魔物は大きな口を開けて吸い込み、その後に咆哮をした。クランたちは何とか持ちこたえる。零子が後ろにまわり剣を投げ、雨は念力で宙に浮き、魔物の上に乗っかり拳で思いっきり殴りかかる。すると、魔物は大きく尻尾を動かし、零子は上手くよける。そしてクジラ型の魔物であるために潮吹き攻撃をする。ちょうど雨のいる足元から光が当たると虹色になる白濁とした液体が吹き出し、雨に直撃する。雨に纏わりつくその液体は次第に凝固していき、雨は上手く身動きが取れなくなり、下まで落ちてしまう。それをクランがキャッチしに行き、ダメージを抑えることができた。零子も雨を心配し、そちらに行く。
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    キラライ

    TRAININGフォーチュンドール本編36
    フォーチュンドール5章8話幸、唯、雫の3人はカフェで女子会をして楽しんだ。しかし、幸の様子が何かいつもとは違うように唯は感じた。幸に調子が悪いのか聞くと、何でもないというが明らかに表情は険しかった。雫も唯に言われて幸の表情を見る。幸は二人の視線が鬱陶しいのか早歩きをして、2人の前を歩くようにした。唯が何かしたなら謝ると言い、幸に手を伸ばすと、幸はその手を振りほどき、唯にビンタをした。雫は動揺し、幸の腕をつかみ揺さぶると、幸は雫を突き飛ばす。唯が幸の名を呼ぶと、幸は我に返り、何が起きたのかわからず、頭を抱える。

    「幸さん?どうしたんですか?本当に幸さん?」
    「わからない…今私は何を?」

    「っていうことがあったんですよ。」

    唯と雫は昨日の幸の事を凛太郎に話した。凛太郎は幸が魔導書を読んでいるという話を聞いていたので、それは魔導書の副作用のようなものではないかという。実際に凛太郎も魔導書を読んだ時に常に空腹を覚えていたので、魔導書の有害性を2人に話した。雫はぎょっとして、幸の性格が治らなかったらと心配した。唯が凛太郎の魔導書の能力がなくなった時はどうしたかを聞くと、魔女たちに捕まっていろいろされたというのだ。そして、魔導書の能力を本に戻す魔女は今は眠っていると聞いているので、他に案はないだろうかと考えていると、そこに信楽が現れた。信楽にも幸の話をすると、ちょうどいい機会だと雫に魔女の集会場に行ってみることを提案する。しかし、凛太郎はあまり乗り気ではなく、また魔女たちに何かされると考えると恐怖でしかなかった。そのため、雫と信楽で魔女の集会場へ行くことになった。と言っても信楽は場所を案内しただけで、あとのことは雫1人に任せたのだった。一人ぼっちになった雫は戸惑った。これなら唯ちゃんも連れてきたら心強かったなぁと思うが、せめてこの場所を一通り覚えようと見て周っていた。どこがどういった場所か聞こうにも、知り合いの魔女がほかにいるわけでもなく、話しかけるのも難しいと思っているし、さらに言えば他の魔女たちに怪しい視線で睨まれているような気がして、怖くなってきた。そんなところに、博士のような帽子に袖の長い白衣、ぐるぐる眼鏡をかけた女性が話しかけてきた。
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